花びら(続編)

丸ちゃんのおはなし つづき
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しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》01 丸山さんがお店の中に 入って行ってから、 しばらく呆然としていた。 顔が熱くなっていたから、 風が冷たくて気持ちいい。 けど、もうそろそろ戻らないと。

2014-05-23 20:09:29
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》02 非常口のドアを開けると [わぁっ!]と声がした。 そこにいたのは大倉くん。 ちょうど、ドアを開けようと していたらしい。

2014-05-23 20:09:43
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》03 『びっくりしたー』 [それ!俺のセリフやって!] 『あ、ごめん。』 [ええけど、大丈夫?  心配やから、探しててん] 『うん。ちょっと、  風に当たってただけ。』 [やっぱり酔ってたんやん。] 『う、うん...』

2014-05-23 20:09:55
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》04 .......あ、 そうだ、今なら上手く 抜けられるかも... 『なんか今日、ちょっと  具合悪くて...先に  抜けさせてもらおっかな...』 [そうやったん?  なら酒飲むなよー。  ここおって、鞄取ってきたるから。] 『ごめんね、ありがとう。』

2014-05-23 20:10:26
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花びら《続編》05 小走りで、皆がいる部屋へ 向かう大倉くん。 なんだかちょっと罪悪感... pic.twitter.com/MNcY4hH3gi

2014-05-23 20:11:05
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花びら《続編》06 [お待たせ] 戻ってきた大倉くん。 [お店の人にタクシー呼んで  貰ってるから。] 『え?電車で帰れるのに』 [あかん、倒れたらどーすんねん!  俺、送って行くから。] え...?

2014-05-23 20:11:17
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》07 大倉くんに送って貰っちゃ 困るよ! 『あのっ、私、大丈夫!  タクシー呼んで貰ったし、  本当に大丈夫だから!』 [同期やろ?  遠慮せんでええから] 遠慮...じゃないんだけどな... けど、どうしよう。

2014-05-23 20:11:27
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》08 上手い言い訳が 思い浮かばないまま、 タクシーが到着してしまう。 あぁ、丸山さん...助けて... [ほら、乗り?] タクシーのドアに手をついて、 私に乗るように促す大倉くん。

2014-05-23 20:11:41
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》09 もういいや、乗っちゃえ、 また家から丸山さんの所に 行けばいいや。 と、思ったとき、 後ろから大倉くんを呼ぶ声がした。

2014-05-23 20:11:53
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》10 (大倉さーん帰っちゃうんですかー?) (この後2次会もあるんですよー!) いつも大倉くんに キャッキャ言ってる 後輩の女の子たちだ...

2014-05-24 19:22:39
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》11 [ごめんな、こいつ具合悪いみたいで  送って行くから。] (えー、やだぁ) (大倉さん居なきゃつまんないー) 困った顔をする大倉くん。 『あ、私本当に大丈夫だから』 [でも...] これは、チャンス?

2014-05-24 19:23:03
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》12 困っていた大倉くんの後ろから 誰かきたみたい… 「お、丁度いいやん、  相乗りさせて?」 そう言って後ろから現れたのは 丸山さん...!? pic.twitter.com/sfiXyR5aGl

2014-05-24 19:25:12
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しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》13 (丸山さんも  帰っちゃうんですか?) 「明日、始発乗って実家  帰らなあかんねん。」 (丸山さんの実家って  京都でしたっけ?)

2014-05-24 19:25:41
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》14 「そう、せやからお先に  失礼するわー、  ついでにこの子  送っていくから。」 と言ってタクシーに乗り込んでくる 丸山さん。 (先輩、お大事にー)

2014-05-24 19:26:01
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》15 にっこにこの後輩たち... その後ろで心配そうな表情の大倉くん。 本当に騙してごめんなさい。 ヒラヒラと手を振る丸山さん。 「あの子ら、俺には全く  興味ないねんなー」 と、ぶつぶつ言ってる。

2014-05-24 19:26:53
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》16 興味、持ってほしいのかな...? なんて思いながら見てると、 チラッとこっちやを見て、 「俺も興味ないから、安心し。」 と言って笑う。

2014-05-24 19:27:03
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》17 タクシーは丸山さんのマンションの前で 止まる。 「どうする?  具合悪いんやったら帰る?」 と意地悪に言われたから、 なんかちょっと寂しくて 黙って俯く。

2014-05-24 19:27:13
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》18 「うそうそ、おいで。」 と私の手を引いて マンションに入って行く。 エレベーターが来て乗ると、 「もーええかな?」 と呟いて隅に追い詰められる。 また、さっきの丸山さんだ...

2014-05-24 19:27:26
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》19 強く唇を押し付けるようなキス。 隙間を見つけて 舌が入って来そうな タイミングで扉が開く。 「またお預けかぁ。」 と言いながら、 スタスタと部屋へ向かう丸山さん。 今度は手を引いてくれないんだ...

2014-05-24 19:27:39
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》20 鍵を開けて扉を押さえながら、 「今日の俺いつもとちゃうやろ?  入ったら、何されるか分からんで?」 と妖艶に笑う。 今更...そんな事... 『いいです。丸山さんになら、  何されても。』 恥ずかしがるのは、もうやめた。

2014-05-24 19:28:53
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》21 部屋へ入ると、 上着脱いでソファーに座る丸山さん。 「こっち、おいで。」 と手招きされて、 丸山さんの脚の間に座らされる。

2014-05-25 22:19:00
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》22 「名演技やったなー、  大倉騙して。」 『う...それはっ』 「そんに俺と2人っきりに  なりたかったん?」 『...はい』 会話しながら、私のシャツの ボタンに手を掛けて行く

2014-05-25 22:19:14
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》23 「そっか、けど、  さっきも言ったやろ?」 『え?』 「そんなんやから、  大倉に言い寄られんねんって。」 『大倉くんはただ  心配してくれただけで...』 全てボタンを外されて、 上半身が下着姿になる。

2014-05-25 22:19:25
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》24 「あのまま、タクシーで送って貰って、  心配やからって部屋まで送られてみ?  襲われてたで?」 『大倉くんは、そんな人じゃないよ!』 「分かってへんなー男を」 耳元で低く囁く 『んっ...』 下着の隙間から手を入れて、 敏感な部分に触れる指

2014-05-25 22:19:37
しま@妄想垢 @088eight880

花びら《続編》25 「そんなわからず屋さんには、  お仕置きしなあかんなー」 そう言うと、 上着のポケットに入っていた ネクタイで私の手首を後ろで 縛る丸山さん。 pic.twitter.com/8QbLwveKpg

2014-05-25 22:20:21
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