数学における「正答例」の扱い方
(1) まず「正解例」をきちんと読んで理解すること。読み方は数学書と同じです。一文一文、なぜそれが正しいのかを確認しながら読むこと。「正解例」とか言っておきながら間違ってんじゃねーの?と疑いながら読むくらいでよい。小鳥が餌をもらうように「正解例」を丸呑みしてはいけない。(続
2014-06-10 10:40:48数学の文章の読み方については、別のところにまとめてあるので参照してください→ researchmap.jp/takeyama/mathr… (続
2014-06-10 10:41:32(2) 次に、赤を入れられた自分の答案を読んで、何が間違っていたのかを理解すること。「自分がどこを間違ったのかは無視→正解だけをひたすら暗記」という勉強法は、実はものすごく効率が悪い。まず、自分の間違いの原因を把握することを怠ると、いずれ必ず同じ間違いをどこかでする。(続
2014-06-10 10:43:51次に、問題意識のないまま文章に対峙しても、意味が取れないし、論理の流れも追えない。意味がわからない文章を丸暗記しても、記憶に長く残りません。ましてや、大学で学ぶ数学の範囲は広いのです。それを全て丸暗記で乗り切ろうしても無理です。(続
2014-06-10 10:46:36「アニメのストーリーは覚えられるのに、前回の講義の内容をなぜ忘れるの?」というツイートもありましたが、それは話しの流れ(数学であれば問題意識と論理の連関)が取れていないからです。残念ながら、数学の講義はテレビアニメほど簡単に頭に入るものではありません。(続
2014-06-10 10:48:22(3) 自分の答案の何が間違っているのかがどうしても分からなければ、採点した教員に直接、質問すること。大学で学ぶことの利点は「そこに人がいること」です。それを最大限に活かさなければ、もったいない。(続
2014-06-10 10:52:04「正解例」は、それを受け取った時点で終わりではありません。それを生かすも殺すも自分次第。大学に入ったのなら、正解例を丸暗記するだけの勉強法からは、とっとと卒業しましょう。というか、やり方を変えないと、大学の勉強はとても辛くなると思う。あとは自分で決めてください。終わり。
2014-06-10 10:54:31