「『エートス計画』とはなにか」

宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。 雑誌『DAYS JAPAN』に掲載されたコリン・コバヤシ氏の記事を紹介しています。
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島薗進 @Shimazono

「『エートス計画』とは何か?」DAYS JAPAN6月。主な問題は帰還促進という政府側の目的にそった「リスコミ」戦略と切り離せないという事。異なる選択をする被災者の支援を排除している。異なるリスク評価が討議の場に上ってくることがない。echoechanges-echoechanges.blogspot.jp/2014/06/days-j… 

2014-06-20 09:34:50

チェルノブイリから福島に進出『エートス計画』とはなにか/コリン・コバヤシ
 Days Japan 6月号から、筆者自身が許可を得た転載
http://echoechanges-echoechanges.blogspot.jp/2014/06/days-japan.html

島薗進 @Shimazono

「『エートス計画』とは何か?」DAYS JAPAN6月号。対話そのものに意義がないわけではない。だが、対話が置かれている文脈が問題。IAEAが帰還を進めることを優先するという立場で行ってきたもの。原子力推進との連関を疑われざるをえない。echoechanges-echoechanges.blogspot.jp/2014/06/days-j…

2014-06-20 09:35:08
島薗進 @Shimazono

「『エートス計画』とは何か?」DAYS JAPAN6月。「ダイアローグ・セミナー」は14年2月に政府が示した「帰還に向けた放射線リスクコミュニケーションに関する施策パッケージ」に照らして捉えるべきもの。多様な立場をそれぞれに支援し、そのためのコミュニケーションを行うものではない

2014-06-20 09:35:50
島薗進 @Shimazono

「『エートス計画』とは何か?」DAYS JAPAN6月「帰還に向けた放射線リスクコミュニケーションに関する施策パッケージ」env.go.jp/chemi/rhm/risk… は問題が多い。ある立場のリスク評価を受けいれさせるためのリスコミという前提。適切なリスコミはそういうものではない

2014-06-20 09:36:45
島薗進 @Shimazono

「『エートス計画』とは何か?」DAYS JAPAN6月号。異なるリスク評価が見えるようになり、それぞれの立場の妥当性を判断でき、また異なる立場が一定の妥当性をもつ場合、それぞれに尊重されなくてはならない。甲状腺がんの場合に顕著だが放射線リスクについて住民は信頼性欠如に悩まされてる

2014-06-20 09:39:03
島薗進 @Shimazono

「『エートス計画』とは何か?」DAYS JAPAN6月号。帰還促進のためのリスコミという政府の施策はある立場を強要することによって、分断を深める方向を強めている。その線でのリスコミにお金を多くかけるほど、排除される人たちの不信を深め、和解・協同への道が狭められていく。

2014-06-20 09:39:33
島薗進 @Shimazono

「『エートス計画』とは何か?」DAYS JAPAN6月号。適切なリスクコミュニケーションとは?2011年12月の『医学のあゆみ』特集「原発事故の健康リスクとリスク・コミュニケーション」(企画:長瀧重信氏)は今も参考に。特定の立場の専門家主導で、意見を排除するのは不適切。肝心な点。

2014-06-20 09:45:56