「二次検診率」
会津はまだ二次検査進んでないよなと思って最新のデータ確認しに行ったら、二次検査対象症例の割合は23年度0.5%、24年度0.7%、25年度0.8%って増えているんだな。検者も慣れて、検査体制は整ってきているから、減りそうなものだけど増えているのは、年齢の上昇によるものなのかな。
2014-07-01 17:34:35ついでに二次検査は、最大の人数の会津若松でまだ34%程度(2014・3月末)。夏までには出そろうかな。細胞診する人が減る分、癌の確定数は少なくなるかも。
2014-07-01 17:38:50@lrishy 初期は検査する人によって基準にばらつきがあったのが、他の診療所で再検査して結節が見つかった人がいたりして批判されて少し厳しくなったような話をツイッターでみたことがあります。対照地域のB判定率も初期の福島より高かったと思います。
2014-07-01 19:51:57@shun148 厳しくなったのは2mm以下などの(普通は拾い上げないような)小さな嚢胞であって、結節は最初からちゃんと指摘していたはずと思います。最初は一次検査する人が慣れてなくて、異所性胸腺など二次検査に回す症例も多かったと思うので、徐々に増えているのは意外な感じです。
2014-07-01 19:59:52@shun148 いや、二次検査に回すかどうかは判定委員会が決めるので、23年度、思いの外癌が多かったので、途中から判定基準が変わって、多めに回すようになったっていうのはあるのかもしれません。
2014-07-01 20:15:14「細胞診率とがん発見率」
各年度別に二次検査結果確定した人数のうちの【A1A2に変更→次回検査】となった人数の割合は、どの年度もだいたい3割くらいで大きな変化はなさそう。違いが大きいのは【細胞診実施】の割合で、これは23年度>24年度>25年度の順に検査結果確定に占める割合が小さくなる。
2014-07-03 08:04:13逆に、各年度別の細胞診実施人数に占める【悪性、悪性疑い】の割合は25年度>24年度>23年度なので、細胞診実施をより慎重に絞り込んでいるようだ。
2014-07-03 08:10:28twitter.com/HayakawaYukio/…←気になったので各年度分別に、【細胞診実施率=細胞診実施人数/二次検査確定人数】と【細胞診による「悪性・悪性疑い」発見率=「悪性・悪性疑い」人数/細胞診実施人数】を計算した。やっぱり「悪性・悪性疑い」発見率は細胞診実施率で変わる(続
2014-07-03 21:20:21続)【細胞診実施率=細胞診実施人数/二次検査確定人数】は、 23年度分(48%)>>24年度分(30%)>>25年度分(17%) 【「悪性・悪性疑い」発見率=「悪性・悪性疑い」人数/細胞診実施人数】は、 23年度分(17%)<24年度分(21%)<25年度分(23%)(続
2014-07-03 21:25:53続)細胞診実施は、当然二次検査結果が確定して通常診療に移行した後の経過で行われているから、時間が経つほど増える可能性はある。だから、23年度分が一番多いのは当然だし、24年度分、25年度分もまだこれから増える可能性はある。けれど、(続
2014-07-03 21:34:11続)【(細胞診による)「悪性・悪性疑い」発見率】は【23年度分(17%)<24年度分(21%)<25年度分(23%) 】と増えているので(統計的に有意とかそういうことは私にはできないけど)、福島医大が当事者の不利益にならないように慎重に細胞診実施を絞り込んできている、と思う。(続
2014-07-03 21:40:49続)「絞り込んできている」と言っても、この福島スクリーニング調査以前の小児甲状腺癌は、症例数が少ない(例えば隈病院87年~08年の20年間で110例等)発見された時点で進行しているもの(腫瘍径の平均が今回の検査の最大値クラスの4cm等)が多数だっわけで、(続
2014-07-03 21:55:16続)「臨床的に特徴的なことはaggressiveで発見時、すでに大きく、肺転移、リンパ節転移なども多くみられる 病理と臨床2013Vol.31p22」 twitter.com/sivad/status/4…←も知られているから、大人の結節経過観察の基準をそのまま使うわけにもいかない。(続
2014-07-03 22:05:47小児甲状腺癌は、大人と比べて発見時すでに進行性のことが多く、臨床的に特徴的なことはaggressiveで発見時、すでに大きく、肺転移、リンパ節転移なども多くみられる 病理と臨床2013Vol.31p22
2014-06-28 08:09:26続)保護者だって怪しいなら早期発見早期治療を希望すると思う、というか私がその立場なら希望したと思う。そんな中で、より安全度の高いものを確認しながら通常診療の結節の経過観察をしてきたんだと思う。逆に言えば、現在の知見の範囲でより手当の早い方が良いものから細胞診をしている。(続
2014-07-03 22:17:47@yotayotaahiru 私も以前ツイしたと思うんだけど、初年度の細胞診の率は高くて、そして陽性率(癌の確率)は低いんだよね。医大の先生に聞いたこともあるんだけど、初年度はやっぱり親の不安も強かったのだろうと言っていた。医療者側も念のためにという気持ちがあったのかなと思ったり
2014-07-03 22:42:45@lrishy 「念のため」という気持ちはあっただろうなと思います(私はお医者じゃないですけど)。23年度分がほぼ出そろったころから、年齢分布や腫瘍の状態がわかってきて、医療者側が保護者にできる説明も増えたと思いますし。
2014-07-03 22:52:47@yotayotaahiru で、やっぱり陽性率が低かったから、医者側も安心して細胞診の症例は絞り込んできているとこなんだろうと思います。これから細胞診の件数はもっと減って、その分癌の陽性率(癌/細胞診)は上がるだろうと思います。
2014-07-03 22:55:25続)きっしーさんとの会話。twitter.com/lrishy/status/… twitter.com/lrishy/status/… twitter.com/yotayotaahiru/… twitter.com/lrishy/status/… (続
2014-07-04 08:01:08続)ここできっしーさんが言う「初年度の細胞診の率は高くて、そして陽性率(癌の確率)は低い」のは、無駄に細胞診を増やしたから、ではない。一例一例の治療方針は【その時点で集積された知見に基づくbest、more betterな治療】が医療者と保護者と本人の相談の結果だと思う。(続
2014-07-04 08:26:31続)そしてその一例一例の治療による「データの蓄積」(その渦中にある子と保護者と医療チームの奮闘の結果)で、「その時点での知見」は常に更新され、その後の事例の治療方針決定(これは医師の判断、というだけでなくて、保護者や本人を含む治療共同体の相談の在り方を含む)に反映される。(続
2014-07-04 08:39:25