ツムラの漢方セミナーDVD視聴まとめ by hkoyaan

医療法人静仁会 静仁会静内病院 井斎偉矢先生の風邪症候群の漢方治療アルゴリズム 漢方の勉強をする時の参考になれば、とまとめてみました。
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H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

ためしに、先日ツムラの漢方セミナーがあったのですが、出席出来ず今DVDを見ていますので、それを呟いてみたいとおもいます。 医療法人静仁会 静仁会静内病院 井斎偉矢先生の風邪症候群の漢方治療アルゴリズム

2010-11-14 14:18:54
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

アメリカのclinical evidenceにおけるcommon coldについて。 症状が軽くなるだけでエビデンスありとしている。治るという事をエビデンスありとしていない。それは、治るという事は西洋薬ではないからである。

2010-11-14 14:21:20
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

likely be beneficialの中には抗ヒスタミン剤(鼻汁、くしゃみ) 充血緩和薬(短時間の鼻ずまり) の2つだけ。 unknown effectivenessには、鎮痛薬、抗炎症薬、充血緩和薬の長期使用、エキナセア、蒸気吸入、亜鉛

2010-11-14 14:26:23
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

unlikely to be beneficialには、ビタミンc likely to be Ineffective or harmhulには、初期の抗生剤投与 が上げられています。

2010-11-14 14:27:41
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

次、sore throatについて likely to be beneficial NSAID, アセトアミノフェン trade off between benefits & harmsには、抗菌薬とステロイド unknown effectiveness にはプロバイオティクス

2010-11-14 14:30:36
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

一方日本のガイドライン外来診療2010では、 対症療法主体で安静、保温、栄養のみ。自然治癒する疾患であることを患者に十分説明しなさいというだけ。 熱が1週以上続く場合は受診せよと言ってるだけ。 しかし、患者さんは早く治るのを希望しているのに。。。

2010-11-14 14:33:26
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

処方例(日本のガイドラインの場合) PL顆粒 カロナール 毒薬のイソジンガーグル 昔京都大学で臨床医学試験でお湯とイソジンガーグルで風邪の予防効果について調べた時、有意差をもってイソジンガーグルの方が風邪にかかりやすかったという結果がでた。組織障害するから当然の結果だ。

2010-11-14 14:37:25
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

さらに全身症状が強い場合の処方例は、カロナールがロキソニンに変わり、トークの点鼻が追加されるだけであり、非常に寂しい内容である。

2010-11-14 14:38:42
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

結局、西洋薬は風邪薬ではない。(キイタヨネ早めのパブ◯ンとか言うけど早くのんで意味があるわけではない) 風邪症状の持続期間を短縮するだけで治癒期間は短縮せず逆に伸びるかもしれない。また合併症や死亡率つも減らない。

2010-11-14 14:41:38
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

一方漢方薬はそうではない。 日本東洋医学会エビデンスレポート2010の内容。 ネットで公開されている。 麻黄府子サイシントウを3歳以上の風邪症候群171人に乱暴にとにかくPLを対照として投与した。という報告がある。 発熱消失期間も有意に短縮、咳の期間も短縮された。

2010-11-14 14:45:49
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

乱暴な投薬であり、マジで証を選別すればもっと短縮出来たはずである。

2010-11-14 14:46:32
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

風症候群の漢方治療のアルゴリズム 咽頭炎:桔梗石膏 周囲に拡大した咽頭炎:ショウサイコトウ加桔梗石膏 鼻炎の初期;葛根湯 くしゃみ、水鼻;小青龍湯 喉と鼻は同時にくる事が多いので併用することが多くなる。 頭痛;川lきゅう茶調散 色々な症状\胃が弱い、咳;ジンソイン

2010-11-14 14:54:14
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

発熱と冷え、細い脈;麻黄フシサイシントウ 発熱と発汗には、ケイシトウ 悪寒と高熱;元気ありは麻黄湯 ヘロヘロぐったりは大青龍湯、 発汗して回復すれば桂麻カクハントウ>食欲不信つづけばホチュウエッキトウで仕上げる

2010-11-14 14:59:29
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

香蘇散 感冒の極めて初期の常備薬的存在である。胃腸虚弱や辛気臭いなどの症状。あと、味覚障害にたいして4ヶ月あたりで効果ある。 キーワードとして、胃腸虚弱と辛気臭い 常備薬として14日

2010-11-14 15:02:46
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

次に桂枝湯 感冒にの初期、よくも悪くもなく長引く感冒、微熱\ キーワード虚弱者、弱い風邪

2010-11-14 15:04:45
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

ショウサイコトウ加桔梗石膏について まずは、桔梗石膏 抗炎症効果石膏の効きが良い。 急性咽頭炎に キーワード;発症間もない、喉の痛み。 処方は4日程度

2010-11-14 15:07:42
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

ショウサイコトウ加桔梗石膏 氣剤が入っている。やや風邪が進行した感じ。 喉の奥が痛くて、マグロの赤みくらいの赤さがある。咳もでる。 7日くらい処方してもよい。 咽頭周囲炎につかう

2010-11-14 15:11:49
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

続いて葛根湯 鼻炎の初期に使用する。 幅広い薬であるが切れ味が悪い薬である。 主に首から上の炎症で、咽痛以外、僧帽筋のコリ、 鼻炎初期と中耳炎(抗生剤の対照とならない程度、滲出性中耳炎\) 緊張型頭痛、乳腺炎、顎関節症 キーワード;咽頭以外の首から上の炎症

2010-11-14 15:15:49
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

初期の鼻炎と咽頭炎には葛根湯と桔梗石膏の組み合わせをよく使う。 少し進行して、咳嗽もついて来たら、葛根湯とショウサイコトウ加桔梗石膏

2010-11-14 15:19:15
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

次は小青龍湯 顔から水、アレルギー、水気の多い痰、 病名で言うと、中等度の花粉症、アレルギー性鼻炎、喘息様気管支炎 キーワード;くしゃみ、ミズッパナ 効果がすぐ切れるので、1日4ー5回飲まないとダメな場合がある。

2010-11-14 15:25:04
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

つづいて センキュウチャチョウサン 頭痛、悪寒、軽度発熱、軽度関節痛 頭痛主訴の感冒で、他の症状が軽い場合に使用する。

2010-11-14 15:27:23
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

つづいて参蘇飲 いわゆる総合感冒薬的である。 風邪の諸症状、胃腸の弱い人、長引く湿性咳嗽 便利な薬で、漢方のPLと思うと良い。

2010-11-14 15:29:36
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

つづいて麻黄腑子細辛湯 熱があるが冷えて、冷えて 悪寒ではない。ひや~っとしている。脈が沈んで細い。この漢方の場合は脈診が必須である。見かけで判断してはならない。 つまり、脈がしっかりしてたらこの漢方は使わない。 何か起立性低血圧の若者にも効きそう。 老人に良い。

2010-11-14 15:37:42
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

桂麻各半湯 風邪症状としっとり発汗 しっとり発汗は、背中に手をいれて確かめる。 熱感、軽い寒気、顔からが赤い、 感冒初期につかう、麻黄湯と桂枝湯の中間的存在。で熱感が強い場合、4日ほどつかう すでに発汗しているが、麻黄湯的症状がある場合の丈夫な人に使う。

2010-11-14 15:43:47
H.Koyaan MD, Ph.D @hkoyaan

麻黄湯 発汗していないことが前程である。発汗作用がとても強いので。 発汗している患者に出すと、脱水になる場合がある。 もし間違って投与してしまったら、白虎加人参湯が良いと症寒論に出ている。レスキューとして覚えておけばよい。 悪寒、発熱、無汗、関節痛や筋肉痛に使う。

2010-11-14 15:54:03