昨日発生していたサイトログインできない不具合は修正されております(詳細はこちら)

「 #口ずさむ一節 」の巻

つい口が動いてしまうこともあるだろう
3
前へ 1 ・・ 3 4 ・・ 9 次へ
もと @nn0to

現実における悲しい欠落を、まったく別の世界の、愛らしい出現に変えること。 平出隆『葉書でドナルド・エヴァンズに』 #口ずさむ一節

2014-07-23 21:12:17
つぼ @hirootsubo

意志もなく生まれた ひとひらの形 形である間 形であらねばならない痛み ― 塔和子「雲」 #口ずさむ一節

2014-07-23 21:48:45
ふたばこ @futabako

凌霄花、凌霄花、 風でゆれてる凌霄花、 おまへはわたしを覚えてる? 西條八十『のうぜんかづら』#口ずさむ一節

2014-07-25 22:50:31
もと @nn0to

書き出しがよいと、声にだして読んでみたくなる。「 #好きな書出し」の巻 togetter.com/li/293299 #口ずさむ一節

2014-07-26 22:42:41
もと @nn0to

恋なかりし者にあすは恋あれかし 恋ありし者にもあすは恋あれかし ファウルズ『魔術師』 #口ずさむ一節

2014-07-26 22:20:43
amd @amdsimone

旅に出れば、野糞で、ほい。 粒来哲蔵「旅・Monziro」 #口ずさむ一節

2014-07-29 14:36:30
もと @nn0to

"ですが時間がありません、ペソアさん、と門番が応えた。タクシーは玄関まで来ていますし、お友だちもさっきからお見えで、入り口でお待ちです。かまわない、とペソアは答えた。時間はいつだってあるものだ。" タブッキ『フェルナンド・ペソア最後の三日間』訳=和田忠彦 #口ずさむ一節

2014-11-30 09:15:27
DADA @dada_cco

#口ずさむ一節 私は私の生を、事物の上に 次第に大きな輪を描きながら生きてゆく。 最後の輪はきっと描き終えないだろう、 それでも私は試みてゆくつもりだ。 リルケ『時禱詩集』より (高安国世訳) pic.twitter.com/7aBSAC7a9m

2014-12-06 18:46:14
拡大
もと @nn0to

″もう充分だ。君に口移ししよう、とっておきの、瓶の中の一滴の飛躍。そのあとで、くるみ割りだ。″  平出隆「胡桃の戦意のために」110 #口ずさむ一節

2015-06-08 22:36:26
もと @nn0to

″氷を荷造りする思いが続いている。なにを書き送ろうとしても、宛て名まで溶ける。届いたとしたところで、そのひとが消えるだろう。″ 平出隆「胡桃の戦意のために」8 #口ずさむ一節

2015-06-08 22:45:44
もと @nn0to

″触れようとして伸べられた苔生す手は、失うことを恐れ、まだ宙に引きつっている。けれども、告げる声なく告げなくてはならない。呼吸は もう 小さな嵐、と。いとしいものには、生きものの破綻を懸けて。″ 平出隆「胡桃の戦意のために」47 #口ずさむ一節

2015-06-08 22:54:52
もと @nn0to

″長すぎる意味の糸がほつれて、失神の沖が青くひろがる。ひとりの瞳を見る者は、もう、すべての水への溺死者。″ 平出隆「胡桃の戦意のために」64 #口ずさむ一節

2015-06-08 23:06:40
いやしの本棚@文フリ京都1/14 @ayagonmail

美よ 死にいたるまでわたしを囲んでください 美よ わたしに憐みを与えてください もし今日 死ぬとしたら あなたの見えるところにしてください ーエミリ・ディキンスン 新倉俊一 訳 作品番号1645 #口ずさむ一節

2015-06-09 21:39:01
いやしの本棚@文フリ京都1/14 @ayagonmail

なぜ 花はいつも こたえの形をしているのだろう なぜ 問いばかり 天から ふり注ぐのだろう ―岸田衿子『ソナチネの木』 #口ずさむ一節

2015-06-09 21:40:59
いやしの本棚@文フリ京都1/14 @ayagonmail

わが罪は青 その翼空にかなしむ ―清岡卓行「空」 #口ずさむ一節

2015-06-09 21:45:31
いやしの本棚@文フリ京都1/14 @ayagonmail

きみ自身がほんとうの墓守でないのなら、きみにとって本は死体にすぎないよ。 図書室なんて地下墓地(カタコウム)と同じだ ―ジョージ・マクドナルド 荒俣 宏 訳『リリス』 #口ずさむ一節

2015-06-09 21:49:51
もと @nn0to

″手のひらに包まれ、水が熟れる。それでも水が崩れないのは中で、花が身を捩っているそのせいか。″ 平出隆「胡桃の戦意のために」103 #口ずさむ一節

2015-06-09 21:53:43
いやしの本棚@文フリ京都1/14 @ayagonmail

疲れ果てた時の、疲れた心よ、 善・悪の網をきっぱりと切って、来い、 再び笑え、心よ、灰色の薄明のなかで。 ―W.B.イエイツ 井村君江 訳「薄明のなかへ」 #口ずさむ一節

2015-06-09 21:58:18
いやしの本棚@文フリ京都1/14 @ayagonmail

あなたは何時までも何にも捉はれずに、ほんとのあなたの歌をおよみ下さい。あなたのかなしみとよろこびはほかの人のではないのです。 ―片山廣子『野に住みて』収録 白蓮「踏絵」評 #口ずさむ一節

2015-06-09 22:01:15
もと @nn0to

″それはなお揺れる思いだが 揺れながらに定めてきた 自分なりの掟があり それを忽せに読むことは愛しいひとよ あなたにもできぬ″ 平出隆「家の緑閃光」 #口ずさむ一節

2015-06-09 22:05:48
もと @nn0to

″邪な祈りと粒よりな心配事が、つねにぼくの肺を揺すぶっていますように。そして日は流れず、愛という音はあとわずかで確かめられず、くりかえし燃やされる物語の骨灰ばかりがぼくたちの行為を、滅びることの真実の炉へ、焚きつけていますように″ 平出隆「胡桃の戦意のために」18 #口ずさむ一節

2015-06-09 22:28:13
hitomi @hitomilkshake

水に囲まれた生活というのは いつでもちょっとした砦のような感じで 夢のなかで掘割はいつもあらわれる 橋という橋は何のためにあつたか? 少年が欄干に手をかけて身をのりだして 悲しみがあれば流すためにあつた 吉本隆明「佃渡しで」 #口ずさむ一節

2015-06-09 23:08:27
hitomi @hitomilkshake

いつのまにか約束事もふるびてしまい もうおしゃれな少女は ありふれた服しか着られない 岡田隆「われらの力」 #口ずさむ一節

2015-06-09 23:14:49
hitomi @hitomilkshake

ぼくは惨劇のまぼろしなくして 人を見ることできぬし 瓦解のまぼろしなくして 都市を見ることもできないが つねに変化する自然だって 滅びのアラベスクだ 北村太郎「寒露」 #口ずさむ一節

2015-06-09 23:18:37
hitomi @hitomilkshake

お日さまが出ている一日はあまりに美しくて、それを労働で穢してしまうような思い上がった真似はとてもできなかったのです。 ロベルト・ヴァルザー「タンナー兄弟」 #口ずさむ一節

2015-06-09 23:21:08
前へ 1 ・・ 3 4 ・・ 9 次へ