大転換する世界のなかの日本(NHKラジオ第1放送ビジネス展望6月20日放送分)まとめ
- o_noyoshiaki
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NHKラジオ第1放送ビジネス展望6月20日放送分 大転換する世界のなかの日本 Q:4月の消費増税後の日本経済はどんな状況でしょうか。
2014-06-20 06:54:39・増税を含めて原価の値上がり、賃金の上昇で経営が大変だという人が増えてきた。要するに不景気と物価高だ。 ・増税前の勢いがどんどん衰えてきていて、夏にV字回復ということはないだろう。安く大量にを経営の柱にしてきたところほどまったく未来がない。
2014-06-20 06:54:53・安倍内閣の第3の矢も大方期待外れで第3の矢で景気が良くなると言う声は経済界からは聞こえてこない。そもそもどこまで実行できるのかがわからない。
2014-06-20 06:55:10・中国は不動産バブル崩壊が進んで国内は終わりなき権力闘争の真っ最中。欧州はマイナス金利政策を導入するほどの不景気。米国もIMFが今年の成長率見通しは大きく引き下げ。
2014-06-20 06:55:15・気がついたら世界中不景気である。不景気と物価高で未来を創れる企業は余程実力があるところ。中身の二極分化がこれから急拡大する。
2014-06-20 06:55:29今後はどうなるのでしょうか。 ・結局世界は08年のリーマンショック後にサブプライムローンや無謀な不動産融資を拡大させ、それが今になって不景気になった。ということはこれがまたバブル崩壊して金融危機を引き起こす。もう今度は政府に助ける力がない。これがいわゆる2番底である。
2014-06-20 06:55:49・欧米ではもう大手金融機関や大企業の動きを封じ込める法制度が着々整備されていて、今度の危機で政府は潰れないようにしようとしている。しかし貧富の格差は大きく、国債をあまりにも大量に発行しすぎているから政府も無事では済むまい。
2014-06-20 06:56:18・米国ではいま政治の地殻変動が起きていて、大企業から巨額の献金を受けた有力議員が予備選挙で落選して原点回帰派、理念派が当選している。米国はますます巨大ビジネスに厳しく、また内向き姿勢になる。
2014-06-20 06:56:45・しかしここでも格差問題があり先行き予断は許さない。何よりも世界の市場が次に大暴落した時に実体経済や今の政治のシステムに何が起きるか。想像を超えることになる可能性は十分ある。
2014-06-20 06:57:01・米国が侵攻したイラクで米国が育てたイラク軍が一瞬にして壊滅したことは歴史的事件だ。次はアフガニスタン軍が同じようになるだろう。米国に対する反撃が本格的に始まったとみるべきで、ユーラシアから米国が撤退する時が来たのだろう。
2014-06-20 06:57:19・日本は今頃集団的自衛権とか言っているが、今や世界は武力では問題が解決しないどころかますます混乱がが広がって平和が壊れるばかりである。
2014-06-20 06:57:38・一方日本は国内で産業の衰退と労働力不足、そして少子高齢化がますます鮮明になってきた。さらに政府もいよいよカネに詰まってきて増税や社会保障の切り捨てを進めようとしている。ここでも今までの体制がもはやもたなくなっている。
2014-06-20 06:57:49・こうしてどう見ても今までの体制は国内でも外国でも完全に行き詰っている。相場の暴落や戦争の勃発は構造の行き詰まりを一瞬にして破綻に導く。だから早急に未来を考えて次の体制を考えておかないとどこも手遅れになる。
2014-06-20 06:58:01どうすればよいのでしょうか。 ・混乱は大変だが混乱は必ず収束する時が来る。そこに焦点を当てて国でも企業でも自分たちの役割を見定めて準備をしていく。それが混乱期の正しい過ごし方だ。
2014-06-20 06:58:15・今や20世紀の大きな政府、大きなシステム、巨大な軍事的安保は役に立たない。生活も仕事も小さな規模で、無数にネットワーク化してヨコ型に広がっていく。
2014-06-20 06:58:26・政治も結局は地域ごとの合従連衡に落ち着き、巧みな外交力と国内の経済力を伸ばす力のあるところしか生き残らないだろう。それがないと国民が安心して生きられないからだ。
2014-06-20 06:58:40・日本は平和を基礎に21世紀の新しい科学技術、健康や持続可能性に寄与する新しい産業と、民衆の熟練の技で世界に貢献することが最も賢明だ。そして経済の中心は元気の良い地域だろう。
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