刺青タトゥーと茂木健一郎氏と異文化理解
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1)刺青タトゥーと茂木健一郎氏と異文化理解 茂木健一郎氏、温泉での「刺青、タトゥーは入浴お断り」に苦言 「不当な差別をしている限り、日本の温泉の世界遺産登録は無理」「日本の伝統でも何でもない。ただ無知でバカなだけ」
2014-06-21 16:49:513.茂木健一郎氏のツイート タトゥー、刺青の張り紙ツイート twitter.com/kenichiromogi/…
2014-06-21 16:48:32貼り紙、つくった。全国の温泉、公衆浴場関係の方、ぜひ、ご活用ください!!!! pic.twitter.com/muPpReF1jx
2014-06-17 09:45:194.下記のタトゥー、刺青について氏の見解 第1270回「自分はイヤだからは、理由にならない」 togetter.com/li/681665
2014-06-21 16:48:255.これはちょっと自分にとっても考えさせられた。タトゥーの文化的多様性と現代の人権感覚からすると、これらはタトゥーを入れている人たちの人権を尊重していない、というのが氏の理由のようだ。
2014-06-21 16:48:196.また暴力団関係者以外にファッションでいれている、皮膚病等を隠す為という多様性、また過去、江戸時代の文化やアイヌ文化、外国におけるタトゥー文化という多様性にも触れられており考えさせられた。
2014-06-21 16:48:147.そもそも人権とは何なのだろうか。 Wikipedia「人権」 日本における人権 日本国憲法は、国民主権(主権在民)、平和主義とならび、基本的人権の尊重を三大原則としている。
2014-06-21 16:48:058.基本的人権とは、人間が、一人の人間として人生をおくり、他者とのかかわりをとりむすぶにあたって、決して侵してはならないとされる人権のことである。すべての人間が生まれながらにして持つ。
2014-06-21 16:48:009.基本的人権は、生命、財産、名誉の尊重といったような個別的具体的な権利の保障へと展開することが多い。このため、体系化されているさまざまな権利を総称して「基本的人権」ということもある。
2014-06-21 16:47:5610.人権に関する法律の整備の基本的な部分は、主に内閣府と法務省が担当しており、法務省の人権擁護局がその中心となっているほか、必要に応じて担当する省庁が法律を整備している。
2014-06-21 16:47:5111.基本的人権の内容 とりあえずここで関連がありそうなのをピックアップ ・幸福追求権 ・法の下の平等(第14条) ・自由権(国家からの自由、恐怖から免れる権利(前文)) 自由権に属する ・外面的精神の自由 及び ・表現の自由(第21条)
2014-06-21 16:47:4412.次にWikipediaにて「差別」を読む 差別とは元来、差をつけて区別することであるが、社会学においては特定の集団や属性に属する個人に対して特別な扱いをする行為を意味する。国際連合は、「差別には複数の形態が存在するが、その全ては何らかの除外行為や拒否行為である。」としている
2014-06-21 16:47:3613・語源・定義(関連項目のみ抜粋) 正当な理由によらず偏見や先入観に基づいて、あるいは無関係な理由によって特定の人物や集団に対して不利益・不平等な扱いをすることを指す。
2014-06-21 16:47:3114・差別の項目を見ると、まず目につくのが 1.出生など自分で選択不可で生まれた時から負わされているもの (階級や身分、性や民族、人種、能力(目が見えない、自閉症などの身体的、精神的能力、らい病など不治の病等)
2014-06-21 16:47:2715・文化的差異を差別するもの (犬、猫食・昆虫食・兎、カンガルー、あるいは哺乳類全般を食する文化や地域的習俗、祭礼、また各種の趣味に没頭する”オタク差別”など)
2014-06-21 16:47:2116・差別項目で刺青は”自分で選択可能なモノ”なので、1は該当しない。よって茂木先生の場合は2ということになる。確かに文化的差異を差別として考えてはいけないと思う。例えばクジラ漁に対するオーストラリアやシーシェパードの活動はクジラを食する日本人の文化を否定している
2014-06-21 16:47:1617.何か犯罪が起こるとマスゴミによってオタクと喧伝されたり色んなアニメが”暴力的”だからという理由で非難を浴びたりゲームによって”ゲーム脳”などと差別されたりといった風にだ。
2014-06-21 16:47:0718.今後オリンピックを開催するにあたり日本にはタトゥー文化を持った人々が大勢来日することになる。しかしながら公共において”刺青禁止”となっている日本は公共入浴場において彼らを受け入れるべきか否か。
2014-06-21 16:47:0120.マジョリティ(多数派)にとって「刺青はヤクザ」という共通認識が存在する。一方でマイノリティである「ファッションとしての刺青」を公共空間の銭湯や温泉で認めるかどうか、という問題がある。またタトゥーをいれた外国人の入浴を認めるかという問題とも繋がる。
2014-06-21 16:46:5121.ここで「異文化理解」の中にある「普遍主義」について説明する。国家のような共同体においての「普遍」とは「その共同体に属する多数派の文化」ということを指す。しかし「差別主義」のようにマイノリティの虐殺などはやらない。しかしマイノリティを全面的に認めるということもしない。
2014-06-21 16:46:4523.どういうことかというと「私的な空間」と「公的な空間」に世界を二つに分けて、それぞれルールを決める。「私的な空間」では自分の文化にのっとって行動していい。ただし、「公的な空間」では「普遍」とされた文化に従いなさい、ということになる。
2014-06-21 16:46:3224.恐らく大多数の、あるいは日本国において国家の取っている政策は「普遍主義」であろうと推察できる。これは差別か? というと「普遍主義」では差別に該当しない。
2014-06-21 16:46:2425.普遍主義における「差別しないこと」とは「公的空間ではみんな同じことをする<公民>としてあつかう」ということで平等性が実現されている。
2014-06-21 16:46:19