「乳児と小児における視床下部・下垂体・甲状腺軸:放射性ヨウ素からの防護」の解説論文 部分和訳 by YuriHiranumaさん

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

The Hypothalamic-Pituitary-Thyroid Axis in Infants and Children: Protection from Radioiodines hindawi.com/journals/jtr/2…

2014-06-02 11:28:12
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

みーゆさん紹介の、「乳児と小児における視床下部・下垂体・甲状腺軸:放射性ヨウ素からの防護」の解説論文twitter.com/miakiza2010090… 小児では甲状腺への血流率など、不明なことが多い。乳児と小児における視床下部・下垂体・甲状腺軸の恒常性維持調節は成人と異なるため、

2014-06-02 11:37:16
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

論文(無料): 子供の間脳-下垂体-甲状腺系 ― 放射性ヨウ素からの防護 hindawi.com/journals/jtr/2…  2014年、Fisher(米国)ら。 これは非常に有用な解説論文。ヨウ素摂取に関する甲状腺の各種パラメータの情報あり。

2014-06-01 06:06:47
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)乳児と小児で、甲状腺被ばくの悪影響からの防護を検討する場合には、生理機能および視床下部・下垂体・甲状腺軸の動的性質の年齢に依存した変化を、甲状腺の放射性ヨウ素被ばく量推計において考慮する必要がある。

2014-06-02 11:42:49
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

視床下部・下垂体・甲状腺軸が異常に活発な成人においては、ヨウ化カリウム(安定ヨウ素剤)は、甲状腺が放射性ヨウ素を取り込むのをブロックするのに効率が悪く、これは、生理学的に視床下部・下垂体・甲状腺軸が異常に活発な乳児と小児(4−5歳以下)でも同様なことが予期されるということ。

2014-06-02 11:49:52
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

ポーランドでは、大多数の子どもが15−50mgのヨウ化カリウムを投与されたが、5歳以下の子どもでのヨウ素の甲状腺への取り込み率(RAIU)の抑制が低かったという論文がある。(しかし、この論文の解釈は、交絡要因のために困難である。)

2014-06-02 11:53:42
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

小児においては、視床下部・下垂体・甲状腺軸の活発さのため、ヨウ化カリウムの防護効果は成人においてよりも短い。安定ヨウ素剤は、成人でよりも早く尿に排泄される。乳児における甲状腺内ヨウ素蓄積量は、成人よりもずっと少ない。

2014-06-02 12:00:42
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(ここ、重要な気がする) 小児の甲状腺での有機ヨウ素の代謝半減期(2日半〜3日)は、放射性ヨウ素131の半減期(8日)よりも短い。これは成人とは異なる。ゆえに、放射性の甲状腺ホルモンが甲状腺から分泌され、体内に分配される。(続)

2014-06-02 12:11:01
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)放射性の甲状腺ホルモンから脱ヨウ素化された放射性ヨウ素は、尿内に排泄されるか、甲状腺に再度取り込まれ、体内に放射性ヨウ素が留まる時間が長くなる。

2014-06-02 12:13:31
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

放射性ヨウ素への被ばくと安定ヨウ素剤の投与のタイムラグが増すと、視床下部・下垂体・甲状腺軸の活発さのため、小児での安定ヨウ素剤の有効性は、成人でよりも早く減少すると思われる。(小児での適切な投与が1回か複数回かについての重要な疑問が起こる。) 以上、目に留まった部分だけ引用和訳

2014-06-02 12:14:54
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

甲状腺ホルモン輸送:甲状腺から標的核受容体への旅路(2011年論文) s-igaku.umin.jp/DATA/59_06/59_…

2014-06-02 12:24:17
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

”甲状腺ホルモンの作用は、甲状腺ホルモン受容体蛋白質を介して起こると考えられている。甲状腺ホルモン受容体は、全身のほとんどの細胞に発現しており、事実上、甲状腺ホルモンの標的器官は全身のすべての細胞といえる。” ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2…

2014-06-02 12:30:28
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

”甲状腺ホルモン受容体は核内受容体であり、ホルモンと受容体が結合すると、その複合体は核内DNAに結合し、特定のRNAの転写活性を調節する。” 甲状腺ホルモンが脱ヨウ素化するのは、細胞質。ということは、その細胞の細胞質内に放射性ヨウ素が?その後どうなる?

2014-06-02 12:33:49