【DRM】 なぜ絶版本は電子書籍になりにくいのか? 2014年版 【制作コスト】
文庫は待たないで下さい。文庫になるとは限りません。文庫が初版のものが電子書籍に落ちるとは限りません。電子書籍にするためのコストが賄えないものも珍しくありません。売れなくて絶版になったもののためにもう一手間掛けてはもらえません。(`;ω;´)
2014-04-16 10:10:08最初から文庫で出てる本はもう山ほどあります。最初から電子書籍のみで出てる本の大多数は売れずに埋もれてます。 QT @soekiba: これからは、最初から電子書籍や文庫で出す時代かも。 RT @azukiglg: 文庫は待たないで下さい。文庫になるとは限りません。文庫が初版のもの
2014-04-16 10:59:41そこは否定しないけど、現時点では電子媒体だとコンテンツの作成コストを売り上げでは賄えないというのが大きい。 QT @explorer0915:@azukiglg @kyu190a 紙媒体という実体を得た本は 贅沢品や作家のステータスになるんだな 取り敢えず買わず後悔より買って後悔
2014-04-16 22:56:00例えば一冊1500円の新刊単行本。著者印税は一割で150円とする。執筆に三カ月、それに専念したとする。1カ月の報酬を30万とする。(賞与なし)単行本の初版は大体3000部位(最近の最低初版部数)として、初版印税は45万で、ぜんぜん足りない。
2014-04-16 23:02:12文庫本は今、550~650円位なので600円とする。初版は出版社、編集部、著者実績によってかなり幅があるので、確定的なことは言えないんだけど、12000部あたり、というか、刊行によって出版社が著者印税額の2~3倍位得られた上でそれが制作費や編集者の給料に足りなかったら、本出ない
2014-04-16 23:09:24著者印税で得られる額面は一昔前だったら「初版だけで百万」くらいはあったと思う。文庫の販売単価は安かったけど、初版部数は以前は割と多かったので。でも今は12000を越えるのも難儀するの珍しくない。600円(印税60円)で12000部だと72万。でもこれだと2カ月以上かけたら赤字。
2014-04-16 23:14:17電子書籍は紙の本の6~8割位の価格に落ち着きつつある。印刷工程の費用はないけどトラック流通コストはサーバー維持に、小売店収益分はストアサイトに、完パケデータの編集にかかるコストは紙と変わらない。インクと紙束がないからといってそんなに安くできる訳でもない。
2014-04-16 23:17:55だけど、電子書籍は少なくとも現時点では、紙の本と比べて市場が二桁は小さい。制作コストは大して変わらないのに収益は百分の一位、とかだと、リソース投入が非常に困難。なので、現時点では出版社と著者の多くの実入りは紙の本のウエイトの方が大きい。
2014-04-16 23:20:54@azukiglg なんかねー、電子書籍のあたり俯瞰してるとさ、妙~~~~~~~~にニコニコ動画のボカロ作品の浮き沈みとパラレルに見えるんよ。知ってる人は知ってるけど知らない人には一切どこからも伝わらないみたいな
2014-04-17 00:23:57だから試行錯誤を楽しむとか、勝ち逃げしたいとかなら今がチャンスだろうけど、なんだかんだで未だ黎明期な感じ QT @simulatokato: @azukiglg なんかねー、電子書籍のあたり俯瞰してるとさ、妙~~~~~~(cont) http://t.co/pCfKRbd1sJ
2014-04-17 00:30:18できるだけ大きな金引っ張ってこれるとこと組めば勝てるw QT @tyurukichi_AA: @azukiglg つまり成功の秘訣はアニメやゲームやコンビニとコラボすることですね
2014-04-17 00:31:15シグマブックが黎明だった時代をカウントしたら、どんだけ夜明け前が長いのかって気はします QT @a_nightbreed: @azukiglg なんだか、延々黎明期な感じですよね。SONYの電子書籍リーダーを手に入れたの(cont) http://t.co/BidtFznQx9
2014-04-17 00:34:20新刊買っておくれようw QT @tyurukichi_AA: @azukiglg 加藤さんの本がバカ売れして私にたらふく奢ってくれる約束が果たされるのはいつの日か(イルカ食べたい
2014-04-17 00:38:21電子書籍で十分収益が上がるようになるまでは、紙媒体は残ると思いますよ。でも「ネットにある物は公共財だからタダで当然」て意識が改革されないうちは無理 QT @boketsukkomi: @a_nightbreed (cont) http://t.co/MOMp8yg9J4
2014-04-17 00:41:00DRMフリーじゃない電子書籍の悲劇は楽天とソニーで思い知ったと思う QT @a_nightbreed: @PCengineerX @azukiglg なんか、メリットってかさばらないだけ、みたいな気がする
2014-04-17 00:42:14iOSの購入システムがめんどくさいのはappleの嫌がらせだとは思うw QT @a_nightbreed: @azukiglg 購入システムがいまいちハードルが高くて踏み切れずに居ます。反応速度はどうなんだろう?
2014-04-17 00:46:35電子書籍化に関する話はもう何度目だろう……(・ω・)
まず、これは読者には関係ない裏方の話なんだけど、この十数年の間に書籍(紙)の製作工程はその多くが電子化されてる。ぶっちゃけ、ソフトウェア上で編集して、製版用データを作ってる。印刷用データも活字組んだりとかはもう随分前からやってない。
2014-04-17 06:02:28んで、そういうのをDTP(デスクトップバブリッシング)とかいったりしてる。昔の本は色々な要素素材を組み合わせたもので「版下」というのを付くって、それをフィルムに焼き付けたのを原版として印刷してたんだけど、DTPで電算製版された本というのは、それが全部データになってる。
2014-04-17 06:03:39んで、昨今の本はコミックでも文章の本でもデータになった状態でフィニッシュされてるので、そのデータが残っていれば電子書籍化は割とハードル低い。低いけど、いつも口酸っぱく言ってる「校正」は人力でやんないとならないので、そこにコストは掛かる。まあ、それでもデータ化されてるとかなりマシ。
2014-04-17 06:04:45ここ最近の本なんかは、もう最初から「新刊と同時に」或いは「一カ月遅れくらいで」「初版が捌けた後くらいに」みたいなスケジューリングで電子書籍になるのが最初から織り込まれてたりする。そういうのは、紙の本と電子版の両方が出るので、後は大手出版社次第。
2014-04-17 06:05:35次に、「データはあるけど電子書籍化が念頭になかった本」。これは、電子書籍化のための再編集をするコストと手間を【誰が負うのか?】次第。それでも、やると決まれば電子データがある分、作業はだいぶ楽。やるのは出版社か、そこから委託を受けた印刷所とかでしょう。
2014-04-17 06:06:40もう少し遡って、「電子データで組版されたが、その電子データが残っていない(紛失・喪失)本」及び「昭和から平成に刊行されたが、電子組版ではない本」の場合は、紙束の書籍を底本として、再復刻作業をしなければならない。
2014-04-17 06:07:45日本には夥しい量の出版物があるけど、恐らく過去の刊行物のうちの大多数は、電子データを紛失しているか電子組版されていない本の状態で存在する。これらは、底本をスキャンすれば、みたいな話になると思うんだけど、スキャンだけで復元できるわけじゃないので、手間は掛かる。
2014-04-17 06:08:47