ただ、そんな振り出しに戻ったコウの元に、同じく昔から苦楽を共にしたキースがちゃっかり一緒だった所には泣けた。彼、本当に良い友人キャラだ。 pic.twitter.com/dccZlwSdCI
2014-07-03 23:57:11そして、ニナについてだが……流石にこのラストシーンでの笑顔はまずかったかもしれない。コウへ銃を向けた事に関しての罪悪感を謝る事が出来ず無理してごまかした感。 pic.twitter.com/0ifLlMhLhj
2014-07-03 23:58:39一応コウへ銃を発砲してしまった件については、ガトーがコウに撃たれて負傷した身であり、彼をコウが殺そうとしていた事を考えるとまだ仕方のない事とギリギリ解釈できるかもしれない。仮にコウがガトーに撃たれている状態だったら逆の行動を取ったような気がする。
2014-07-03 23:59:49ここでニナにコウを撃たせてしまった件は、現実的なコウが守るべき相手に裏切られてしまう挫折を描かせる意図があったと思うが……ニナは自分を守ってくれる相手よりも、自分を牽引する相手に惹かれたのかもしれない。
2014-07-04 00:01:15ただ、そのガトーが志を為す事に彼女を同行させなかった事が最大の悲劇……というか、ニナ・コウ・ガトーの三角関係の描写が0083ではあまり描かれなかった事も彼女へ悪女のような印象を与えてしまう原因だったかもしれない。
2014-07-04 00:02:17ただ、出来る限り最後は笑顔でごまかしてほしくはなかったなーと。理想を追おうとしても出来ず結局現実的な立場に落ち着いたニナがちゃんと謝って水に流す事で新しい道を提示してほしかったような……?
2014-07-04 00:03:57そしてデラーズ、ガトーらのジオン達の残党についてだが……10年ほど前に見た所ではかっこいい!とジオニストにさせてしまったきっかけの彼らだが、今回視聴した際は「……馬鹿でしょ?」とも思えてしまったのは意外だ。
2014-07-04 00:10:56いや、この「馬鹿でしょ……」については彼らの好き嫌いとは別の意味であり。ジオン再興の志に殉じる覚悟で、ソロモンへサイサリスをうちあげてアトミックバズーカをぶちかます姿、そして報復のコロニー落としとへ燃える彼等の姿は好きなのだが……。
2014-07-04 00:12:28それと同時に、そんなジオン再興のためにやっている理想がトンチンカン……という所も同時に見えてしまう。“インパクトとしてカッコいいけれど、冷静に考えるとやり方として間違っている“見せ方がこの作品に「勝利者がいない」事を裏付けているのかと。
2014-07-04 00:13:34ソロモンの悪夢の際も、同時に連邦側でこの損害があっても十分彼等を倒す事は容易と言及している描写がある。ここら辺は現状を把握していない見方も出来るが、実際の戦力がそうだったと解釈する事も出来なくもない。後述するがシーマの裏切りを把握していたとも解釈出来るかもと……
2014-07-04 00:14:53アトミックバズーカの件でも相手は既に切り札を使ってしまったようなものと冷静なリアクションを返している所から、ソロモンの悪夢がそこまで痛手ではなく、むしろスペースノイド弾圧へ連邦を加速させるきっかけになってしまったような……
2014-07-04 00:15:57そしてまた、デラーズの面々がソロモンの悪夢やコロニー落としの件など実際やっても連邦側へそこまでダメージを与えられないような事に対して、志の為に死ねるなら本望と次々と戦力を自分から消耗させてしまった点も冷静に考えると首を絞めている感じ半端ない。
2014-07-04 00:17:05デラーズ達からすれば自分達は理想の為に行動をしているのだ!とで一致団結している訳だが、そんな彼らがシーマの裏切りによって挫折してしまう所に“現実は理想だけじゃダメ“と突きつけている瞬間なのだろう。
2014-07-04 00:18:18@nanashiborger この辺の解釈はちょっと難しいのですが、連邦側はまずコーウェン中将(アルビオン隊の上司)と、コンペイトウ観艦式のグリーン・ワイアット大将、ジャミトフ&バスクのティターンズ組の三者で思惑や立場が違って来ますので、ジオン側もそうですね…(続)
2014-07-04 00:44:45@nanashiborger ジオン側もデラーズフリートとそれに同調した残党軍に、戦力温存を選んだアクシズ、そして裏切ったシーマと、それぞれの立場や思惑は違いますので一概には言えないんですよね。どこまでの計画が誰の思惑で、誰がどこまでの事態を把握していたのか?とか結構難しいです。
2014-07-04 00:48:46@kazuki8465 あー、なるほど……確かにシーマ側の裏切りは読み違えたとも言えますね。コーウェン側とジャミトフ側の策謀戦はもう少し見たかったですが、結果的に後のティターンズ達が策謀で結果的に勝ってますね。上手くいかない事は裏を返せば策謀がそれだけ渦巻いていたとも……
2014-07-04 01:05:27@nanashiborger それぞれが一枚岩では無い連邦とジオンの謀略合戦の末に、最終的に全てを上手く利用して勝利者になったのがティターンズ…と言うだけで、デラーズフリートも結果が読み負けて裏目に出てしまっただけで、作戦の狙いとしては決して不毛なだけでは無かったかと思いますね。
2014-07-04 00:53:46@nanashiborger ノイエジール譲渡のシーンでガトーがアクシズ提督の立場を慮っていた様に、デラーズフリートも考え無しに闇雲に理想に殉じていた訳では無いんですよね。只、誰かがやらないと連邦にやりたい放題されて、やがては一年戦争の記憶も風化して忘れ去られてしまいますので…。
2014-07-04 01:10:09@kazuki8465 なるほど……確かに中立を決め込んでいたアクシズ側の事情には現実的な対応を取られていましたね。シーマ側の裏切りと、大勢の犠牲者が現れなければまた違ったものになっていたですよね……確かにあそこで立ち上がらなければ行けなかった件について同意です。
2014-07-04 01:12:16シーマ達の「あたしはこうして生きて来たんだ!サイド3でぬくぬくとうずくまる者達の顎で扱われ、私は故あれば寝返るのさ!」との台詞は理想主義を追い求める裏での暗部がよく現れているかと……
2014-07-04 00:26:49デラーズは大義の為に汚れた面々でもあるシーマ達を率いる覚悟は十分な物だが、そんな彼女にあっさりと艦を占領されて、志を持たぬ者を導こうとした私が馬鹿だった!と悔む所は流石にお馬鹿さんだ。
2014-07-04 00:27:53ここら辺で理想を持たない者は所詮悪に等しいとデラーズは決めつけている訳で、またガトーも理想の為に無謀な特攻に挑む。両者とももし生き延びていたらその後のジオンがどうなるか……と刺激されるが、その為に生き延びる選択をしなかった所は彼等の限界、大局を見る目がなかったのかもしれないとか
2014-07-04 00:29:38そしてシーマ達だが、彼女達はいわば汚れ役でもあるが彼女達が(クルトを除いて)団結していた点、デラーズを仕留めた点等で、0083が決してジオンの理想賛美主義の作品に陥っていないところだなとも思えた。
2014-07-04 00:31:46シーマ達については、ジオンの求める理想の為に汚れた仕事に手を染めてしまった被害者たちの集団でもあり、そんな彼女たちがジオンから連邦へ寝返り、デラーズを仕留める瞬間は理想主義が見事倒壊した所かと。
2014-07-04 00:33:02