忍殺における「重点」を重点してみた

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

セクトの戦力を重点した重点作戦。無人と化した市街地上空をツェッペリンが旋回し、威圧的アナウンスで違法行為ではないことを重点している。そこにモーメンタスの搭乗するアンタイニンジャ戦闘機「ジュウテン」がフルスロットル重点で飛来！ #njslyr7k #重点な

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

オナタカミ社の重点新製品であるジュウテンは積載量よりも速度を重点しており、その細身のフォルムは猛禽めいた凶悪なアトモスフィアを放っている。 モーメンタスはサイバネアイでビルの屋上を重点。再重点攻撃目標発見！ #njslyr7k #重点な

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

ニンジャスレイヤーに幾つものロックオン重点マークが重なり、モーメンタスは重点ボタンを押した！アンタイニンジャミサイル発射！ヘッドオン重点！再重点瞬間が訪れる！KABOOOOM！！！「やったか！？」 #njslyr7k #重点な

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

「イヤーッ！」爆炎の中から飛び出すスリケン！エンジンに被弾！「重点！重点な！」機能性に重点したグラスコックピットは赤く染まり、「エンジン停止重点」のミンチョ体が点滅。機体はキリモミ落下を始める。このままではオタッシャ重点だ。どうする！？ #njslyr #重点な

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

重点の用例として試しに書いてみた。 #njslyr7k #重点な

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

しかし「重点」の意味の広さには改めて驚かされるな・・・重要、重要視、重んじる、厳重、注意、注目、要注意、全開、集約、優先、クローズアップ、警告、加算、追加、イチ押し、おすすめ、アピール、見事、華麗、確実、不可避、間違いなし・・・全部「重点」の一言で片付けられる。 #njslyr

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

あと、「こだわる」「強調」も重点か。

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

しかし「重点」で表現されない場合もよくあるのが悩みどころ。一体どう変換したものやら・・・

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

忍殺における「重点」は、細かな例外はあるけど概ねこの5種類に集約されるっぽい。 １：注目 ２：優先 ３：強調 ４：不可避 ５：命中！ビンゴ！ブルズアイ！的な表現

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

で、この5種類全てに共通するのは「強意」の意味があるということ。つまり３が根幹になっていて、そこから意味が派生しているように見える。まあ分析しなくても当たり前という気も・・・

AiNI @aini_bellwood

@njdict_Chado 当たり前を分析することから理解が始まると思うのですよ。

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

やはり面白いのは「４：不可避」で、「避けられない運命」であることの強意表現になっている点。「オタッシャ重点」「ネギトロ重点」「ミンチ重点」等々。避けたい(＝ネガティブな)事態に対して、避けられないことを強調する目的で使用される。あくまで表現であって、実際には避けることもあるけど。

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

適当に「重点」と書き散らしているわけではなく、それなりに概念が固まっている。分析していて思ったのは、これは外国語の単語っぽいなぁと。日本語に類義語はあるんだけど、ベン図で表すと意味が完全に重なっていなかったりする。

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

例えば、「毒」という単語が英語では"poison"や"venom"や"toxin"に分かれているような感じとでも言えばいいのかな。

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

例外として興味深いのは、セックスアピールは基本的に「重点」しない。胸、胸元、胸板、バスト、ボディーラインは「重点」するのではなく、「強調」する。

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

日本語から忍殺語にほんやくする場合のルールとなると難しいんだけど、まず１：「サ変名詞」＋「する(及びその活用形)」→「重点する」。例としてはクローズアップ、優先、注目、重要視、イチ推し、等々。

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

２：「形容動詞」＋「です・だ・である・文末」→「重点」のパターン。ここでは形容動詞と助動詞は全て省略され、「重点」だけが残る。「ネギトロ不可避である」→「ネギトロ重点」みたいな。そもそもオタッシャやネギトロも本来の意味ではなく、ほんやくしないといけないのでややこしい。

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

３：「サ変名詞」＋「です・だ・である・文末」→「サ変名詞(省略される場合あり)」＋「重点な」のパターン。「な」が付くのが大きな特徴。例としては「禁止な」。「注意」「警告」は省略されることが多い。繰り返す場合、最後の「な」以外は省略される。

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

つまり、「重点！重点な！」は、「警告重点な！警告重点な！」の「警告」と、繰り返しの「な」が省略された形であると考えられる。お、こう書くとなんか文法っぽいぞ？

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

４：「サ変名詞または形容動詞」＋「一般名詞」→「重点」＋「一般名詞」。例としては重要施設、優先目標。

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

重要、優先は例外が存在する場合がある。「重要文化財」は「重点文化財」にならない。「優先度」「重要度」も「重点度」にならない。多分、「優先座席」も「重点座席」にはならないのではなかろうか。ネオサイタマに優先座席があるのかどうかわからないけど。

忍殺語形態素解析辞書「チャドー」 @njdict_Chado

重点の分析に何時間かけてるのやら・・・