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三国文化のバトンを持たずに疾走した有能なランナー宮城谷氏について

宮城谷昌光氏の「三国志読本」を通して宮城「三国志」がどのような手法で書かれていたのか。そこから話題が発展し様々な意見が飛び交います。 【※宮城谷ファン閲覧注意】
ログ 宮城谷 三国志
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佐藤ひろお@『魯粛伝』下_追い込み! @Hiro_Satoh
宮城谷『三国志読本』読んだ。長い年月かけて長い話を書いても、著者自身が振り返って独自性を発揮した!と思えるのは、わずか数点なんだなと思った。脱『演義』の初の歴史小説、楊震を起点にせねば三国志は描けない、劉備は「玄徳」な老荘思想の持ち主と。他は史料をノートにまとめて引き写す苦行。
佐藤ひろお@『魯粛伝』下_追い込み! @Hiro_Satoh
陳舜臣『秘本三国志』は章末で手の内を暴露。北方謙三『三国志読本』、宮城谷『三国志読本』は、書名が同じで、手の内の暴露本としても同じ。いずれも長い小説を書いても、独自性を発揮したのは、主要人物1人か2人分で、あとは代わり映えのない荒れた景色を、根気強く歩いただけな感じ。
にゃも @AkaNisin
それは文学と言えるのだろうかQT@Hiro_Satoh: 宮城谷『三国志読本』読んだ。長い年月かけて長い話を書いても、著者自身が振り返って独自性を発揮した!と思えるのは、わずか数点なんだなと思った。脱『演義』の初の歴史小説、......
佐藤ひろお@『魯粛伝』下_追い込み! @Hiro_Satoh
@AkaNisin 宮城谷氏は「吉川も柴田もおもしろいが『演義』ベースだからダメ。それなら私が正史ベースで書こう」みたいに言ってました。「ダメ」はもう少し婉曲させてましたが。彼の作品及び自作解説は、「演義バカ、正史タダシイ」という歪んだ言説の震源の1つかもです。
にゃも @AkaNisin
@Hiro_Satoh へー...宮城谷さんはあまり三国志に詳しい方ではないのでしょうか?
にゃも @AkaNisin
黄巾前までしか読んでないのであんま悪口言っちゃいけないんですけど( ・´ω`・)
佐藤ひろお@『魯粛伝』下_追い込み! @Hiro_Satoh
@AkaNisin 中国史は独学のようです。大衆小説や一般向け解説本に飽きたらず、いきなり原典に飛ぶ、という学び方のようです。歴史小説の志望者には『詩経』『通鑑』を原文で読め、と無理な助言をされます。漢字は象形文字だから、見てれば意味が分かるとか。先行研究には疎そうです。
竹内真彦 @TAKEUTIMasahiko
@AkaNisin そこまでが真価だと思います(笑)>宮城谷三国志。あれは宮城谷ファンのための三国志なのであって、既存の三国志ファンに対して供する(or挑戦する)ものではないかと。
にゃも @AkaNisin
@Hiro_Satoh よくいる歴史好きのおじいちゃんですね
にゃも @AkaNisin
@TAKEUTIMasahiko 宮城谷の名前を貼っとけば、とりあえずファンには売れるという程度の作品なのですか..
竹内真彦 @TAKEUTIMasahiko
@AkaNisin そう言ったら方方から怒られるとは思いますが(笑)少なくとも新たな三国志ブームの中核になり得るような作品と評価することはできないと思います。まあ、ここまで三国志コンテンツが飽和している状態で、そのような作品を創出することが極めて困難なのは承知の上で言ってみる。
竹内真彦 @TAKEUTIMasahiko
@Hiro_Satoh それを「苦行」と言ってしまう段階で、宮城谷氏は三国志には手を出すべきではなかったと暴言を吐いてみる。
にゃも @AkaNisin
@TAKEUTIMasahiko 少なくとも独自性のない作品は...ちょっと何とも言えないです
にゃも @AkaNisin
@TAKEUTIMasahiko @Hiro_Satoh すごい悪口になるんですけど、脱『演義』と言いつつ、やったことは結局『演義』の藍本である『通鑑』の真似事なのでは...
佐藤ひろお@『魯粛伝』下_追い込み! @Hiro_Satoh
@AkaNisin @TAKEUTIMasahiko 宮城谷『三国志』は、『ホボ通鑑』なんです。『通鑑』等を読んで手書きでノートに年表を作る→1日に原稿用紙1枚半書く、という作業だそうです。結果、話の順序は『通鑑』に準拠。セリフを開きつつ、人物や時代を模索した結果が紡がれました。
佐藤ひろお@『魯粛伝』下_追い込み! @Hiro_Satoh
@AkaNisin @TAKEUTIMasahiko 春秋時代とか、物語化の蓄積がない分野では彼に新規性があります。三国のように先行作品が多い場合、今さら感が強まります。「実は」有能な曹操、「実は」魔術を使わぬ孔明などが作品のウリにカウントされ、正史読め派の純粋さがまぶしいです。
佐藤ひろお@『魯粛伝』下_追い込み! @Hiro_Satoh
@AkaNisin @TAKEUTIMasahiko 「なぜ日本人の自称・歴史通(のおじいちゃんたち)は、『三国演義』を軽視するような発言をするのか」が、日本の三国志受容史の分析のネタになりそうで、宮城谷『三国志』は、そのサンプルとして活用しやすいと思いました(笑)
竹内真彦 @TAKEUTIMasahiko
@Hiro_Satoh @AkaNisin 「物語化の蓄積がない分野では彼に新規性があ」るというご指摘が本質を突いているでしょうね。宮城谷氏を読む前からの三国志ファンで、宮城谷氏のファンだと言う方に、宮城谷三国志の感想を聞いてみたいものです。
佐藤ひろお@『魯粛伝』下_追い込み! @Hiro_Satoh
@TAKEUTIMasahiko @AkaNisin 「宮城谷氏を読む前からの三国志ファンで、宮城谷氏のファン」の話も聞きたいですけど、宮城谷氏のファンだったかの前歴を問わず、「宮城谷『三国志』で、三国志のファンになった」という人がいるなら、話が聞きたいです。いるんでしょうか、、
巫俊(ふしゅん) @fushunia
@Hiro_Satoh @TAKEUTIMasahiko @AkaNisin 元々の三国志ファンで、高校生のとき宮城谷のの小説に感動して、夏殷周の研究を志しました。ハンドルネームも「夏姫春秋」の巫臣と「布衣の人」の俊(帝舜)を合成したものです。
佐藤ひろお@『魯粛伝』下_追い込み! @Hiro_Satoh
@fushunia @TAKEUTIMasahiko @AkaNisin 巫俊さんは、宮城谷『三国志』はどのように読まれましたか?ご感想が知りたいです。
巫俊(ふしゅん) @fushunia
@Hiro_Satoh @TAKEUTIMasahiko @AkaNisin 宮城谷の三国志は、連載開始を待ち望んでいましたが、いつしか違和感を感じていました。宮城谷の本来の持ち味は、白川静の小説化に成功したという点にありますが、それは清流派士大夫を絶賛する道では有り得ないのです
佐藤ひろお@『魯粛伝』下_追い込み! @Hiro_Satoh
@fushunia 『三国演義』や、歴史学・文学の先行研究に拠らず、『後漢書』や『資治通鑑』と無媒介に向き合うことで、清流と濁流の対立構図をうまく史料批判できずに、飲みこまれてしまった印象がありました。白川静の『詩経』の世界観?とは、関係なくなりましたよね。
巫俊(ふしゅん) @fushunia
@Hiro_Satoh 白川静の世界観は、三国志ファンには受け容れ難いのではないかと思っています。では、私は何だ?と宙ぶらりんな気分ですけども。それで宮城谷も盛り込むのを諦めた可能性はありますね。小説1巻の『説文解字』が献上される場面では、白川静の業績を興奮して讃えているのですが
佐藤ひろお@『魯粛伝』下_追い込み! @Hiro_Satoh
@fushunia 宮城谷氏が小説化に成功した所の「白川静の世界観」って、どんなものですか?白川氏の著作はいくつか読みましたが、うまく言語化できずにいます。巫俊さんのご理解を教えてください。『説文解字』献上の場面は、読んだはずでしたが、忘れていました(笑)
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コメント

蔣捷 JIANG JIE @jiangjie2015 2014年6月14日
中国だとどういう三国文化になっているのか気になってきたな。正史派と演義派の長い戦いのあることだけは知ってるんだけれども
Hoehoe @baisetusai 2014年6月14日
楊家将でも説岳でも山賊に貴公子が捕まって、ってあるけど あれ中国人に訴求する性癖なんすかね
松平俊介@暑い @matu2syun 2014年6月14日
baisetusai 高島俊男『中国の大盗賊』によると、山賊が貴人を拉致っちゃうのは民国ぐらいまで普通にあったようで、実際に拉致られたヨーロッパ人の見聞が出てますよ。
松平俊介@暑い @matu2syun 2014年6月14日
まとめ全部読んでみた。オイラの北方謙三ネタが拾われててちょっと面白かったです。三国時代の先行研究ってどこまで抑えればOKなんだろうな、というのはふと思った。宮崎市定・川勝義雄から名士論辺りまで抑えておけばとりあえずOKなのかなあ。
松平俊介@暑い @matu2syun 2014年6月14日
あと反三国志こと反三国志演義、あれはあれで続演義ものとしては完成してるんだよ。劉備一党を復活させるぜと意気込んで尻切れトンボに終わった「続三国志演義」とかひどいよ。変な妖術だけで終わっている「後三国石珠演義」とか電波系に近いぞ。それに比べればちゃんと劉備が天下を取った所でちゃんと終わらせただけ周大荒センセーはちゃんとしてる。
松平俊介@暑い @matu2syun 2014年6月14日
しかし、一時期ネタとして人気だった爆発野郎バンヤローこと伴野朗『呉三国志』の空気っぷり…誰も言わないし
黒崎弥十郎/本物の山羊座 @yajyuro 2014年6月14日
このまとめの関係者各位にこの前のAnswer X Answerの三国志チャレンジをペーパー形式にして解いてもらったらどのような感想を得るのか聞いてみたいと思うなど
紫電P @sidenp 2014年6月14日
ならお前がまとめろと言われるのを承知で言いますが、ツイート数が膨大になってきたので関係が薄いものはばっさりカットした方がいいんじゃないでしょうか。私のツイートにしても直接の関係ないものまでまとめられていますし、まとめを紹介するものも含めて多分2~3割くらいはそういうツイートじゃないかなと。
闇のうんこ食べ隊 @nonsensecodon 2014年6月15日
北方三国志読んでなかったから15巻セット注文しちゃった、しかし反三国志中古1円か・・・
吟剣詩舞人 @ginkenshibu 2014年6月16日
北方三国志って'96年じゃないか。宮城谷が数年前に出たそれすら念頭に置かずに三国志書いてドヤ顔したとしたら、確かにナメてると言われてもしょうがないなぁ。
清水代歩 @kaho_biz 2014年6月17日
「読者はみな『三国演義』こそが『三国志』だと思っていますから。逆に私の書くほうが嘘だと思われるかもしれない」←立間祥介が演義の訳書を出した時に吉川英治こそが原典に忠実だと思ってる読者からクレームを付けられたという逸話を意識してたんかなぁ。
上野 良樹@C96お疲れ様でした! 日曜日西し-23a @letssaga3 2014年6月22日
『三国志演義』は、ちゃあんと西晋が天下を取る結末まで書いた小説である事をもっと評価すべきだ。と思っています。正史『三国志』からして、メインは後漢末の戦乱から230年代までで、後半は本紀を別にすると、将来編纂される『晋書』の領域だと謂わんばかりの構成ですし…。
BigHopeClasic @BigHopeClasic 2016年1月18日
1年半遅れの話題だけど、宮城谷昌光がネットをやってるとは思えないので、インターネット上で無料で資料と情報を大量に集める層のことなど認知していないどころか想像もできないだろう。50代以上の人間はネット世界には生きていないということをネット上の三国志ファンは知るべき。
明智紫苑@🍁Avaloncity🍁 @akechi_shion 2016年7月29日
個人的には宮城谷さん=歴史小説界の男性版吉永小百合さんという印象がある。サユリストたちが吉永さんの女優としての限界を作ってしまったけど、宮城谷作品にも「何としても優等生イメージを守り通したい」という変な意地が感じられるんだな。
Hoehoe @baisetusai 2017年8月29日
宮城谷先生は北方先生のことを認知していないのでは、と思っていたのですが直木賞かなんかの審査員として同席していた時期があるそうです
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