【ラブライブ!2期】11話感想まとめ。―9人の海、9人の決断、9人のμ's

アニメ2期を観た私感をまとめております。後々覆される点もたくさんあると思いますが、放送当時にしか抱けない感想を大事にしたいと思います。みなさんの振り返りの糧になれば幸いです。 ・まず第11話に絶大な感謝と敬意を ・音ノ木坂=μ'sへの想い―亜里沙の憧れと雪穂の違和感 ・雪穂が問いかける、μ'sのこれから 続きを読む
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夕日が沈みきって暗くなる空には星が現れます。「予感の星」は、μ’sの未来への希望を示すモチーフ。それをみんなで見てしまったら、希望を悟ってしまったら、この決断を後悔してしまう。だから走り去ったのではないでしょうか。#lovelive pic.twitter.com/u8lFlOe2gt

2014-06-22 02:49:04
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9人だけの根府川駅、9人のμ'sの「証明」写真

momorin @momorin_cloverZ

9人が戻ったのは、海岸の最寄りの国府津駅ではなく、根府川駅でした。この駅は東海道線唯一の無人駅。絵里が「この駅で今こうしているのも私たち9人だけ」と語るように、ここもまた穂乃果の望み通り、本当に9人だけの場所でした。#lovelive pic.twitter.com/o1ejKP9eGt

2014-06-22 02:55:55
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穂乃果は記念として、ケータイではなく証明写真を撮ることを提案します。この証明写真機は実際の根府川駅にはないそうですが、あえて証明写真が選ばれたのは、まさにμ’sの9人だけがここにいた証し、「証明」を残すためでしょう。#lovelive pic.twitter.com/fbMIusNTGf

2014-06-22 03:01:00
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ケータイやプリクラだとデータを複製できるし、編集や装飾もできてしまう。いまを、何の飾りもなくそのまま映し出してくれる証明写真1枚だけが、9人がこのときここにいた確かな証し、μ’sの「証明」となるのではないでしょうか。#lovelive pic.twitter.com/sjGH2PkpYP

2014-06-22 03:06:46
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9人が笑いながら歩く駅の中も、関東大震災の慰霊碑、受験ポスター、夕日といった「終わり」「別れ」のモチーフに満ちていました。線路もまた、どこまでも続いているようで必ず終わりがある、青春を代表するモチーフだと思います。#lovelive pic.twitter.com/qlLeWWkQAZ

2014-06-22 03:13:53
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感情の波が、引いてはまた押し寄せる―青春の涙が流れる「根府川の海」

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9人だけの駅に満ちた「終わり」「別れ」のモチーフで蘇るように、引いていた感情が、再び9人に押し寄せます。泣きそうになって海から走り去って、写真で笑って、また涙を流す。感情の波の描写が本当に美しいシーンだと思います。#lovelive pic.twitter.com/d0CkIS5Z9q

2014-06-22 03:19:42
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ラブライブ!というコンテンツはまだ続きます。それでもみんなが、9人が、こんなにも涙を流すのは、この作品があらゆる文脈を束ねてきた物語だからでしょう。それぞれの想いで物語を切り取って、それでもみんなが涙を流すわけです。#lovelive pic.twitter.com/GwR27PTfSF

2014-06-22 03:24:43
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みんなが涙を流すその頭上に、一番星が輝いていました。このμ’sの物語には終止符が打たれるけれど、スクールアイドルの物語も、一人一人の人生も続きます。そのすべてに希望を照らし出すように、次の「予感の星」は輝いています。#lovelive pic.twitter.com/Ge4XWoG6ID

2014-06-22 03:27:46
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ちなみに、茨木のり子さんの詩に「根府川の海」というものがあります。この詩もまた、過ぎ去った青春の淡い希望や儚い輝きの記憶を、根府川の海に託したものです。偶然なのかは分かりませんが、この海はそういった物語性を秘めた場所でした。関心のある方はぜひ調べてみてください。#lovelive

2014-06-22 06:16:29

9人のμ'sを「証明」するための、ただ1つの証し

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ラストライブまで一週間。終止符を打つ決断を共有し、想いを新たにした9人は意気揚々と練習に向かいます。ラブライブ!の舞台は、優勝よりもむしろ、μ’sの最後の場所という意味性を強くして、9人を迎え入れることになりました。#lovelive pic.twitter.com/KG85dnBZcz

2014-06-22 03:34:27
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証明は、それを確かめようとする誰かがいて初めて、証明として機能する。ただ1枚の証明写真は、9人のためだけでなく、μ’sがいたことをみんなで証明するための証し。μ’sの記憶を共有し、確かめるための証しなのだと思います。#lovelive pic.twitter.com/YO7banYI9R

2014-06-22 03:45:30
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この物語は「決断主義」である

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改めて確信したことは、この物語は「決断主義」なのだということでした。自分は、物語を駆動してきた穂乃果の姿を『天性の決断主義』と呼んできました。ここで言う決断主義とは、どうしようもない状況に置かれて、逃げるのではなく、何かを決断すること自体に意味を見出すことです。#lovelive

2014-06-22 03:52:36
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決断主義は決断自体に意味を見出すので、その中身が物語を間違った方向に導くこともたくさんあります。でも、穂乃果の決断は、紆余曲折はあれど物語を必ず好転させていく。必ず上手くいく。だから自分は、この物語の中核にあるものを、穂乃果の『天性の決断主義』と呼んできました。#lovelive

2014-06-22 03:55:49
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1期1話、廃校というどうしようもない状況で「やるったらやる!」と走り出すことを決断したときから、穂乃果の『天性の決断主義』が物語を駆動させてきました。しかし2期では、1・3話以来、9人やみんなのチカラが物語を動かし、『天性の決断主義』は希薄だったように思います。#lovelive

2014-06-22 03:59:16
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11話で、穂乃果の『天性の決断主義』は、おそらく最後となるであろう、史上最大最高の決断を下しました。それはやはり、9人の証しを残し、μ’sを輝かせる最善の決断だと思います。そしてその決断は、穂乃果だけではなく「私たちが決めたこと」。μ’s9人で導いた決断でした。#lovelive

2014-06-22 04:07:26
momorin @momorin_cloverZ

μ’sは「みんなで叶える物語」だけれど、その主役は間違いなくこの9人であり、物語を動かすのは、穂乃果をリーダーとする9人の決断です。そんな、μ’sの『天性の決断主義』が、11話で改めて描き出されたのだと感じました。#lovelive pic.twitter.com/PWCHonLpRX

2014-06-22 04:11:59
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次回「ラストライブ」へ向けて

momorin @momorin_cloverZ

次回は「ラストライブ」。予告の9人は「Music S.T.A.R.T!!」で描かれたパジャマ姿をしているようです。果たして、どんなライブを披露するのでしょうか。そして、大会本選を本当にラストライブにするのでしょうか。#lovelive pic.twitter.com/Ua77VJhRSL

2014-06-22 04:16:19
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スクールアイドルらしく、卒業ライブを最後にするのかもしれない、という希望的観測を抱いたりもしています。そのとき思い出すのは、μ’s流の卒業式を思わせる、2期OPの光景です。いずれにしても、ラストライブが楽しみです。#lovelive pic.twitter.com/YujMghD3aJ

2014-06-22 04:20:03
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momorin @momorin_cloverZ

第11話の感想まとめは以上です! μ’sという物語に終止符を打つ、大きな大きな決断の回。9人が涙を流す姿に、紡いできたすべての物語が重なりました。避けられない青春の終わりを前に、刹那的な輝きを放つ。スクールアイドル性そのものを体現する姿に、胸が熱くなりました。#lovelive

2014-06-22 04:25:16
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