地磁気の話

国土地理院地理地殻活動研究センターによる、「地磁気の話」。 地磁気の「偏角」について。
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国土地理院地理地殻活動研究センター @GSI_Research

#地理院地図 右クリックメニューで磁北線表示も。任意の場所で、地磁気の偏角(へんかく)を表示。地図上の北(真北)とコンパスの北(磁北)は微妙にずれています。このずれを偏角といいます。場所によって異なりますが、東京付近で西偏7度です。 pic.twitter.com/MR4ao8tJYF

2014-05-19 15:20:46
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地磁気の話(続き)飛行機は磁北を基準に飛んでいます。滑走路に書かれている数字は磁北から右回りの角度を示したものです。羽田空港の南側からの進入角度は「34」=340度ということです。当然北からの進入角度は「16」になっているはず。 pic.twitter.com/itTMkFryJu

2014-05-19 15:58:48
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地磁気の話(続き)【永年変化】偏角は時間(時代)によっても変化します。伊能忠敬が地図を作製した1800年頃はほぼ北でした。昔は東偏の時代もあったのです。 (地磁気観測所HPより) kakioka-jma.go.jp/knowledge/mg_b… pic.twitter.com/YE0g3X48dU

2014-05-19 16:38:09
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地磁気の話(続き)二条城は周辺の地割りに比べ南北軸が約3度東に傾いています。その理由は平安京の造営時には北極星を目印に方位を決めていたのがこの城の建築では西洋人が持ち込んだ磁石を使った測量を行ったため方位にずれが生じたとする説が有力。 pic.twitter.com/OSVB4TFQHa

2014-05-19 17:09:17
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地磁気の話(続き)地磁気のHPでは、鹿野山と水沢の1秒値ほぼリアルタイムデータをご覧いただけます。太陽活動が活発になると磁気嵐が起こり、グラフも乱れます。今日は平穏のようです。 vldb.gsi.go.jp/sokuchi/geomag… pic.twitter.com/tpNGjdPnWx

2014-05-19 17:35:11
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地磁気の話(続き) 南禅寺三門(山門)も同様に東へ約5度傾いています。再建されたのが1628年といいますから、前出の永年変化グラフと見比べると、だいたい合っています。 portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/#…

2014-05-21 11:13:51
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地磁気の話(続き)二条城・南禅寺の話は、京都大学地磁気世界資料解析センター(WDC)のパンフレットにも書かれています。 wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/wdc/pdf/pamphl… 地味な仕事ですが、地道な観測は続いています。

2014-05-21 11:17:33