「千の想いを」~第二章・交錯・分岐イベントA1~
- mamiya_AFS
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【第二章『交錯』分岐イベントA1『緊急会議』開始】 【2日目 会議室 0900】 【介入制限:第十五支援艦隊メンバーのみ。 例外:お茶持ってくる間宮さんとか、元々メンバー設定の龍田さん】
2014-03-01 19:39:17艦隊用の会議室は当然ながらある。だけど無数にある艦隊1つ1つに個別に用意できるわけもないので、3施設から計5ある会議室を借りる事となる。 連絡が届いたのが昨夜である点から見て、急に何か特別な案件が発生したんだと思う。今まで会議なんて全然やった事なかったし。
2014-03-01 19:43:30呼び出しが突然だから全員参加にはならないだろうと思う。 …龍田さんからかと思ったけど、連絡はお姉から届いた。という事はお姉も出席するのだろうか。 謝らないと。 一晩1人で眠って頭も冷えた。悪いのはあたしだ。お姉じゃない。 振り切った提督と夕張にも謝らないといけないな。
2014-03-01 19:46:02着替えを済まし、今回使用する会議室がある病院棟を目指す。基本的にそこを借りる艦隊はまずいない。普通は提督棟にあるのを使う。3つもあるしね。 うちの場合任務の性質上1番馴染みがあるのはドッグだからかもしれない。 もしくは…お姉の負担を少しでも減らしたかったのか。
2014-03-01 19:52:42「おはよー、伊吹。今日も元気そうね」 道中で伊吹と合流し、晴れた空の下鎮守府内の舗装路を歩く。 そう言えば伊吹の件、提督に伝えてなかったわ。緊急の会議があるくらいだから忙しいかしら。 「伊吹は会議とか始めてだっけ? 途中で寝たらダメだからね」
2014-03-01 19:56:38それは健康的でいい事だわ。 ぺかぺかと笑って白い歯を見せてくる伊吹の頭を撫でてやる。 「ほら、そっちじゃなくてこっち。会議室が病室と並んであるわけないでしょ」 普段使う入口をくぐろうとする伊吹を引っ張り、建物の横道を指す。 職員達が使うくらいで、艦娘は基本使わない。
2014-03-01 20:11:11「んむ。こっちなのだ。伊吹も大きい仕事もらった時はこっちを使うから覚えておきなさい?」 まぁ、あたしだってお姉の手伝いをしていなかったら知らなかったとは思うけどね。 ん。伊吹が行こうとしていた病室棟から丁度出てきた人と目が合う。 にこりと微笑まれたので軽く頭を下げる。
2014-03-01 20:12:28@tiyodadayo おはようございます、千代田さん……、と……伊吹さん……?で良かったでしょうか…(苦笑い 朝早くからどうされたのですか……?
2014-03-01 19:58:27珍しく胸当ても手袋も着けていない。今日は休暇で、誰かのお見舞いにでも来ていた、というところかしら。もしくは本人が薬か何かをもらいに来ただけか。 「おはようございます、赤城さん。ええ、うちとてはレアな会議を行う事になったので。バーベキュー大会の打ち合わせだといいんですけど」
2014-03-01 20:16:26緊張と高揚を顔にめいっぱい浮かべて頭を下げる伊吹を見下ろす。 赤城さんの事を尊敬してるのね。空母の艦娘ならば誰もが憧れる人ではあるのは間違いないけど。 若い子達の間ではプロマイドをお守りとして持つ子もいるらしい。 一緒に食事の席を囲むと見方が一気に変わるんだけどねぇ。
2014-03-01 20:20:21@tiyodadayo あら…、そうなのでしたか… それは大変ですね…(苦笑い バーベキュー大会なら、私も参加したいですね…(くすっ
2014-03-01 20:18:44「え、ええ…。是非いらして下さい。…多分今日のは、真面目な話だと思いますけどね」 あ、ダメだ。あの目はバーベキューの事を考えてるわ。 伊吹がサインをねだり始めるのを見ながら思う。艦娘の間では襟の裏側に憧れの人の名前を刺繍してお守りとする風習がある。直筆のサインなら尚良し、だ。
2014-03-01 20:26:34赤城さんが笑んで承諾し、袖からマジックを取り出し伊吹の首の後ろの襟をめくって文字を書き始める。きゃっきゃっと喜んではいるが心配になり、傍に回り込んで様子を伺う。 …。 『肉、肉、ピーマン、カボチャ』ってあんた…。
2014-03-01 20:29:49…。 結果として伊吹のお守りは『肉肉ピーマンカボチャ赤城』という謎の呪文で完成する事となる。 本人は喜んでいるみたいだからいいけど。 わぁ、凄いなこの人。自分で書いた食材の文字をじっと見詰めてる。
2014-03-01 20:33:56わぁ。バーベキューやる事が決定してるみたいになってる。 惜しそうに何度も振り返っては赤城さんに手を振る伊吹が可愛い。
2014-03-01 20:41:01