東浩紀「100万部売れるか、100人しか読まれないかどっちかしか歴史に残らん。」

東浩紀(@hazuma) 「ぼくと浅田彰が出会いったのはぼくが20歳、彼が34歳ぐらいのころで、したがっていろいろ適当なことを話したものだが、そんななかで彼は、「数万部しか売れない作家というのは基本意味がない、100万部売れるか、100人しか読まれないかどっちかしか歴史に残らん」的なことを言っていた。」 https://twitter.com/hazuma/status/299710835788496896
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東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

超格安サービスを10万単位にばらまくか、1000人以下を対象に客単価あげてサービス充実させるか、そのどちらかしか未来はないというのがネットとかソーシャルとかやって辿り着いた結論だが、考えてみればこれは20年前に学生のぼくが浅田彰に言われたことなのだ。

2013-02-08 11:44:59
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

ぼくと浅田彰が出会いったのはぼくが20歳、彼が34歳ぐらいのころで、したがっていろいろ適当なことを話したものだが、そんななかで彼は、「数万部しか売れない作家というのは基本意味がない、100万部売れるか、100人しか読まれないかどっちかしか歴史に残らん」的なことを言っていた。

2013-02-08 11:46:46
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

ぼくは基本的にその発言にムカつき続けて来て、「数万部」の領域、つまりミドルスケールの文化を作ろうと努力して、理論的には「誤配可能性」と言ったり、ツイッターやったりいろいろやってきたのだが、なんかいつのまにか浅田彰の20年前の発言に戻っている気がする。人生とはそんなものかもしれん。

2013-02-08 11:48:45
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

ぼくは批評空間の呪いから永遠に抜けられず、それがぼくの限界でもあるわけだが、しかしだれにも呪いを受けることなく進む人生というのもそれはそれで退屈なのだろうから、これはこれでよしと考えることにするよ。

2013-02-08 11:49:47
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

しかしぼくは、動ポモが10万部売れ、ツイッターが10万人フォロワーまでは辿り着いたけど、100万のスケールを見るところには結局入れなかったな。たいへん残念だ。

2013-02-08 11:51:22