坂上秋成さんの「終わらない日常云々の終わった言説の外側で『らき☆すた』の物語は動き続ける」

坂上秋成 @ssakagami7776

らき☆すたの10巻を読んで疲労回復を狙う午後。7巻くらいからの絵のタッチに苦手感けっこうあったけど、最近割と慣れてきて再びこなたを可愛いと思えるようになった。しかしちゃっかり大学生になって海に行ったりしているこなたやかがみを見るのは割とつらい！

坂上秋成 @ssakagami7776

『らき☆すた』10巻読了。アニメが8年くらい前に大ヒット＋4コマという形式＋オタクヒロイン＋あるあるネタ＋時事ネタという要素でかなり特殊なコンテンツになっているなと改めて感じる。おそらく、多くの人の泉こなたってアニメの時で止まってると思うんだよね。

坂上秋成 @ssakagami7776

今のこなたは、テニミュ行ったりAKB総選挙に皮肉かましたりしていて、それは何年も経過している以上当然のことなんだけど、「あの時のこなた」とのズレはすごく巨大。終わらない日常うんぬんの終わった言説の外側で、らき☆すたの物語は動きまくっているのだった。

坂上秋成 @ssakagami7776

しかも明確に人間関係や年齢も変わってきてるんだよね。今はこなた組は大学生だし、ゆたかやひより達に割かれるページ数も多い。人間関係で言えば、かがみんは別格として、おそらくこなたの中ではひよりが最も優先度高い。みゆきさんに至っては、またしてもこな・かが・つかさの旅行から外されてる。

坂上秋成 @ssakagami7776

正確に数えてないけどさ、多分「みゆきさん来れなくて残念だったね～」的なシーンって合計10回くらいある気がする。高校生から大学生になって、つまりは時間経過が日常系作品に取り込まれることで、生理的に合わない人が除外されていくというのは自然なことなんだけど、実は類例ない気がする。

坂上秋成 @ssakagami7776

あたかも『あずまんが大王』におけるちよすけの台詞「そっか卒業してもみんな一緒なんだ」を引き継ぐように、らき☆すたメンツは今も仲良し。だけど明らかに序列みたいなものが変わっていたり、こなたの性格の悪さが加速していたりする。

坂上秋成 @ssakagami7776

全部込みで、俺は今の泉こなたがあんま好きじゃない。俺、テニミュ見ないし。けどそれはリアル友達と趣味や遊ぶタイミングが噛み合わなくてちょっと疎遠になるあの時の感覚のようなもので、むしろ時事ネタの共有で二次元キャラクターを三次元友人のように錯覚させるギミックに感心してしまう。

坂上秋成 @ssakagami7776

さらに言えば、それがストーリー仕立てではなく、4コママンガという形式に依っていることで、読者の見えないところで展開されている（はずの）物語内容まで想起させる。多分こなたはみゆきさんの頭いいネタいじるのにも飽きてひよりんに文句言ってそうだなーとか。

坂上秋成 @ssakagami7776

とりあえずトータルとして、アニメのらき☆すたの素晴らしさとは別に、「あのこなた」と理想の空間・関係性がゆるやかに壊れていく（それは当然悪いことではないです）過程を楽しむものとしてマンガ版、オススメです。

荒井祐太 @yutaarai

８年・・・時の流れはおそろしい・・・

荒井祐太 @yutaarai

@ssakagami ぜんぜん読んでないのになんですが、彼氏ができる（処女喪失する）展開が今後あるのかないのか、それがちょっと気になってきましたｗ

坂上秋成 @ssakagami7776

その一戦だけは守られてるよｗ　ただあやのは元々いるしねー。うーん、あれで百合感に頼ってないのが凄い。RT @yutaarai: @ssakagami ぜんぜん読んでないのになんですが、彼氏ができる（処女喪失する）展開が今後あるのかないのか、それがちょっと気になってきましたｗ