同居する伊月くんの一か月目の日常

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「『なにこのイケメン感あふれる返し…！さては相当数あるな！！』って言われたんだけど。…森山さんが一回もないことの方が不思議だよね？」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「それで、入学してすぐ森山さんに一回だけ連れてってもらったんだよね、合コン。『おまえが彼女いないとかありえん！恋人の良さを知って開眼しろ！』って合コンの間中、伊月はいい奴だお勧めだ彼氏にするならこういう男だ優しいし男らしいし、って森山さん自分のことほったらかしで言っててくれて

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「オレは別に彼女が欲しいわけでもなかったし、正直合コンの相手の女の子より、森山さんが言ってくれた言葉の方がずーっと嬉しかったんだ。あれ、途中からムカつく話じゃなくなったね。お向かいにムカつくキタコレ！」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「森山さん真剣になにかを見てる時に口開くの、なんか……注意した方がいいのかな。この間TVで映画見てたら、森山さん2時間ぽかーんってくちひらきっぱなしでさ。内容よりそっちがオレずっと気になってたんだけど」

同居する森と月bot @doukyomi5

森「伊月どこでなにをする時にもネタ帳片手なのあれ、どうしたもんだろうなあ。この間TVで映画見てたんだけど、クライマックスのいいシーンで『彼とお別れ…キタコレ？』って呟いてて。真面目に見なさいって怒っちゃった」

同居する森と月bot @doukyomi5

森「伊月の面白い話をしてあげよう。あいつ昔バレンタインデーに義理本命ごっちゃで山ほどチョコもらったんだって。そんでホワイトデーに、くれた女子全員に、買ったクッキーにお手製のダジャレを一言添えて、ぐふっ、返し……ッ…ッ」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「森山さんてオチ言う時に自分で笑っちゃうタイプですよね（怒）。だって絶対喜ぶと思ったんですよ！」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「水戸部とは、実は高校のときより仲いいかもしれない。メールだと結構話してくれるんだよね。高校時代は、オレもコガほどじゃないけど、水戸部の言いたいことなんとなくくらいはわかってた、と思ってたんだよなあ…」

同居する森と月bot @doukyomi5

森「伊月、頼みがあるんだけど」伊「（なんだろういやな予感しかしない）」森「オレ身体硬いじゃん？」伊「知ってます。お酢でも飲んだらどうですか？」森「おまえはオレをどうしたいんだ。酢っぽい匂いのする森山由孝とか嫌だろうが」伊「話を進めてください森山さん」

同居する森と月bot @doukyomi5

森「ぐっ。いや、お風呂上り、柔軟つきあってくんないかなーって…（ﾃﾚﾃﾚ」伊「（なぜ照れる）イヤです」森「即答?!先輩の頼みごとなのに?!」伊「なんか絵面がイヤです。やっぱりお酢を飲んでください。オッス！お酢飲む雄キタコレ」森「そのダジャレはなんか卑猥だからやめなさい」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「レポート書きながら息抜きにでかけちゃったみたいで、テーブルの上に森山さんのノートPC置きっぱなしになってたんだよ。だからたまたま画面が目に入ったんだけど、Googleの履歴に『鷲　ペット　飼い方』って出てたのを一体オレはどう受け取ればいいんだか…？」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「あぁー……森山さんと同居してるの、日向にはまだ言ってないんだよな。なんか言いにくくて。日向、怒るかな。ああでもこんなこと考えてたらますます言いにくくなる…」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「なんか色々ばらされてるみたいなんで、オレもこないだ偶然見た森山さんの秘密の話をしようかな。森山さんて格好いいと思うんだけど、毎日朝から髪整えるときに『オレは格好いいオレはイケメン…』って小声で呪文みたいに唱えてるんだよね。暗示とかしなくても充分格好いいですよ、って→

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「→言いたくなったけど、オレそういうことしてる森山さんも嫌いじゃないかもしれない。普通にしてたらすごくカッコいいのに、ちょっとずれてるところが、親しみやすいというか微笑ましいというか…。え？幻滅？どこに？」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「あ！森山さん、新しい技をマスターしたんです」森「え？どれどれ」伊「名づけてイーグルキャッチ…！」森「ねえ伊月それ鷲掴みってことだよね？なんでも鷲がついてたら即座に取り込もうとするのやめようね？あとおまえ手ぇ大きくないんだから特売のつかみ取りはオレに任せなさいってああもー！」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「由孝、よぅ！舌噛んだ！……ッ、…ッ！」森「今のはダジャレなの？それとも本気で舌噛んだの？（呆）」伊「ダジャレのつもりだったのに舌噛みました。イタタタ……」森「もー…そんなアホなことで涙目になられても……ちょい見してみ？」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「今日も暑いね～。体育館がフライパンの底みたいだ。森山さん？オレの横で床に溶けてるスライム状の物体が森山さんだよ」森「み、……みず……」伊「水じゃなくてアクエリでいいですか？」森「（ｺｸｺｸ）」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「朝も弱いし暑さにも弱くて、森山さん一体何に強いんですか？」森「オレが取り柄なしみたいに言うな！朝は弱いけど夜は強いんだ！」伊「ねないこだーれだ…ていうかセクハラ発言やめてください」森「そういう意味じゃないっ！それにオレメンタル超強いよ。一日に20回フラれても全然めげないし」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「そういえばそうでした。森山さん鋼メンタルでしたね。頼りにしてます、先輩」森「突然のデレ？！」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「森山さん各所（※小説1、ロッカーの笠松さんへのメッセージ）で「汗臭い男」に警鐘を鳴らしてる姿が見受けられるけど、なにかトラウマでもあるのかな…？いや、ほんとすごくどうでもいい話なんだけど。 あ、あせくさくあくせくする！キタコレ？」

同居する森と月bot @doukyomi5

伊「実は大学入ってからオレと笠松さんもメールする仲になったんだよね。笠松さん、二言目には『森山が迷惑かけてねえか』『森山がすまないな』って言うんだよね。お母さんみたいだなー。些末事を気にする笠松さん。キタコレ？」