烏賀陽弘道@hirougaya氏は語る；「取材が下手な奴の記事はフリーだろうが企業記者だろうが下手だ！」

烏賀陽　弘道 @hirougaya

私がオリコンにSLAPP訴訟を起こされたとき、いちばん最初に問題を理解して報道で援護射撃してくれたライター３人。津田大介さん、石井政之さん、諸野脇正さん（インターネット哲学者）。特に諸野脇さんは毎回口頭弁論や進行協議に必ず来て２時間以上話を聞いて帰って行った。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

諸野脇正さんは裁判書類をぜんぶ手元に置いて文章を書くので、きわめて正確だった。他の自称ライター、ジャーナリストは間違いだらけの文章を出すので毎回訂正にヘトヘトになった。意外かもしれないが、裁判取材でいちばん重要な訴状ですら持たずに取材する自称ライター／ジャーナリストがほとんど。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

だから、裁判で争点にもなっていないことや、こっちが言ってもいないことを言っているように書いたり、ぼくがオリコンの主張通りのことをやっていたように書いた人がけっこういて真っ青になった。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

裁判はすべて書面に書き尽くされているのだから、裁判所に提出した書類は取材に必須です。自称ライターさんたちがぼくの記者会見に来て質問だけして帰っちゃう（訴状のコピーなど山のように持っていた）ので、不安だった。で不安は的中した。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

なので、フリーの人だろうと、企業記者だろうと、取材がヘタクソ＝やるべき簡単な所作（訴状のコピーを手元において取材する）を守っていない人は不正確な記事を書く。そんなに難しいことでもないのにやらない人は、単なる怠惰ではないのか。