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東浩紀(@hazuma)さんによる書籍の適正価格や安価なサービスを強いる日本の市場圧力についての考察と境真良(@sakaima)さんの感想

東浩紀(@hazuma)さんが自身のゲンロンカフェ経営の経験を通じて提起する、書籍の適正価格とは?日本のサービスは需要と供給のバランスを鑑みない一律は価格設定をしているものが多いのでは?などなどの問題。と、境真良(@sakaima)さんによる出版物を出版する意味とは何か?サービスの高い安いとは?などなど。更にはデフレのはなしまで。
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東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
むかしはこういうの高いと思ったけど、ゲンロンカフェやるようになって逆に安いと感じるようになった。RT @kenji_kajiya 京都芸大美術学部、1年次の初年度納付金は、917,460円(市内出身者)または1,117,460円(市外出身者)2年次以降は授業料535,800円
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
書籍価格と授業料は一般に安止まりしすぎだと思う。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
安いですよ。自分で本書いたり授業してみればわかります。非常勤講師問題も行き着くところはそれでしょう。RT @plutoniurn これほどのポジショントークもないなw“@hazuma: 書籍価格と授業料は一般に安止まりしすぎだと思う。”
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
たとえば講演会参加料いくらが適切か、講師謝礼+場所代+スタッフ代そのほか必要経費を参加人数で割ればすぐ計算できるし、そうすれば1000円とか2000円とか赤字なことはすぐにわかる。15人しか参加しないイベントと300人入るイベントの料金が同じなのが、この世界の不条理なところ。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
書籍についても同じことが言えて、2000部しか売れない本と100万部売れる本が同じ値段になっていて、定価決定権は出版社にあり、しかも売れないのは著者の自己責任とか言われても著者は死ぬしかない。出版社は100万部売れる本も2000部売れる本もあるからポートフォリオ組めるけどね。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
日本の出版界や講演界は(もしかして教育も)、「少人数相手に適正価格できちんとサービスを提供する」枠組みを作ってこなかったと思うんだよね。学術書や文芸書はマンガの黒字で補填、トークショーは宣伝だから赤字覚悟、みたいな感じで値段不当に安く設定し続けてきたので、一気に崩壊している。
Hidekazu Suzuki @hidesu7777
一連の発言は完全に需要側を無視した供給側のもの。定価を高く出来れば解決するのか。 RT @hazuma: 2000部しか売れない本と100万部売れる本が同じ値段になっていて、定価決定権は出版社にあり、しかも売れないのは著者の自己責任とか言われても著者は死ぬしかない。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
はい。そう考えます。2000人しか必要としないサービスはあるからです。RT @hidesu7777 一連の発言は完全に需要側を無視した供給側のもの。定価を高く出来れば解決するのか。 RT @hazuma: 2000部しか売れない本と100万部売れる本が同じ値段になっていて、
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
印税10%、単価1000円という一般的な本のイメージは、著者印税を考えると、最低1万部(100万円)、できれば3万部くらい売れることを想定して設定されているものです。しかし現実にはそんなに売れる本はほとんどありません。そのため著者も書籍執筆に時間をかけなくなってきています。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
結果として1週間で書いたような適当な本ばかりが現れています。その傾向を加速したのが新書ブームですが、これは著者側の怠惰のせいではなく市場の歪みのせいです。3000部しか売れなくても5000円の設定ができれば150万円入ります。しかし多くの出版社はとにかく値段を下げようとする。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
むろんここには、出版社の価格の問題だけではなく、書店のありかた、広告のありかたなどいろいろな問題が関わっていると思います。しかし、ぼくが最近強く感じているのは、まずは「すべての本が安いのが前提であること」を変えるべきだということです。
Hidekazu Suzuki @hidesu7777
そういった少数向けのサービスは、なぜ高額でも需要側を納得させられるのでしょうか。大衆向けのサービスより高い対価性があるというのは経済原則に一致しないと思います。 RT @hazuma: はい。そう考えます。2000人しか必要としないサービスはあるからです。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
それはそれが好きなひとがいるからです。経済原則を誤解しているのでは。RT @hidesu7777 そういった少数向けのサービスは、なぜ高額でも需要側を納得させられるのでしょうか。大衆向けのサービスより高い対価性があるというのは経済原則に一致しないと思います。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
ちょっと驚きのリプライで、ここを説明するのもバカらしいので、このひととの対話はここで打ち切ります。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
原則として、世界には100万人に受けるコンテンツと1000人にしか受けないコンテンツがあり、後者は別に価格が高いからそうなっているのでなく本質的にそうで、また後者を支持するひとは他に代替物がないので高価格でも払う、ということがわからないひとには、文化は理解できないと思います。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
こんなくだらないことをわざわざ活字化しなければならないとは、本当に世も末だよ。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
ぼくが言いたいのは、21世紀風でネット風の言葉で言えば、要は、コンテンツ供給者(著者)に、コンテンツ制作に見合う対価を提供できないプラットフォーム(出版)は、粗悪なコンテンツ(本)しか集めることしか出来なくなるので早晩滅びる、というしごく当たり前の「経済原則」です。
Hidekazu Suzuki @hidesu7777
高い値段でも必ず購入する一定の需要が存在する特殊性がありますから。 RT @Hideo_Ogura: デモ、知財法とかって、1000部から2000部の世界ですよ。福井先生のような一般向けの啓蒙書はもう少し出ると思いますが。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
新書初版6000部、定価700円でしかも対談とかの場合、著者ひとりの印税は手取り20万に届かない。これでは雑誌掲載対談の再掲載が限界。まして書き下ろしなんて。いまは多くの著者から見て書籍は「割に合わない」商売になってきている。このままだと出版は質的に衰退すると思います。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
そういえば、そもそも印税も崩壊してきている。いまは7%とかも多いんじゃないかな・・
Hidekazu Suzuki @hidesu7777
それは好きな人が高額な対価で満足する内容があるからですよね。当初のツイートは少数向けと多数向けで同価値の内容を仮定しても、同額なことに不満を表明されているように読めたものですから。 RT @hazuma: それはそれが好きなひとがいるからです。経済原則を誤解しているのでは。
境 真良@GLOCOM&IPA(あーりん推し/芸能人スキャンダルネタ要らない) @sakaima
東さんの出版産業ツイートがとても的を射ているんだが、こりゃトゥギャられるだろうから、それを受けてコメント呟きを後でやろう...
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
ちなみにぼくは、牛丼屋とかも不当に安いのではないかと疑っています。味にも影響が出てると思うし。ブラック企業を問題視するのはいいけど、そんな労働を強いる市場の圧力のほうを問題視しないのは変なんじゃないか。日本は一般的にいろいろ安すぎますよ。
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
なぬ。牛丼とか変なこと書いちゃった・・w RT @sakaima · 東さんの出版産業ツイートがとても的を射ているんだが、こりゃトゥギャられるだろうから、それを受けてコメント呟きを後でやろう...
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コメント

未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2015年2月22日
2000部ぐらいしか売れそうにない本は5000円ぐらいの値段になってますけどね。
minstrel🗾 @minstrelatElore 2015年2月22日
出版業界はすでに衰退産業なんだけどなぁ。なんか勘違いしてないか?
石津五郎 @hagure141207 2015年2月22日
コンテンツの魅力がないから需要がないわけで需要が無くても良質なコンテンツなんだから供給すべきだってのはコンテンツ制作者のエゴ以外の何物でもないんじゃないのかね?コンテンツの価値を決めるのは送り手じゃなく受け手だろう。それでそのコンテンツが滅びるならその程度のものだったってことじゃねえか
ゴイスー @goisup 2015年2月23日
例えば、芸能人のディナーショーなんかは、お料理もつくけど、比較的キャパが少ない会場で間近にアーティストを見られるが故、超高額で成立するわけだ。あずまんだって「15人限定!あずまんと語ろう!」なんつってやるんならそれなりに高額な設定で出来るだろ?・・・・出来ないの? 15人のイベントと300人のイベントで価格が同じって、そりゃ主催がアホなだけですってw
marumushi @marumushi2 2015年2月23日
まあ「フォロワー数たったの5か、ゴミめ」を地でいくあずまん先生ですから、数の大きさは何より重要なのです
R・こばやし/dion軍 @R_Kobayashi 2015年2月23日
結局「5000部で単価高いけど利益が出る本と、100万部で単価安くて広告料でペイしてる本を、高い安いで同じ遡上にあげるのはどうなの?」って話だよなー。単価と部数でだけで比較すんなってのはわかるけど、そこを棚に上げてダンピングと価格合戦したツケではあるな。
内海まりお UTUMI Mario @mariouji 2015年2月23日
著者は副業でやれば良いという話がよく出てくるのだけど、出版社や編集者も副業でやれば良いって話はないのかしらね?
ななよ(七代) @nana4_japan 2015年2月23日
主導的に価格を決めたければ、自分で出版して取次に依頼もしくは直接書店と交渉すればよいのに。 なんで、リスクを負っている他者に対して文句を言うのかなぁ。
ななよ(七代) @nana4_japan 2015年2月23日
価格を決めるのは、単にその本だけの市場とのバランスを見るのではなく、他の出版物も含めての価格決定(実際は取次の影響も大きいが)。 あと、著者への印税は「販売数」ではなく「印刷数(商品化)」に対して発生する。
(地球庶民)社会主義者akairoさん[岩間達人] @takashi7zzfe 2015年2月23日
日本の読書文化は安い本が大量にある事で成り立ってる。欧米並みに知識層だけが(ブルーカラーは本読まない)高い金だして読むものにしたいのかね?・・・高い本はより高くなんて手軽に本を読む文化そのものが消滅する
バルログ @barurogu555 2015年2月23日
出版社は所詮「出版代行業」に過ぎない。出版代行業の提示する金額に文句あるなら代行して貰わず自分で出版すりゃいいだけの話。 何度も言うが出版社は所詮単なる出版代行業。
まいなーでーもん @MinorDemon 2015年2月23日
高尚な専門書じゃなくてもオタク界隈にいれば少部数で高い本なんてよく見ると思うのに。価格設定を高くしてもらえない=ニッチなとこ突けてない、単に売れない本ってだけのことなんじゃないかなぁ
ぼんじゅ〜る・Fカップ @France_syoin 2015年2月23日
中途半端な専門書を書いてるから安価でしか売れないだけなんじゃね?
ぽかさん @poka_poka 2015年2月23日
電子書籍のマンガの1巻が100円でセールしていたり、DVD付きの初回限定版が2000~3000円で売ってたり、ああいう感じで専門書も入門書は安く、専門書は高く、みたいな感じで差別化されるってのはあるかもしれない。
さうっしゅ@令和元年ノーイベ @mosakura1996 2015年2月23日
あずまんは自身をコンテンツ力のある大文化人だと勘違いしてるけど、現実は大量に使い捨てられるデータベースの周辺でしかないから価格ギャップが出ちゃうんでしょ。世の中には高価な本はいくらでもあるからね。
どこにもいない人 @nowhereman17 2015年2月24日
出版社は世間一般の常識とはかけ離れてますから理屈で考えても答は出ないんじゃないかな。
どこにもいない人 @nowhereman17 2015年2月24日
書籍に関しては安くはないでしょう。元々高かったものはあまり変わってませんが、安かったものはそこそこ値上がりしてますし、高いと思うか安いと思うかは、可処分所得と購入する分野によって違って来ると思います。
どこにもいない人 @nowhereman17 2015年2月24日
他方、大学の初年度納付金の方は馬鹿高いですね。そこは学生自身が支払える程度の金額であるべきだと思います。それが教員の報酬と直結してるって何かが変ですよ。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2015年2月24日
世の中は需要と供給で成り立っていて、今ある市場はそれが収束した結果だと理解できない人のサンプル例まとめがこちらですね。高額な本とか、高額な講師料(出演料)を貰える人なんて幾らでもいるのにね。
Yusuke Makino @Usekm 2015年2月24日
供給が過剰なので買い叩かれているのが現象なので、皆が安すぎるので辞めよう、となれば価格は上昇するはずですね。東さん自身も自分が買い叩かれてると思えば取引をしないのが一番だと思います。
K.Sugihara MD Ph.Dr @sugiharaz 2015年2月24日
適正な価格、適正な給与とは一体なんだろう。文化的背景の影響も大きいのではないか?
K.Sugihara MD Ph.Dr @sugiharaz 2015年2月24日
@hazuma 出版業界では実験できませんが、同じ出版物の内容をkindleで値付けして実験してみることは可能ではないでしょうか?
未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2015年2月25日
ぼくの本の適正価格の判断基準は勁草書房とかみすず書房ですが、世の中には108円とかタダ(図書館利用者)の人もいるかもしれない。
高槻の生活保護受給者 @Starving_nomad 2015年2月25日
「安くしなきゃ売れない」と目先の金を追って自分の首だけじゃなく関連業界の首まで絞めて息の根止めにかかってることに無自覚な生産者の存在は、出版業界に限らず、ぼくも関わる手作り品市場も同様。
高槻の生活保護受給者 @Starving_nomad 2015年2月25日
高品質なサービス提供には相応のコストが必要なんだけど、このコストの内「時間」に対する価値の承認が全くと言って良い程、供給者、消費者双方に欠如していると感じるのが手作り品市場。
高槻の生活保護受給者 @Starving_nomad 2015年2月25日
サービス価格の決定が供給側に丸投げされてる現状、サービスの価値の向上は供給側の課題なんだろうと思います。サービス提供しながら消費者の反応を見て価格の変動を図る市場コミュニケーションですな。
高槻の生活保護受給者 @Starving_nomad 2015年2月25日
ぼくが作ってる物は制作に専念すれば月に最大60品ほど作れますが、それは休み無しで1日16時間作り続けて可能な数字であって、現実に実現することは不可能です。では価格をどう決定するか、どのような供給体制を構築するかという課題は常に付き纏いますわな。
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