街の散策(古本屋さん)

野鼠和裁の主人が古本屋でお買い物をしました。
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仕立て屋『野鼠和裁』 @Couic_Couturier

@book_buyer 「やぁ、はじめまして。オープンの看板を見たのだけれども…今よろしいかな?」 開かれた扉から、店内を覗き込む。 郷愁をさそう懐かしいにおいが鼻を擽り、主人は懐かしそうに目を細めた。

2014-05-24 08:58:03
古本屋 @book_buyer

@Couic_Couturier いらっしゃいませ、古本屋クレーエへようこそ。 はい、どうぞおはいりください(微笑んで一礼し、店へと招き入れ)

2014-05-24 13:43:27
仕立て屋『野鼠和裁』 @Couic_Couturier

@book_buyer 「では失礼して…っと。12、13位の女の子が喜びそうな本はあるかな?出来れば挿絵や装丁の美しいものが嬉しいんだが…」

2014-05-24 13:53:31
古本屋 @book_buyer

@Couic_Couturier それでしたら、こちらの童話集がおすすめですねぇ、挿絵は少し少なめですが可愛らしく、装丁は赤地に銀で文字が入った上品な物です(本棚から一冊本を取り出して見せ)

2014-05-24 14:03:05
仕立て屋『野鼠和裁』 @Couic_Couturier

@book_buyer 「手にとって、中を見せて貰っても良いかな…?ウチの末娘にね。折角だから良いものを読ませてやりたくて」 主人は懐から手拭いを取り出すと手汗を拭い、ニコニコと笑みを浮かべた。 「その本も、きっと誰かに大事に読まれてきた本なんだろうね」

2014-05-24 14:09:25
古本屋 @book_buyer

@Couic_Couturier えぇ、どうぞ。娘さんにですか、さぞ可愛らしいんでしょう(本を手渡して微笑み) ……えぇ、僕もそう思います(少しキョトンとするも嬉しそうに微笑んで)

2014-05-24 14:22:39
仕立て屋『野鼠和裁』 @Couic_Couturier

@book_buyer 「ウチは娘ばかりなんだが、末娘は他と歳が離れているからね。どんな本が良いか悩んでいましてね…あぁ、ありがとう」 主人は本を受け取ると、表紙を見つめ、パラパラと頁を捲った。 「この童話はどんな話なんだい?」

2014-05-24 14:33:15
古本屋 @book_buyer

@Couic_Couturier ふふ、それでしたら今度、一緒にこられてみてはいかがですか?(微笑んで) アンデルセンやグリムなどからお姫様や女の子が主人公のお話を集めたものですね。

2014-05-24 14:42:33
仕立て屋『野鼠和裁』 @Couic_Couturier

@book_buyer 「今日は振られてしまったけれど、また誘ってみるよ。…あぁ、『あるでるせん』に『ぐりむ』ですか。…よし、きっとコレなら娘も気に入るだろうから、コレをいただくとしましょう。…おいくらですか?」

2014-05-24 15:06:06
古本屋 @book_buyer

@Couic_Couturier そうなのですか、えぇ、頑張ってくださいね。 はい、ありがとうございます。はい、そちらでしたら、えーと、これでお願いいたします(伝票に値段書いて見せ)

2014-05-24 15:15:18
仕立て屋『野鼠和裁』 @Couic_Couturier

@book_buyer 「また、来させて下さい。なんだかこのお店は、懐かしい気持ちになります。」 主人は伝票を確認すると紙幣を差し出した。 「素敵な本を紹介してくれて、ありがとう。では」

2014-05-24 15:44:33
古本屋 @book_buyer

@Couic_Couturier そう言っていただけると嬉しいです、是非お越しください、心よりお待ちしております。栞、良かったらお使いくださいね(紙幣受け取りおつりと共に栞差し出し) こちらこそ、お買い上げありがとうございました。お気をつけてお帰りください(一礼し微笑み)

2014-05-24 15:56:26
仕立て屋『野鼠和裁』 @Couic_Couturier

主人は買ったばかりの本をペラペラと捲る。 「新品もいいが、誰かに大事に読まれてきた本というものも、やはりいいものだね。 こういったものも『あんてぃーく』と言うんだったかな。 あぁ、いい買い物ができた。」 そう満足そうにつぶやくと、本を風呂敷に包み、またブラブラ歩き始めた。

2014-05-24 16:23:23