パーソナルデータ検討会第11回会合
森委員「オプトアウトによる提供。第三者に届出というが、名簿業者でないまともな事業者はオプトアウトで何でもかんでも出しているわけではない。プライバシーの観点からは制度的には穴があいたまま。手続き的な要件だけ設けtて、本人が本当にオプトアウトの機会を得られるのか。公表情報…
2014-06-09 19:40:40…公表情報ならいいが、非公知の情報だったらプライバシーに配慮するべきだ。名簿業者でないまともな事業者は既にそうしている。」
2014-06-09 19:40:53長田委員「今のところ、前回指摘したのは、意図せずプライバシー情報が販売されていて本人が気づかない。そんなことが許されていいのか。問題のある名簿と問題のない名簿は区別して、ルールを変えて欲しいと意見したが、全く反映されていない。政策的な事情があるのかもしれないが、工夫…
2014-06-09 19:41:14鈴木委員「届出義務の場合、アングラ事業者も届出れば適法になってしまう。穴になる。名簿自身が著しくプライバシー侵害になる場合は、明確に区別できる。預金情報とか医療情報とか、およそ流通してはならないものが流通している。立ち入り調査権で差し止めるとか。経済成長の観点でも、セキュリティ…
2014-06-09 19:51:15…セキュリティの観点からも重要で、事業者のために、そのような名簿の流通を阻止するべきである。」
2014-06-09 19:51:54鈴木委員「11頁②利用目的の変更手続き。現行法は同意だが、告知のあり方が極めて重要。ID統合しかしない履歴は統合しないと言っておきながら、後日、履歴を統合するといったものは許されない。そのような潜脱的な行為を追認、容認するようなものは、いくら利活用のためとはいえ許してはならない…
2014-06-09 19:52:56…ならない。ではどうやって利活用を促すか。現行法は、利用目的は事業者単位だった。それをサービス単位にしていくべきだ。強大企業が、利用目的を包括的に書かねばならない。利用者にはわからない。契約法ではサービ借款がある。取り締まり規定もサービス単位とすることを検討するべき。諸外国…
2014-06-09 19:53:24…諸外国ではGoogleが、本人同意なく利用目的を変更したことで、フランスから15万ユーロの課徴金を喰らっている。米国でも訴えられている。国際的整合性のためにも検討するべき。」
2014-06-09 19:53:37経団連「保存期間、民間の自主的な取り組みとするのが柱であるから、公表についてはプライバシーポリシーで公表するという理解でよいか。公表を法定することは外国で事例があるか。」 瓜生参事官「プライバシーポリシーでもよい。」
2014-06-09 19:54:17松岡委員「第三者機関には期待しているが、期待通りのものとならないおそれがある。しばらくは試験的に、主務大臣制も残していっしょにやっていってはどうか。次に、自主ルールというが、リスクがある。消費者側が関与しきれない。いろいろな分野があって、どれだけの消費者代表を送り込めるか無理が…
2014-06-09 19:54:57…無理がある。無関心なわけではないが、積極的に関わりたい人は少ない。人材育成はしたいがなかなかできていない。民間組織の限界である。第三者機関の独立性には期待するが、段階的に進めていかざるを得ないだろう。」
2014-06-09 19:55:06次に、グローバル化への対応について議論されています。 経団連「海外への移転を禁止となると事業に影響がでる。海外から日本へそして海外へ出て行くという場合があり、それを認めて頂きたい。日本を飛ばして外国から外国へという事態になることが懸念されるので。」
2014-06-09 19:55:30宍戸委員「EU十分性認定を受けるために日本がバックドアとならないためであると理解している。どういう規律であればEU十分性認定が得られるかで検討してほしい。」
2014-06-09 19:55:42次に、7の参考について議論されています。 長田委員「同意取得の標準化について。これは大変重要であり、参考のところではなく大綱の中に書いて頂きたい。また自主規制ルールでとあるが、同意手段がバラバラになるおそれがある。標準化とあるのだから、標準となることが重要。」
2014-06-09 19:56:04鈴木委員「プロファイリングの問題。継続的将来的に検討すべき課題といのはあまりにも遠い。既に諸外国でやっていることなのだから、追いついて、グローバルにビジネスするために、将来的ではなく継続的にやるべきだ。また、取得、利用、提供について同意原則として、個人の尊重という理論的基礎を…
2014-06-09 19:56:40…理論的基礎を明確にするべきだ。個別論でフニャフニャした検討をするのではなく、理論で一本の筋を通して議論できるようにするべきだ。それによってようやくEUと交渉のテーブルに着ける。戦術的に考えて頂きたい。また、…
2014-06-09 19:57:06…また、今回、ネット事業者を中心に議論が進んだようだが、自動車等、EUのリスクを見積もる必要がある。エリア単位のビジネスになりかねない。リスクゼロでは不安だ。第三者機関が対外的な交渉ができる権限を持つこと。」
2014-06-09 19:57:20松岡委員「共同利用についても、その他ではなく本体に入れるべき。」 経団連「共同利用について、実態に合わせて、グループの内外、国内・国外とかいろいろな局面があるので、リスクに応じたものにしてほしい。法律では大枠として、運用でカバーしてほしい。」
2014-06-09 19:57:37森委員「鈴木委員に賛成。同意原則で貫くというとギョッとされるかもしれないが、例外を設ければよいのであって、原則として、対外的に同意原則を謳うべきである。」
2014-06-09 19:58:08