靴職人PISAさんの靴製作行程
⑪ウェルト、シャンク接着 写真はウェルトを巻いた後、シャンク(芯)を接着したもの。ウェルトは巻くときにコツがあり地味ながら難しいです。ピシッと決めらないと靴としてだらしなくなります。シャンクは荷重時支えるものとして必要な部材です。 pic.twitter.com/bpoZjFRd34
2014-05-27 01:01:15⑬ソール圧着 ソールをハンマーで叩いたあと、自慢のプレス機で圧着し放置します。これで随分と変わります。機械は偉大。 pic.twitter.com/C1JWhvFKlY
2014-05-27 01:09:46⑭ソールトリミング 圧着後ウェルトの形にソールを切り回します。硬い革なのでよく切れる刃物でないと切れません。ウェストの入れ方などは個性が出ますね。 pic.twitter.com/IDzqsQJEzq
2014-05-27 01:12:32⑮ウィール(車輪) 少し水をいれたウェルトに熱したウィールをかけます。温度は感覚で調整します。これも失敗は許されないので経験が必要。目立つところなのでしっかりと決めたいですね。 pic.twitter.com/z4ijlUrk2p
2014-05-27 01:16:05⑯ソール側面仕上げ ヤスリ、ガラス片、紙ヤスリの順で仕上げていきます。写真はガラス片。これはパキパキ、ガラスを割ってこの形にしてます。専用工具があってもいいのですが、何故か昔からガラスですね。確かによく切れて使い勝手は良い。 pic.twitter.com/63IwSEeR7C
2014-05-27 01:20:04⑰コテあて その後コテ(アイロン)をあて形を決める。エッジが立ってピカピカになってると思います。写真はヒールもついてますね。だいぶ端折ってますw靴として機能はこの時点で満たされてます。 pic.twitter.com/JMgQBbcNkG
2014-05-27 01:23:41⑱インク、ワックス コテのあとインクを塗り、ワックスを熱したコテで塗り込んでいきます。写真は塗り込んだあと。これを布で拭き取っていきます。これが地味に辛い。時間もかかります。あとはアッパーを磨いて完成。 pic.twitter.com/Hy700nfFiF
2014-05-27 01:26:40木型を抜いて、中敷きを貼ると完成。 連続ツイートご覧いただきお疲れ様でした。実際はもっと工程ありますが、わかりやすく駆け足ということで。靴作りについてご理解いただけたら幸いですm(__)m pic.twitter.com/wp951iumTr
2014-05-27 01:29:43やはりにビスポークは店頭ディスプレイより持ち主の足におさまってる方がしっくりきますね。 一段と魅力的に見えます。#サトウ靴 pic.twitter.com/WYCrFZfjJa
2014-05-13 10:11:36最後の工程である木型抜きは、緊張する一瞬でもあります。抜けない時は30分くらい青筋立てて木型を引っ張ってる時がありますwうちは基本樹脂製の中折れ木型なので比較的楽に抜けますが、木製の甲切り木型は簡単に抜けません。抜く際に強い力が靴にかかるので型崩れや革破損の原因にもなります。
2014-05-21 09:40:18まさにこの抜き方ですが大変なんです。私は非力なので両足を使いますwこれは名著"Hand made shoes for men"ですね。写真がカッコ良くて好きです。“@Ysaton: こんなカンジというめっけたけど、大変ですなぁ pic.twitter.com/FaaY5ePpkO”
2014-05-25 13:48:52足を靴に入れる瞬間、「バスッ」っと靴内の空気が押し出される音がすると安堵感を憶えます。あとは手で触り確認。仮靴時よりもフィット感はかなり向上している手応えは得ました。お客様にはわからない程度にこちらで微調整を施したのが良かったんでしょう。あとは実際履いてみてどうか。
2014-04-30 22:58:24既製の内羽根だと、ボクの平たい足ではホールドする前に羽根が閉じてwホールドできないか、紐をキツく縛るみたいなことでしかなかったのですが、今日この靴ではそんなヘンな圧迫感みたいなのもなく、バツグンのフィット感で足に吸い付くようでした! pic.twitter.com/Mcmv2RJGch
2014-04-30 17:52:52@pisa119 履き口から内側のこの芯と、パッドのアーチと素晴らしいバランスです。長時間履いてるとよくわかります。本当にありがとうございます。
2014-05-27 01:36:36同時期に受注のアートマンさんとの対比。
ほぼ同じデザインでも、足の形によって差異があるそうです。
無理や負担のないように、出来るだけの範囲で
希望のイメージに合わせていきます。
左が今製作中のアートマンさんの木型。右がサトウさんの靴と木型。同じデザインになりますが、木型の雰囲気も作るが人間が同じだと似てきますね。足の特徴はお二人とも個性がはっきりしており、全く違う足なんですが。 pic.twitter.com/uYntbNfjxk
2014-04-24 22:48:00サトウさんとの対比① アートマンさんはやはり厚みがあり、サトウさんは薄い。印象が全く異なります。既製靴だと一般的に作りが良いというブランドを選んでも二人の印象(履き心地)は全く異なるでしょうね。#アートマン靴 pic.twitter.com/ivgLb2HaMb
2014-05-16 10:47:10サトウさんとの対比② 同じデザインでもやはり足が違えば印象は全く異なります。サトウさんは内側(踝)に倒れ内側縦アーチが低下し、結果平べったい足。アートマンさんは足自体は特に問題ないがかなり幅が広い。特に外(小指)側。#アートマン靴 pic.twitter.com/qTSp482tMz
2014-05-16 10:52:33足長足幅など特徴で比べるとアートマン221mm248mm硬い肉感あり、サトウ267mm245mm柔らかいフラットということでこれだけでも全く違う足ですが、なるべく近い雰囲気見せてるのは捨て寸と呼ばれるつま先の長さ。足の小さいアートマンさんの方が実は捨て寸が長いという。
2014-04-24 22:56:50ここからは、アートマンさんの仮靴(フィッティング用の靴)の行程です。
木型、両足終わったのでデザイン。基本的なデザインほど神経を使います。何本もラインを引いては消しの繰り返し。木型にデザインが乗るかどうかを見極めます。 #アートマン靴 pic.twitter.com/xtefYwk6Nx
2014-05-09 05:13:36デザイン終了後、立体から平面に落とし込みます。これはラストコピーと呼ばれるもので、デザインをコピーします。簡単そうですが人によってラインその他が変わり、またパターンの元にもなるので非常に重要な工程です。 #アートマン靴 pic.twitter.com/3OePei7oNU
2014-05-09 05:19:43ラストコピーからパターンを展開します。パターンは様々なやり方があり、個性が出やすいところ。私はイタリア、イギリス、日本など良いなと思ったいろんなやり方を取り入れてやってますが、ベースはドイツです。#アートマン靴 pic.twitter.com/VhKXHkLdR2
2014-05-09 05:23:56