日本社会におけるホモフォビアについて

最初はホモソーシャリティとの関係だったんだけど、そこから発展して。
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NaOHaq(苛性ソーダ) @NaOHaq

そういえば、ホモソーシャリティという概念に何でホモフォビアが絡んでくるのか謎だったんだけど、よく考えるとアメリカ、イギリス辺りだと「ゲイだと思われたくない」ってのが男の子に対する抑圧としてかなりよくあるっぽいんだよね。

2014-05-25 02:06:06
NaOHaq(苛性ソーダ) @NaOHaq

イギリスのドキュメンタリーで、合唱エヴァンジェリストのギャレス先生が色んなところに合唱を広めにいくっていうのがあるんだけど、男子校に合唱部を作るために単身乗り込んだときに、「歌とか歌ってるとゲイだと思われそうだから……」っていう反応が普通に男の子達の口から出てた。

2014-05-25 02:08:03
NaOHaq(苛性ソーダ) @NaOHaq

そういう意味で、米・英あたりの「男社会」と、日本の「男社会」はだいぶノリが違うんじゃないかという気がする。

2014-05-25 02:09:03
樺地 Ⓥ @whiteturban1

↓日本でもあるだろ。 聞いてもないのに「俺は健全な男子だから」とノンケアピールしてくるやつだらけじゃん。

2014-05-25 08:46:24
樺地 Ⓥ @whiteturban1

確かに英米と日本では、ゲイだと思われるラインが違うかもしれない。合唱したぐらいで(根暗っぽいとか言われることはあっても)ゲイと言われることはないかもしれない。 でもそれはふぉびあと無縁というわけではない。

2014-05-25 08:50:29
樺地 Ⓥ @whiteturban1

「アメリカだとピンクのシャツ着てるだけで『ゲイなの?』と聞かれたりする。それと比べて日本は寛容」というのをニッポンカンヨー論者からよく聞くけど、それは「日本ではピンクのシャツを着たくらいでゲイ認定されない」という話であって、「ゲイ認定されても不利益を被らない」という話ではない。

2014-05-25 08:55:29
NaOHaq(苛性ソーダ) @NaOHaq

@whiteturban1 すみません、「日本にはゲイフォビアがない」という意図はなかったつもりです。ただ、米英辺りではそれが表面化した形で抑圧として機能しているよな、と。日本人は「身の回りにいない限りは気にしない」「ただし、直接は関わりたくない」という空気が強いように思います

2014-05-27 14:32:50
樺地 Ⓥ @whiteturban1

@NaOHaq "ゲイ"と言ってしまうと日本ではカムアウトしている人自体非常に少ないですしピンとこない人も多いと思います。でも"おかま"とか"女っぽい"とかの言葉はそれこそ小学一年生から罵り言葉として機能していますよね。ゲイとジェンダー規範とは厳密には別の話ですが、(続く)

2014-05-27 15:09:28
樺地 Ⓥ @whiteturban1

@NaOHaq 例に出されていた合唱の話で使われている"ゲイ"という言葉は"男と性的関係を持つ男"という意味ではなく"女っぽい男"という意味で使われていますよね。英米の事情に詳しいわけではないので何とも言えませんが、合唱の話のような抑圧は日本にもあると思っています。

2014-05-27 15:13:30
NaOHaq(苛性ソーダ) @NaOHaq

@whiteturban1 元々の私の疑問が、日本語ウィキペディアの ホモソーシャル ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B… の記述に「ホモフォビア」が陽に含まれているのはなぜかというところでして、イギリスの学者の目線だとこうなるのかな、と思ったのが元ツイートでした。

2014-05-27 15:29:08
NaOHaq(苛性ソーダ) @NaOHaq

@whiteturban1 ご指摘の通り、表出のしかたは違いますが、男(として生まれた人間)に「典型的男性性」を強要し、そこから外れる者を「オカマ」「女男」と揶揄するような抑圧は日本にもあると思います。ただ、学者がそれをみて「ゲイフォビア」と呼ぶかな、と思った次第です。

2014-05-27 15:34:41
NaOHaq(苛性ソーダ) @NaOHaq

幸か不幸か、自分はジスジェンダーで(バイである可能性は多少あるが)ヘテロセクシャルだったから、日本人の日常的社会が「ゲイ的男性」にどう向き合っているのか(あるいは向き合っていないのか)はよくわからない。理解できない他人の趣味嗜好を抑圧したがる傾向は強く感じるけど。

2014-05-27 15:49:18
樺地 Ⓥ @whiteturban1

@NaOHaq その学者も欧州以外でこの理論が当てはまるかは不明だと留保をつけています。ただ私は日本にもかなり当てはまると思っています。例えば秋葉原の加藤を生み出すほどに非モテへの抑圧が強い社会で「同性にはモテる」が"自虐ネタ"として流通するのは何故だろうと思うのです。

2014-05-27 16:12:48
樺地 Ⓥ @whiteturban1

@NaOHaq あと、この理論で論じられているホモフォビアとは男同士の性的関係そのものへの忌避感というよりは男同士の性的関係を連想させる一連のものへの忌避感を指しているので、ジェンダー規範不適合者への抑圧をホモフォビアと呼んでも差し支えないと思います。

2014-05-27 16:25:04
NaOHaq(苛性ソーダ) @NaOHaq

@whiteturban1 正直なところ、同性愛に対して標準的な日本人がどういう見方をしているのか、というのは実感できません。ただ、「別世界の存在」だから安心してネタにしてるという部分はあるように思います。米国のようなフォビアにならないのはCOしてるヒトが周りにいないからかも

2014-05-27 16:27:07
NaOHaq(苛性ソーダ) @NaOHaq

@whiteturban1 なるほど。そこは実感とのずれがありました。(なんにせよ日本語wikipediaの当該エントリは情報量が少なすぎるので書くならちゃんと書いて欲しいと思う次第……)

2014-05-27 16:29:51
樺地 Ⓥ @whiteturban1

@NaOHaq ホモフォビックな"ネタ"は日本でも溢れかえっているわけですが、そんな"ネタ"に物申す人もいないに等しいので自由におおらかな気持ちで"ネタ"にしているんだろうなとは思います。もしゲイリブやLGBT運動が盛り上がればアンチフェミのような反発が表面化するんだろうなと。

2014-05-27 17:19:56
樺地 Ⓥ @whiteturban1

@NaOHaq LGBTが5%、そのうち4割をゲイと仮定すると2.4百万人で大体京都人と同じ数のゲイが日本にいる計算になるので「身の回りにいなければ」なんて言っていられる数字ではないんですよね、本当は。

2014-05-27 17:21:07