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hirota4869
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昨日予告した通りに今日は【沖田総司】について語ろうかと思います。彼についても一見語り尽くされているようで、実はとある法則がそのキャラ立ちに隠されているとわたしは考えます。さて新選組人狼の沖田のキャラは司馬遼太郎の「新選組血風録」から来てると思います。
2014-07-10 17:46:28![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
わりと沖田の性格設定って大きく2パターンに分けられるんですよね。①:剣の天才でありながら子供のように天真爛漫で心優しい青年②:①のパターンを踏まえた無邪気でちょっぴり残酷で中身は子供っぽい。①は燃えよ剣の沖田で、②は血風録の沖田です。
2014-07-10 17:52:08![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
前は①が主流でしたが、最近は②系というか②からの派生でバリエーションを増やしている気がします。つまり沖田総司という人物のイメージは八割程度、創作によるイメージによって作られているのです。そもそも新選組がそういったイメージによって成り立ってはいますが、その筆頭メインキャラが沖田です
2014-07-10 17:54:50![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
何故、彼はメインキャラとして確立したのでしょう。ぶっちゃけその理由は労咳です。若くして病に倒れて志半ばで死んでしまう、という悲劇性が彼に付加価値が追加される要因になりました。このパターンのヒーローに日本人は弱いです。同じ系列と私が考えるのは、ヤマトタケル・真田幸村、あたりですね
2014-07-10 18:00:04![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
この三人の共通点はなんでしょう。ズバリ「根拠もないのに美形イメージがある」です。ヤマトタケルは根拠もありますけど。ということで、最近はわりと違ったし、という話も有名になりましたけども、長らく沖田総司美形説は浸透していました。しかし、これも創作です。司馬遼太郎の小説の話です。
2014-07-10 18:03:54![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
創作によって作られた新選組の話は別項目でしますが、そういう要素を一番受けているのが沖田総司なんですね。歴史上の人物というのはそういうものですから、別に珍しいことはありません。そういった意味では、有名どころの土方・近藤とはまた別の方向で新選組の一般イメージの代表と言えますね。
2014-07-10 18:11:08![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
田中さんの演じる沖田は、血風録のキャラが土台になったわりとスタンダードな沖田だった気がします。それでいてちょっとアイドル風というか(笑)自分が末っ子で可愛がられてるのを自覚してるっていうか、そんなところが可愛かったですねえ。
2014-07-10 18:20:07![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
忘れてました。さっきの作られた悲劇のヒーローに義経を忘れてました。ヤマトタケル・源義経・真田幸村・沖田総司が四大悲劇のヒーローですね。伝説の作られやすいところも共通点です。
2014-07-10 18:22:20![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
この悲劇の四大創作ヒーローについては語り始めるとなっがくなるので、もしリクエストがあれば後で話します。まあ、この話は友人たちとの雑談で生まれた私見ですので……
2014-07-10 18:30:58![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
沖田のキャラ付けの流行りは時代の流行りを映してると思ってます。最近、ツンデレどSの率が高いのは多分流行り……人気キャラクターの立ち位置や方向性が時代によって変遷するのはよくあることです。実は坂本龍馬もそんな感じ。
2014-07-12 00:03:55![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
勤王の志士の鏡→剣術青年→革命家→日本の基礎を作った英雄、みたいな感じで時代によってポイントが違って来ています。龍馬といえば「竜馬がゆく」がスタンダードでしたけど、あの竜馬ってわりと女性関係は来るものは拒まず英雄色を好む系でしたけど、「龍馬伝」ではそこんところ慎重でした(笑)
2014-07-12 00:10:03![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ここ数年の流れを見ていると、大河の主役は奥さんを大事にする人が選ばれています。浮気しても正妻の地位は守ったり、反省したりする、史実でも愛妻家が多い印象。これが時代と歴史ではないかと。
2014-07-12 00:13:38![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
その中で新選組人狼は飾りすぎないスタンダードに役者さんの個性がエッセンスとなっていて、新しいのにしっくりくる創りになっている気がします。
2014-07-12 00:17:03![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
予告だけして保留になっていた、沖田総司と池田屋での大喀血の話をしたいと思います。池田屋事件は1864年で、亡くなったのは1868年です。喀血してから亡くなるまで、ほぼ4年。
2014-07-13 22:50:45![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
最近では、池田屋事件の最中に沖田総司が喀血して倒れる、というのは後世の創作であるとほぼ断定されています。まあ、そうですよね。喀血までしたら相当病気が進行しています。その間ずーっと養生していたわけではありませんし、次の年の再編成では剣術師範頭になってます。
2014-07-13 22:59:44![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
結核で血を吐いて死にそうなひとに、そんな役目を振ったりしないですよね?どうも、池田屋大喀血はある一定の時期かまでは話にも出てこなかったので、昭和に入ってからの創作であるようです。病で夭折したことと、池田屋事件が新選組の名前を広める要因になったことから、→
2014-07-13 23:02:08![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
誰かがドラマチック展開!として追加したのではないでしょうか。他に池田屋でのお約束としては、吉田松陰門下の吉田稔麿vs沖田総司、というのもありますがこれも創作でしょう(斬り合っている最中に吐血)。松下村塾門下(以後:松門)の四天王と呼ばれた稔麿と沖田が池田屋に居合わせた→
2014-07-13 23:05:29![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
という事実から、このドラマチック展開が追加され、さらに盛り上げるために大喀血という要素が生まれたのだと思いますよ。倒れたのは本当のようですので、おそらく熱射病的なもので倒れたんではないか、というのがわりと最近言われていますね。
2014-07-13 23:10:40![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
最初に新選組の屯所があった壬生の八木さんちの長男の証言によると、冗談ばっかり言っていて真面目なところとか見たことないってことなので、殺伐とした空気になりがちな中で冗談を言ったりしてた、しかし剣の腕は天才的だったことか、スポーツチームで例えるならばエースだったと考えられます。
2014-07-13 23:15:01![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
悲劇の天才剣士のオプションによってドラマチックなイメージがつきまくってしまった彼ですが、わりと信じて良さそうな証言を組み合わせると、小中高とクラブ活動と部活に打ち込んでしまって女子とかなんかよく分かんなくて苦手かも、ってなってるスポーツ青年だったんしゃないですかねー。
2014-07-13 23:18:29