【大幅追加】フランスでの極右台頭をどう見るか

むろやねい◆訳書ネルシア『フェリシア、私の愚行録』、フジュレ『修繕屋マルゴ』 @NeiMuroya

たとえFNが得票率で一位になっても、テレビの討論には知性をもったFNシンパなど絶対に出てこないのがやっぱりフランスだな。FNに投票したひとはどこまでいってもエイリアンみたいなものだ。まあ、このへんがフランスの言論の限界でもあるのだが。

むろやねい◆訳書ネルシア『フェリシア、私の愚行録』、フジュレ『修繕屋マルゴ』 @NeiMuroya

「FNがトップになったのは我々ジャーナリストが悪いのでしょうか」とFrance2の20時のニュースのアナウンサーが云っている。NHKのアナウンサーが同じような状況に直面してもこんなことは云えない。「安倍晋三が首相になってしまうような状況は我々ジャーナリズムの責任なのでしょうか」

むろやねい◆訳書ネルシア『フェリシア、私の愚行録』、フジュレ『修繕屋マルゴ』 @NeiMuroya

つまり今のところ、FNに投票するひとはいるけれど、その票を活用して政策を具現化していけるような政治家がいないのだ。そもそもFNの政策とは何だ。何も中身などありはしない。20年前と同じく、今もやはりFNは恐れるには値しない。「今のところは」ね。

むろやねい◆訳書ネルシア『フェリシア、私の愚行録』、フジュレ『修繕屋マルゴ』 @NeiMuroya

@NeiMuroya 政治的な野心をもった、有能な政治家になれるような人物が、FNのエチケットで立候補しようという状況にはまだなっていない。そうなったら恐ろしいことだ。でもそのようなときにはもう、きっとこの政党はFNと名乗っていないだろうと思う。

むろやねい◆訳書ネルシア『フェリシア、私の愚行録』、フジュレ『修繕屋マルゴ』 @NeiMuroya

@NeiMuroya 国民戦線（FN）と名乗っているかぎりは、決して十分な信用度を獲得することがないと思う。ジャンマリーの影が消えて、国民戦線という名前でなくなったときには、この極右が政権をとることもありえるのかもしれないけれど。

むろやねい◆訳書ネルシア『フェリシア、私の愚行録』、フジュレ『修繕屋マルゴ』 @NeiMuroya

@Yu_mi_ko_888 今はいくら議員の数が増えても、フランスの政治にとっての「お客様」でしかないと思います。UMPも票がほしいだけであって、FNと政党としてこれ以上接近しようとしてはしないでしょう。今のところは。

むろやねい◆訳書ネルシア『フェリシア、私の愚行録』、フジュレ『修繕屋マルゴ』 @NeiMuroya

相も変わらず「FNに投票するのは全員許すべからざるファシストだ！」と云っているフランスのそこらの左翼よりは、「マリーヌたんになってFNは変わったのかもしれない」と考えてFNに投票するひとのほうがまだ理解できるような気がします。まあ、聞かなかったことにしてください。

むろやねい◆訳書ネルシア『フェリシア、私の愚行録』、フジュレ『修繕屋マルゴ』 @NeiMuroya

@NeiMuroya だってFNはジャンマリー・ルペン時代から何も変わっていないのに欧州議会選挙でトップになってしまうことなんてありえないことだと思いますからね。確かに「マリーヌになって変わった」と思うひとはだまされているのかもしれないけど、変化を見ようとしないのよりはわかる。

むろやねい◆訳書ネルシア『フェリシア、私の愚行録』、フジュレ『修繕屋マルゴ』 @NeiMuroya

@NeiMuroya もし変化を見ようとしないのだったら、敵を見誤ることになるでしょう。変わったところは変わったと考えなければいけない。それなのにフランスの左翼にとっては、FN像が20年前と何も変わらないんだよ。

むろやねい◆訳書ネルシア『フェリシア、私の愚行録』、フジュレ『修繕屋マルゴ』 @NeiMuroya

@masakomaman おやすみなさい♪ このFN人気には深い二面性があるんですよね。ともかくフランスのエスタブリッシュされた世界の人々は当分FNに耳を貸すつもりはないからフランス社会はまだ大丈夫だろうということと、その反対にその頑なさがFN支持を高めてもいるわけです。

むろやねい◆訳書ネルシア『フェリシア、私の愚行録』、フジュレ『修繕屋マルゴ』 @NeiMuroya

「FNとその支持者」と「FNの擡頭にまったく対処できないもの」のどっちがだめかというと、かなり微妙なところである。

むろやねい◆訳書ネルシア『フェリシア、私の愚行録』、フジュレ『修繕屋マルゴ』 @NeiMuroya

極右政党FNが欧州議会選挙でトップになった翌日のお昼のニュースで、せっせとジャンマリー・ルペンのむかしの言動を流して「FNは悪い政党なんですよぉ」というメッセージを言外に伝えるフランス国営テレビ。たとえ極右が選挙に勝っても、マスコミは決して極右の味方をしない。