親密性と共同性

参考 久保田裕之,2009,「『家族の多様化』論再考――家族概念の分節化を通じて」『家族社会学研究』21(1): 78-90. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjoffamilysociology/21/1/21_1_78/_article/-char/ja/ 久保田裕之,2012,「世帯概念の再編――非家族世帯と『家計の共同』をめぐって」『年報人間科学』33: 27-42. http://ir.library.osaka-u.ac.jp/dspace/bitstream/11094/3616/1/ahs33_27.pdf
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久保田裕之(家族社会学) @hkubota1016

オイコノミアで「家族の経済学」やってて、「家族を作るメリットとは?」みたいな導入だったんだけど、又吉が今も芸人三人で結構相互扶助的なシェアしてるせいでいきなり議論が破綻しててワロタ。

2014-07-03 22:36:48
久保田裕之(家族社会学) @hkubota1016

「結婚のメリット」聞かれて「世帯の共同のメリット」答えちゃう間違いって多いよな。

2014-07-03 22:45:07
戯画兎 @giga_frog

ベッカーの家族の経済学は、婚姻関係が必要条件ではなく他人との共同生活にも拡張できるのでは。別に破綻していないのだけど。 twitter.com/hkubota1016/st…

2014-07-04 12:20:36
久保田裕之(家族社会学) @hkubota1016

そもそも、ベッカーはjoint householdの話してるんであって、家族世帯はその一例に過ぎないですよね。それを番組で「家族の経済学」として紹介するから話がややこしくなるわけで。>RT

2014-07-04 13:48:34
Kohei Kawaguchi=Sunada @mixingale

それを言うなら「『結婚"にしかない"メリット』を聞かれて『世帯の共同"でも発生する"メリット』答えちゃう間違い」では。結婚生活は大抵共同生活なので共同生活のメリットなら大抵結婚生活のメリットでしょ。人の揚げ足を取るなら自分が揚げ足を取られない程度の注意は払って欲しい。

2014-07-04 17:40:03
久保田裕之(家族社会学) @hkubota1016

この人は「ビールのどこが好きなの?」と聞いて「アルコールが入っていて酔っぱらえるところかな」と答えられたら納得すんのか?少なくとも「結婚のメリット」が問われるときに「結婚特有のメリット」が一切含意されてないと考える方が不自然だと思うけど。人の揚げ足(ry >RT

2014-07-04 18:50:40
戯画兎 @giga_frog

共同生活になくて結婚にはあるメリットは、会社の手当てや税の優遇かな。

2014-07-04 18:48:25
久保田裕之(家族社会学) @hkubota1016

おっしゃるように、社会的・制度的に広く正統な関係と認められてることと、法的な強制力が認められてることとに起因する諸利益ではないかと思われます。@OIShihi

2014-07-04 18:54:22
戯画兎 @giga_frog

ベッカーは論文や著作でFamily(家族)を使っている。概ね共同生活の便益をモデル化したものだが、家族と名付けたので社会学は気になるのだろう。問題意識の差。経済学の使い方が曖昧すぎたとは思う。

2014-07-04 18:55:37
戯画兎 @giga_frog

@hkubota1016 確かに、法や公的な制度とは別の社会における扱いの差はありますね。例えば、内縁の配偶者の親の忌引を会社が認めてくれるかなど。同性婚でもそこが最大の障害なのでしょう。

2014-07-04 19:05:21
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

「結婚を伴う家族」に比類しうる安定した「共同生活」や「共同体」の形態がほぼ存在しない以上、Kさんの議論がしっくりきます。たとえば、ビール以外にアルコール飲料がなければ、ビールの利点としてアルコール飲料である点を挙げるのはおかしくないと思います。@hkubota1016

2014-07-04 19:07:29
久保田裕之(家族社会学) @hkubota1016

なるほど、でもどうかな。たとえば A Treatise on the Family ではタイトルこそ家族だけど、1章:単独世帯から、2章:世帯分業と家族、を通じて単独世帯→複数世帯→家族世帯とモデルを複雑にしているので、単に曖昧さというよりも家族=特殊な複数世帯という関係かなと。

2014-07-04 19:10:00
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

あ、血縁関係を伴う親子関係はまた別ですね。赤の他人同士が、という意味では結婚(事実婚含む)に基づいた「世帯の共同」に比類しうるものは、近代社会では、法律のみならず慣習的にもないのでは>「結婚を伴う家族」に比類しうる安定した「共同生活」や「共同体」の形態@hkubota1016

2014-07-04 19:14:42
久保田裕之(家族社会学) @hkubota1016

「比類しうる」「ほぼ存在しない」の評価に大きく依存するので、何とも言えません。3組に1組が離婚する時代に、「ビール以外にアルコール飲料が存在しない」という仮定と同じ強いレベルで存在しないとは思えないのですが。事実婚含めるかどうかによるでしょうか。@dojin_tw

2014-07-04 19:19:09
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

離婚は「世帯の共同」が解消される話なのでまた別です。結婚(事実婚含む)を伴わない他の形態の「世帯の共同」が立ち上がっていない以上、結婚のメリット=世帯の共同のメリットと考えても違和感はありません。@hkubota1016

2014-07-04 19:21:23
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

私がこの問題にこだわるのは、ごくごく一部の社会学者が、家族以外の共同体が、自然発生的に家族の代わりに福祉機能や共同体機能を担いうるという、実証的根拠の薄く先走った議論を展開している(していた)からなのですが。@hkubota1016

2014-07-04 19:22:05
久保田裕之(家族社会学) @hkubota1016

離婚の話は、「安定した」に対応しています。@dojin_tw

2014-07-04 19:23:32
久保田裕之(家族社会学) @hkubota1016

なるほど、その大きな問題意識は共有します。@dojin_tw

2014-07-04 19:24:47
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

たとえ離婚が増えていても、赤の他人同士が、結婚以外の形で、夫婦のような強固な共同生活を営み、その規模が一定程度のシェアを占めるようになっている統計的証拠はないと思います。>「比類しうる」「ほぼ存在しない」の評価に大きく依存する @hkubota1016

2014-07-04 19:24:55
久保田裕之(家族社会学) @hkubota1016

すいません、ちょっとよく分かりません。揚げ足取りではなく真剣に聞くのですが、たとえば「一定程度のシェア」とは何%のことでしょうか。@dojin_tw

2014-07-04 19:30:40
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

逆にいえば、結婚が「若者の共同生活」レベルにまでカジュアルなものになるのなら、「結婚のメリット=世帯の共同のメリットと考えるのはおかしいのではないか」、という論にも説得力はでてくると思います。@hkubota1016

2014-07-04 19:30:53
久保田裕之(家族社会学) @hkubota1016

何かすれ違っているように思うのですが、順を追って書いてもいいですか?お時間のあるときに呼んで頂ければ。@dojin_tw

2014-07-04 19:35:19
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

あ、さっきのは返答ではないです。「結婚による共同生活に比例しうるもの」の定義にもよると思いますし、明確な閾値はないですすみませんw @hkubota1016

2014-07-04 19:35:43
久保田裕之(家族社会学) @hkubota1016

いえいえ、分かります。たぶん先ほど書いて頂いた福祉的な問題意識から釘を刺されているとのは分かるのですが、もともとそんな話ではなかったような。@dojin_tw

2014-07-04 19:40:02
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

番組みてませんしね...中途半端な突っ込みで釈迦に説法で申し訳ないです。@hkubota1016

2014-07-04 19:44:18