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Translation Studiesについて

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@ttt_ceinture

@roaming_south 私は翻訳そのものの思弁に興味あるよ! 日本語の翻訳論の本はよく知らない。翻訳者が技術指南してる本はあるけど、そういうのは読みやすく訳し下すテクニック一般になりやすいし、大味なものが多い印象があってね。個人的には増田一夫の翻訳技術が文字になってほしい

2010-11-13 03:41:17
acidor @roaming_south

ちなみに自分が書いてる卒論は、翻訳に関わることなのだけれど、この本からの引用は未だに怖くて使えていない…。「フランスにおけるポーの詩は、ボードレールが記載したXMLファイルのタグ要素から、後にマラルメの手によってプログラムされた」とか書いた日には絶対卒業させてもらえなくなる。

2010-11-13 03:39:21
@ttt_ceinture

@roaming_south なん…だと…。ピムってそんなこと書いてるのかよw 昔出たJ. D. ボルター『ライティングスペース』みたいなくだりだな

2010-11-13 03:44:51
acidor @roaming_south

@ttt_ceinture 機械翻訳とかの分野になると、プログラム言語の翻訳言語が問題になってきますからね…。文学に導入するというのはさすがにふざけすぎましたが笑 あと翻訳メモリー総合ソフトでDéjàVu Xというのがあって、管理システムとの関わりでも研究が進んでいるみたいです。

2010-11-13 03:49:21
acidor @roaming_south

@ttt_ceinture ホントですか!最近はグローバル化のおかげか実学としての翻訳&通訳が主流になってきている風潮があって、うちの大学なんかもそっちに力入れているので、思想としての翻訳はまだまだ掘り下げていける分野だと信じたいです…。増田一夫先生の講義も一回受けてみたいです!

2010-11-13 03:45:29
@ttt_ceinture

@roaming_south 増田訳の『マルクスの亡霊たち』を原著と1頁でもいいから対照するとわかるんだけど、構文をかなり訳し下しつつ、語彙の概念的負荷は維持するという奇抜な訳し方をしてるんだよ。結果的に読みやすく、しかも意味は損なわれないという路線。かなりレアじゃないかと。

2010-11-13 03:51:00
acidor @roaming_south

@ttt_ceinture そうなのですか、最近ようやく資本論1巻読んだところなので、近いうちに読むつもりでいます。原著と照らし合わせてみるとひどいなこれはというの結構ありますからね笑 あの本はうちのおかんでも読めてましたから、きっと文体は読みやすいのでしょうね…。

2010-11-13 03:55:12
@ttt_ceinture

@roaming_south うーん、いわゆる読みやすい文章ではないんだけど、構文を直に訳してないので文章のつながりがわかりやすくなってるんだよね。文意の汲み取りが緩いのでは?という箇所もないわけじゃないけど、他の訳に比べて目立つような差ではない。

2010-11-13 04:09:04
acidor @roaming_south

@ttt_ceinture でも、それは大事ですね。結構デリダ以外にも思想系の翻訳は言語が重要になるからどうしても忠実に=直訳で訳そうみたいな流れはあるので、それだけでも大胆だったと思います。デリダそのものの難しさはどうしようもないですね…フランス人でもみんな読みたくないという笑

2010-11-13 04:15:35
@ttt_ceinture

@roaming_south たとえば第2章第1段落末尾のこの文、突然出されても困るだろうけどどういう訳を考える?"**内はイタリクね。*Être*, et surtout quand sous l’infinitif on sous-entend être *présent*,

2010-11-13 04:16:29
@ttt_ceinture

@roaming_south ce n’est pas un mot d’esprit mais c’est le mot de l’esprit, c’*est* son premier corps verbal."(原著p.88[だったはず])

2010-11-13 04:16:46
@ttt_ceinture

@roaming_south 増田訳ではこうなる。「とりわけその不定法が〈*現前*することêtre *présent*〉を意味すると人が暗黙に了解しているときの*être*は、単なる機知の言葉〔un mot d’esprit〕ではなく、

2010-11-13 04:21:43
@ttt_ceinture

@roaming_south まさに精神の言葉〔le mot de l’esprit〕である。estは、精神=霊[ルビ:エスプリ]の最初の言語的身体*である*」(邦訳p.120)。読みやすいことは読みやすい。

2010-11-13 04:22:11
@ttt_ceinture

@roaming_south この文章はあんまり増田訳の特徴をとらえてないかもしれないけど、訳文の印象としては、「一度全部日本語に訳した後で、再構成して文章を組み上げなおした」って感じがする。

2010-11-13 04:24:25
@ttt_ceinture

@roaming_south 語彙操作における逐語的忠実さを維持しつつ論理構成をできるだけ明白にして構文を変形させようという配慮があって、割と不思議な訳文なんだよね。他のデリダ邦訳ではこうはなってないので異端だと思う。もっと普通に直に構文維持が多いから。

2010-11-13 04:27:55
acidor @roaming_south

@ttt_ceinture 翻訳追いつきませんでした…笑 僕のやつはもっと硬いですね…。なるほど、確かに読みやすいです。翻訳は直訳調にすると文と文の前後のつながりが一番混乱招きやすかったりするので、そこがどうなっているかも調べたいですね。一旦寝ますので、宿題とさせて下さい!

2010-11-13 04:28:10
@ttt_ceinture

@roaming_south おやすみなさーい。ちなみに、藤本の『余白』訳は訳注が語彙言及に執拗になってて、本文と訳注で分離させることで本文の多義性を展開させてるような手を打ってたりします。

2010-11-13 04:30:41
acidor @roaming_south

@ttt_ceinture なんか面白い話になってきたとこなのにごめんなさい…明日すがゼミなので…!ちなみにその部分だけ見ると、僕は『境域』より読みやすい印象です。指示代名詞や代名詞を毎回訳出すると途端に標準的日本語離れしてしまうのですよね…丁寧なのは伝わるのですが…。

2010-11-13 04:35:17
acidor @roaming_south

ミス、人称代名詞。明日のために寝よう。……そういえば今日は某白様のツイートがあんまりなかったな…。お忙しいのでしょうか、君に届け!←

2010-11-13 04:38:33