- ttt_ceinture
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翻訳理論についてもっと良く知りたいと思っても、言語学に関わるものは一通り翻訳が絡んでくるから、結局全部やるにこしたことはないのだろうが、正直軽くふれるぐらいでいいのだが…。あの『翻訳理論の探求』で不確定性原理とかゲーム理論とかXMLとかの話が出てきた時は相当びびったが。
2010-11-13 02:20:19@ryaukwant たしかLevyというチェコの翻訳理論家がゲーム理論をチェスで遊ぶときのように、翻訳者の意思決定プロセスとしてなんちゃらみたいな記述がありました…。面白いには面白いのですが、果たしてゲーム理論の使われ方が正しいのかは謎です笑
2010-11-13 02:44:04@ryaukwant 翻訳は不確定性で、それをゲーム理論でアプローチかけてみよう…みたいな話です。まさか翻訳の本でハイゼンベルグの名前を聞くとは思いませんでした…。 みすず書房から出てるアンソニー・ピムの『翻訳理論の探求』という本なので、見かけたら索引だけでも眺めてみてください笑
2010-11-13 03:03:09@ryaukwant 僕はゲーム理論とかはwikipediaぐらいのレベルでしか知らないので、何か気付いた点とかありましたらつぶやいて頂けると嬉しいです!
2010-11-13 03:11:12@roaming_south 私もよくわかんないんだけど、英語圏ではTranslation Studiesといった方面がいま成立してて、古今の翻訳論の教科書的なアンソロ本が出ていたりする。日本では「翻訳学」とかが勃興しているっぽいけど、交差してるのかよく知らない
2010-11-13 02:26:05@ttt_ceinture 他者という試練とか、みすず書房が翻訳理論に力入れてる気がします。マンディの翻訳学入門はかなり影響受けました。ただ文化やら社会学やらポストコロニアルなど少しでも言語に関わりそうなものはすべてその研究対象になるので、絞り込むのがかなり大変な印象がまだ…。
2010-11-13 02:33:42@roaming_south 『他者という試練』はまた英語圏のとは大きく異なる路線のような(一方で邦訳版で追加された参考文献一覧はそれっぽい)。あ、マンディのってIncluding...の訳だったのか。洋書持ったまま読んでねえorz 英語圏のは文化研究や多文化間交渉の議論の印象。
2010-11-13 02:37:00@roaming_south 映画の字幕翻訳なども一応TSにあるはずで、P. Kuhiwczak & K. LittauのA Companion to TLには"Screen Translation"って論文やL. Venuti編のThe TL Readerにもあった。
2010-11-13 02:46:01@roaming_south ちなみにVenutiの本(聖ヒエロニムスからパウンドまでずらり http://amzn.to/cHOfN1 )に入ってる阿部の映画字幕論はここで翻訳読める。 http://bit.ly/aOyMWm 阿部マークノーネスは小川紳介の研究者ね。
2010-11-13 02:51:44@ttt_ceinture マンディの原題はIntroduction Translation Studiesで、そのままです。ベルマンのあれは主にドイツでしたね…。ただ翻訳学入門はかなり曲者で古今東西、それこそシュライアーマハーやらデリダやらなぜかブルデューまで取り上げられます笑
2010-11-13 02:39:52@ttt_ceinture 字幕翻訳ももちろん入りますね。なんかハリウッドでは脚本から翻訳するのが増えていて、翻訳する際の注意書きまでついているとか…。Google翻訳みたいなのとかも入りますし、精神分析の翻訳の概念も入ったり、まあ、なんか学問というか、本当アンソロジーですね笑
2010-11-13 02:55:19@roaming_south Introductionの方だったか。雑多にいろんな領域の思想がとりあえず参照されるのは新興領域ではよくあることなんで、まだそういう段階ということなんだろうね。ベルマンはベルマンで面白いけど、翻訳された背景に英語圏動向への意識があるのかも、と思ったり
2010-11-13 02:56:05@roaming_south Venutiのアンソロにはベルマンとデリダもあるw よく覚えてないけど、たしかデリダの「妥当な翻訳とは何か?」はもともとCritical InquiryにVenutiによる英訳掲載されて、死後に仏語単行本になった。あの薄いのばっかり出してるシリーズ。
2010-11-13 03:00:48@roaming_south 素でスペル間違えたのに気づいたので再確認だけど、マンディのってIntroducing Translation Studies. Theories and Applications (Routledge, 2001)とは違うの? 持ってたのはこれだった
2010-11-13 03:17:10@ttt_ceinture あの二人は近い気がします。ベヌティ自身、1985年にベルマンの他者という試練を翻訳しています。デリダはどっちかというとベンヤミンの翻訳者の使命論の印象が強いですね。三回読んでもまだピンと来てないという…泣
2010-11-13 03:09:25@roaming_south VenutiがベルマンのL'epreuve de l'etrangerの英訳者だったとは。著書The Translator's Invisibility(1995)もそっち方面なのかなあ。デリダは「翻訳可能性/不可能性」がよく出てくるのでまとめずらい
2010-11-13 03:21:57@ttt_ceinture あ、僕が間違えていました…申し訳ないです。ちなみにピムの『翻訳理論の探求』の方はExploring Translation Theoriesです。それと、翻訳学をTraduiologieという言い方を誰かがしてましたが、あれがベルマンだったかな…。
2010-11-13 03:25:19@ttt_ceinture ベヌティは解釈学、シュライアーマハーつながりで近いと思います。彼は他にも不可視性というキーワードを使って、社会学的なアプローチをかけています。ラトゥールとかルーマンとかも援用するらしく、一度読んでみたいものです。
2010-11-13 03:31:38@ttt_ceinture こっそり出てました笑 日本の翻訳理論は日本語の問題がありますしね…。後は、日本に限らないかも知れませんが、翻訳は実践(読みやすさ・正確さ)のための理論であって、翻訳そのものを思索する意味があるのかという気もしますから、あんま興味持たないと思います笑
2010-11-13 03:37:07