取引先！？ (´д｀･)

きらりん@エイト妄想垢 @akr_087

(´д｀･)① ゆらゆら揺れる通勤の満員電車。 【やばい。立ってられん。】 「ちょ。自分、重たいんやけど。」 って思った時には遅く、前の人にもたれるかかるように体制を崩してしまった。 『す、すいません。』 【うわ、やばい。怖い。。。】

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(´д｀･)② 次は〜 「あ。すんません、降ります！」 彼の声で道を開けてくれる人々。 「歩けるか？降りるで？」 『え！？でも、まだ、、、』 「ほら！早く！！」 さりげなく、肩を抱き支えながら歩いてくれる。 「自分、貧血か？」 『そーです。すいません。』

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(´д｀･)③ 「謝ることない。俺の知り合いも貧血もちや。」 『あの、お仕事は？』 「あー。気にせんでええよ。」 こんなに人に優しくされたのっていつ振りやろう。。。 『ぐすん・・・』 「え！？何で泣くん！！」 止まって！って思っても次から流れていく涙。

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(´д｀･)④ 「ちょっと待っててな！」 あー。迷惑やんな。これ。 最悪や。 「はい。これ。」 渡されたホットココア。 『え？』 「ほら、これ飲んで泣き止んで？」 『ぐずっ、あ、ありがとうございます。』 「あー！やばい！俺行くな？」 『あ、あの！お名前は？』

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(´д｀･)⑤ 「あーもー！はいこれ！」 名刺だけ渡して走って去って行く。 『お礼しな。ん？』 じっくり名刺を見ると、 そこには今回の共同プロジェクトに関する会社の名前が。 『しかも、この名前って・・・』

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(´д｀･)⑥ あの日から頭の中は合同企画会議のことでいっぱい。 早く、会いたい。 久しぶりに優しくされたからなのか。 それとも、彼の・・・ 錦戸さんの優しそうな笑顔のせいなのか。 日が経つに連れ彼に惹かれて行く。 『早く、会いたい。』

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(´д｀･)⑦ コンコン 『失礼します。』 「あ！！えっと、錦戸亮です。」 『あは、初めまして。』 順調に仕事の内容が決まって行き、そろそろ定時の時刻に。 『あの！ご飯行きませんか？』 「ごめんな？嫁と子供が待ってるねん。」 『でも、お礼・・・・』

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(´д｀･)⑧ 「お礼はこの企画成功したらな？」 「じゃぁ、お先に失礼します！」 家庭があったなんて・・・ 『もっと、早く会いたかった。』 泣きたい気持ちを押し殺し、家路へ。 【朝になったら忘れよう。】 心に決めて眠りに着いたのに。。。

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(´д｀･)⑨ 「あ！おはよう！ん？目腫れてんで？」 『錦戸さんのせいですよ。』 「はぁ？何で俺やねん。」 『あーもー！！さいあく。』 次々溢れてくる涙。 昨日沢山泣いたのに。。。 「もー。なんやねん。」 『好きになったんです。』 「え！？」 『錦戸さんが好きなの。』

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(´д｀･)10 投げやりに叫んでしまった。 「ありがとう。でもなぁ。」 『知ってます。家庭があることぐらい。』 自分で言いながら心に突き刺さる。 『だから。忘れるまで思わせてください。』 「ありがとうな。」 こんな言葉をかけながら頭を撫でるなんて・・・・

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(´д｀･)11 「ほんまに、ありがとうな。」 彼の大きな手に包まれる今。 それだけで、 それだけで、 私は今幸せなんだ。 「もっとええ恋してな。」 『はい！！』 今はまだ無理だけど、 後少しだけ思わせてください。 end.