「千の想いを」~第四章「絶望」・固定イベント「前兆」~
- mamiya_AFS
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ぼやけていた視界が収まっていく。夕陽の差し込む白ばかりの部屋。 「提督…。…えっと、何がどうなったんでしたっけ…?」 んー? あぁ、そうだ。演習したんだ。それで…。
2014-04-12 21:07:02@tiyodadayo 皆さん僕の想像以上でした 主力艦隊を相手にあそこまでやってくれるとは…… お疲れ様でした
2014-04-12 21:09:04バラバラになっていたパズルが組み合わさるように、記憶が早急に鮮明になっていく。 「そうだ! 長門さん! あたし最後どうなったの!?」 最悪長門さんもあたしも死んじゃうと思って真下からの直撃は避けたハズ。生きてるって事はそれを避けるのは成功したと思うけど。
2014-04-12 21:12:39@tiyodadayo あの長門さん相手に、ほぼ引き分けですからね… 本当に頑張ってくれました。 あ、もちろん、彼女も無事ですよ
2014-04-12 21:14:15ほぼ引き分け。ほぼ引き分け…。 「そっか。先に気絶したのねあたし…。負けちゃったか」 どんよりと暗い気分になる。みんなの必死の頑張りが全て無駄になってしまったような、嫌な感じが胸にもやを描く。 「ごめんなさい、提督…」 頭を下げる。みんなに何て言われるのかしら…。
2014-04-12 21:17:23@tiyodadayo そんな謝ることなんてありませんよ むしろ、よく頑張ってくれたと、褒められるところですから…
2014-04-12 21:19:19そう言って提督が優しい笑顔を見せる。 むぅ。言われてみれば、始まる直前までは完封されてストレート負けするに違いないと思ってたしなぁ。 うーん、でも1人も倒してないのあたしだけなのよねぇ。 「…りょーかいです、提督。じゃあ褒めて下さい」 にへへ、と笑う。
2014-04-12 21:23:01@tiyodadayo ただ…… もう、最後の様なことはしてはいけませんよ? 今回は無事だったからよいものの… 何かあったらどうするのです 計算していることは分かりますが、”計算外”の事態だってあるのですから…
2014-04-12 21:24:30真面目な顔で言われる。思えば、機雷がいっぱいあるから救助隊の人が近寄らないようにするのを、提督を経由して伝えたんだった。 あの状況で近寄らないようにするのはさぞ大変だったに違いない。 「はい…、すいませんです。気を付けます」 よくぞあんな無茶をしたもんだと、今では思う。
2014-04-12 21:27:57@tiyodadayo まぁ…、でもあれだけの計算をしていたのは本当に大したものです… 本当にお疲れ様でした… 今はゆっくり休んでください
2014-04-12 21:30:13計算した、ってわけでもないんだけどなぁ…。言葉では説明できない感覚なので言いはしないけど。 「はいな。…あ、みんなは無事ですか?」 身体は驚く事にどこも痛くなかった。疲労、という程でもないだるさは軽くあるけれども、痛くないのは素晴らしい。とても素晴らしいわ。
2014-04-12 21:32:33そう言う提督の顔にこそ疲労が見えた。 きっと治療の手伝いに加わっていたのだろう。あとはまぁ…心労、よね。 6人分の心配をしたんだろう。そういう人なのは知っている。 「へへ。…ありがと、提督。提督もお疲れ様」
2014-04-12 21:37:48@husou_kankore @tiyodadayo oh.ジャストタイミングデース。グッモーニン千代田、ゆっぴー提督
2014-04-12 21:23:48むい? 扉から入ってきた2人の戦艦に軽く驚く。 「扶桑さんに金剛さん。どうしたんです?」 どうしたも何も1つしか答えは無いのは承知だけど。少々意外だっただけだ。
2014-04-12 21:44:12そう言って扶桑さんが山盛りの果物籠を窓際に置く。ぁ、バナナ食べたい。 「いやぁははは、あれくらい楽勝っすよ」 あたしが1番何もしていないけど。
2014-04-12 21:48:25@husou_kankore @tiyodadayo 予想以上のものを見せてもらいましタ。千代田、ナイスファイトデース。
2014-04-12 21:52:58