「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 (再)

宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。 朝日新聞 2014年6月28日掲載の文章を引用して紹介しています。
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島薗進 @Shimazono

再1「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 核心をついた議論。高見順の小説「いやな感じ」。満州事変以降の「常態的体外危機」の下で権力の暴走に歯止めがかからなくなる。国民の権利の抑圧が「いやな感じ」。

2014-07-05 18:38:25

ブログ 老婆は一日にして成らず
「いやな感じ」の正体・・「全体」のため「個」否定 価値観違う「他者」排除 国民から憲法奪う企て
2014-06-29(Sun)
http://towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377.html

島薗進 @Shimazono

再2「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「作家の生活実感において、敗戦は、この「いやな感じ」からの解放であった」「「いやな感じ」を封じ込めるのに成功したのが、日本国憲法の最大の貢献」とも読める。

2014-07-05 18:38:38
島薗進 @Shimazono

再3「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… この「いやな感じ」は9.11後のアメリカを思わせる。好戦的なブッシュ大統領やラムズフェルトらネオコン・グループがパウエル国務長官を抑えて戦争に突き進んだ。

2014-07-05 18:38:51
島薗進 @Shimazono

再4「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「いやな感じ」を的確に捉える言葉が必要だ。学者の出番だろう。石川氏は言う。「そこに〈個の否定〉と〈他者の不在〉が含まれているのは、間違いない」。

2014-07-05 18:39:03
島薗進 @Shimazono

再5「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 自民党改憲草案は憲法第13条前段における〈個〉を抹殺することにこだわっている。現「すべて国民は、個人として尊重される」→新「全て国民は、人として尊重される」。

2014-07-05 18:39:15
島薗進 @Shimazono

再6「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 同条後段の「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利」は、これまで個人の自己決定権やプライバシー権を保障するために用いられてきた。それが、いまや」

2014-07-05 18:49:10
島薗進 @Shimazono

再7「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 〈個〉を否定された上で、密接な国を含む〈全体〉のために援用されようとしているところに、「いやな感じ」がある」「けれども、憲法13条の初志は、もう二度と」

2014-07-05 18:49:27
島薗進 @Shimazono

再8「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「〈個〉の生を〈全体〉に吸い上げるような国家にはしない、というところにあったはずである」「この〈個の否定〉は、同時に、〈他者の不在〉ともセットになっている。」

2014-07-05 18:49:43
島薗進 @Shimazono

再9「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「元来、基本的人権の保障とは、個々人に一人一人違う生き方を保障するために、権力を〈他者〉と捉えた上で、その介入を排除するものである。」

2014-07-05 18:49:55
島薗進 @Shimazono

再10「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377…  「あるサークルで支配的な価値観は、それと異なる価値観をもつ人には、そもそも共有されることがない。そうした場合に、自我を拡張したり他者を排除したりして」

2014-07-05 18:50:10
島薗進 @Shimazono

再11「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「混じり気のない政治社会をつくれば、たしかに、ある範囲の人々には住みやすい社会になるだろう。しかし、それでは、価値観を異にする者どうしでの、内戦になる。」

2014-07-05 18:50:22
島薗進 @Shimazono

再12「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「そうならないよう、〈他者〉を許容し共存するための基本枠組みを、西欧の政治社会はつくってきた。そうした枠組みをもつ政治社会の特性が、いわゆる立憲主義である。」

2014-07-05 18:51:01
島薗進 @Shimazono

再13「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「この文脈で「政府に対するコントロール」が強調される。ここにコントロールとは、コントラ・ロールすなわち〈対抗・役割〉が原義であって、議会なり裁判所なりに」

2014-07-06 08:57:50
島薗進 @Shimazono

再13+「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377…  「政府に対抗する役割を与えるのが主眼である。つまりこの場合にも、統治権力に内なる〈他者〉を用意することの重要性が強く意識されているわけである。

2014-07-06 08:58:03
島薗進 @Shimazono

再14「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「これに対して、現代の民主国家においては、内なる〈他者〉を否定する方が民主的だ、とする議論もある」「しかし、「国民」の支持を盾にとって」

2014-07-06 08:58:16
島薗進 @Shimazono

再15「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「〈個の否定〉と〈他者の不在〉を地で行った、ヒトラー、ムソリーニ、スターリンら独裁者の実例に接するに至り、内なる〈他者〉をおく権力分立制の良さが、見直されるようになった。

2014-07-06 08:58:35
島薗進 @Shimazono

再16「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治  towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「日本国憲法の採用する立憲デモクラシーは、この立場にたつ。この経緯は現在でも重要である」「安倍政権が改正を企てる憲法9条においては、さらに、外なる〈他者〉からの視線も意識されている」

2014-07-06 08:59:09
島薗進 @Shimazono

再17「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「そこで想定される国際秩序は、〈他者〉としての隣国を公式の敵として排除する秩序ではなく、価値観を異にする〈他者〉とも共存をはかる立憲的国際秩序にほかならない」

2014-07-06 08:59:23
島薗進 @Shimazono

再18「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「これに対し、集団的自衛権は、直接には、サンフランシスコ会議の直前に成立していたアメリカ大陸規模の「同盟」を正当化するため、アメリカが国際連合憲章51条に」

2014-07-06 08:59:34
島薗進 @Shimazono

再19「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「ねじこんできた異物である。系譜的には、公式に敵と味方をつくり攻守同盟を組んでいた、第1次大戦前の国際社会の発想の流れをくんでいる。」

2014-07-06 08:59:47
島薗進 @Shimazono

再20「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「集団的自衛権への正式なコミットメントは、年来の「敵」として公式に認定された〈他者〉との戦争を想定しており、旧(ふる)い「同盟」の思想への先祖返りにほかならない。」

2014-07-06 09:00:01
島薗進 @Shimazono

再21「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「それが理屈にならない理屈で無理押しされようとしている。実に「いやな感じ」がする」「価値観を異にする〈他者〉と共存する道を選ぶか否か」

2014-07-06 09:00:14
島薗進 @Shimazono

再22「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 「そうした文明論的な選択を含む以上、それは性質上、専門知で正解を出せる問題ではない。したがって、有識者懇談会の答申や与党政治家たちの合意で決めてよい問題ではない」

2014-07-06 09:00:26
島薗進 @Shimazono

再23「いやな感じ」の正体 憲法学者・石川健治 朝日6/28 towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-377… 朝日6/28。「ふさわしい手続きは、やはりレファレンダムであろう。少なくとも、一内閣による閣議決定でないことは自明である。」分かりやすく急所を押えた議論。憲法学の力だ。

2014-07-06 09:00:40