無能って増殖する

medtoolz @medtoolz

そういえば無能って増殖する。無能の周りに無能が集まる。誰か話が通じにくい相手を無能と断じたら、相手も大抵、話が通じないこちらの事を無能と断じる。断じた結果交渉は遠ざかり、理解の機会は失われる。

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有能な人、有能と感じられる人の中で仕事をしているとき、仕事をしている自分自身も周りからは有能と、少なくとも話が通じる相手だと認識されている可能性は高くなる。逆に言うと自分のまわりはバカばかり、とため息をついているその状況は、自分自身もそう思われている危険があるのだろうと思う

medtoolz @medtoolz

誰かをバカと断じていないか、バカはまわりに増殖していないかどうか、計測しないといけないんだろうと思う。バカが増えているその状況は、恐らくはバカを認識した自分自身をバカと断じている人の数も増えている。バカを減らすことが、結果として話が通じる味方を増やすことにつながっていく

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じゃあ自分がえらい人であった時、バカを遠ざければ味方が増えるのかと言えば、そうはならないのだろうと思う。バカを腕力で遠ざけると、結果としてむしろ、誰かをバカと認識する機会が増えてしまったりもする。これは自分がバカそのものである徴候であって。

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意思の疎通が難しい誰かを名指しして「あいつらバカ「だよね」」と同意を押し付けてくる人は、バカを増殖させやすい。同意の押しつけは断絶の連鎖を生んで、その人が属するチーム全体が、周囲からバカの集まりと逆指名されてしまう

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事実と感情とを分離する態度が、結果として誰かをバカだと断じる危険を遠ざける。面倒だし、分離を嫌がる人も多かったりするのだけれど、チームで何かをやろうとするときには、やっぱりここから始めたい