#口ずさむ一節

「私たちはすこしずつ、孤独が、かつて私たちを恐れさせたような荒野でないことを知ったように思う」須賀敦子
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もと @nn0to
おそらくあなたによく似た神の子だ。 マッカーシー『チャイルド・オブ・ゴッド』 黒原敏行=訳 #口ずさむ一節
もと @nn0to
ひとことでいい。もとめるだけ。空気のうごきだけ。きみがまだ生きている。待っているというしるしだけ。いや、もとめなくてもいい。一息だけ。一息もいらない。かまえだけ。かまえもいらない。おもうだけで。おもうこともない。しずかな眠りだけでいい。 カフカ 高橋悠治=訳 #口ずさむ一節
もと @nn0to
きのうボストン共有地公園で、子供がひとり空を跳んだのに、空からは何の抗議の声も挙がらなかった。 レイモ『夜の魂』山口知美=訳 #口ずさむ一節
もと @nn0to
無実の人間を殺した。聖なる誓いを裏切った。恐怖に乗じて儲けた。熱ーーもえていたあの時。音楽に身を任せようーーぐるぐるまわって、落ちていくのだ。 エルロイ『ホワイト・ジャズ』佐々木雅子=訳 #口ずさむ一節
もと @nn0to
力は壁を通り抜け、思考は頭蓋の空洞部分を通り抜け、愉楽は皮膚の嚢を通り抜け、水は瞳を通り抜ける。 キニャール『秘められた生』小川美登里=訳 #口ずさむ一節
syouko @syouko_azu
もとさん( @nn0to )のこのタグ気になります。あとでやろう。 #口ずさむ一節
Fragments @in_vertigo
バラは暗闇のなかでも赤いのか? 音を聞く耳が存在しない遠い惑星の森のなかでも、木が倒れるときには、凄まじい音をたてるのか?(バンヴィル『海に帰る日』) #口ずさむ一節
もと @nn0to
ですがわたしは何の変哲のない人生を送ってきた人間です、とカレイロは言った。大叔母とふたり、短い生涯を田舎の家で送っただけの人間です。過ぎゆく時や季節や羊の群れに話しかけることしかしてこなかったのですから。 タブッキ『フェルナンド・ペソア最後の三日間』和田忠彦=訳 #口ずさむ一節
Maikova 'Traveling' @pinaforepurple
サウダージは、とマリア・ド・カルモは言っていた。言葉じゃないわ。精神の範疇のひとつなのよ。 タブッキ『逆さまゲーム』須賀敦子=訳 #口ずさむ一節
ふたばこ @futabako
今は昔竹取の翁といふものありけり 野山にまじりて竹を取りつゝ よろずのことに つかひけり 名をばさぬきのみやつことなんいひける 竹取物語 #口ずさむ一節
syouko @syouko_azu
きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ。そう心のどこかで思いつづけ、完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする。 須賀敦子『ユルスナールの靴』 #口ずさむ一節
ふたばこ @futabako
薔薇は赤い 菫は青い 砂糖は甘くて あなたもそう マザーグース #口ずさむ一節
syouko @syouko_azu
 屋上庭園で蜩(かなかな)がないてゐる。何処に? 木の梢に? 木はない、梢はわからない、澄み透つた空だけが一杯だ。  屋上庭園で蜩(かなかな)がないてゐる。 「しらせ」菱山修三 #口ずさむ一節
syouko @syouko_azu
恋は懲らしめに似ている。わたしたちはひとりでいられなかったから罰せられているのだ マルグリット・ユルスナール『火』のアフォリズム(須賀敦子訳) #口ずさむ一節
ふたばこ @futabako
夏はお洒落なポエムの季節です グロキシニヤの花の蔭で あなたの手紙は読んでしまった ホテルの甘いゼリィのやうに お!ボンジュウルも言はずに雨が降る 北園克衛 『朝の手紙』 #口ずさむ一節
せら @Treasure_Table
怒りのにがさ また青さ 四月の気層の光の底を 唾きし 歯ぎしりゆききする 俺は一人の修羅なのだ 風景はなみだに揺すれ 賢治センセイの『春と修羅』口にするとテンポがものすごくイイ。 #口ずさむ一節
せら @Treasure_Table
わたしの いちばんすきなひとに つたえておくれ わたしは むかしあなたをすきになって いまも すきだと あのよで つむことのできる いちばんきれいな はなを あなたに ささげると 谷川俊太郎『しぬまえにおじいさんのいったこと』 これもリズムが好き。いいなあ。 #口ずさむ一節
syouko @syouko_azu
主よ、夜といふものを、これほど深くこれほど美しいものにお仕立てになつたのは、わたくしたちの為めなのでせうか。それとも、わたくしのためなのでせうか。 ジッド『田園交響曲』 #口ずさむ一節
syouko @syouko_azu
ことばで生きるものにとって、それによって生かされていることばが、身のまわりに聞こえないところで死ぬのが、なによりも淋しいのではないかと、考えたことがある。 『ユルスナールの靴』須賀敦子 #口ずさむ一節
せら @Treasure_Table
「人間の先祖は本人の血族ばかりでなく、文学の内にも存在している」 オスカー ワイルドの言葉なんですが、口ずさむというより、つぶやくような。 「あー、コレ、ブンガクの血族だねー」みたいなカンジ。 #口ずさむ一節
せら @Treasure_Table
#口ずさむ一節 じゃなくて、アレンジしたつぶやく一節なら多いかも。「44回とは言わないから。4回くらいでいいから連続して見てみたい」とか「ナツメグの香りじゃないけど、いい香りだー」とか、「かがり火の外にいるなあ」「天使の顔なんて見えなくてもいいから〜〜」とか。
@sajisann
不眠症とは終夜営業の旅行代理店だ。 チャールズ・シミック「コーネルの白夜」『コーネルの箱』より柴田元幸訳 #口ずさむ一節
@sajisann
「イエスは私ども鳩の心をそのまま自分の胸にいれた奇特な人でございました」 中勘助「鳩の話」 『鳥の物語』より #口ずさむ一節
@sajisann
「だからその気なら、すくなくともある意味では、劇場は観衆になかを覗かれるウルダルの湖だと考えてもいい。」 E.T.A.ホフマン『ブランビラ王女』 種村季弘訳 #口ずさむ一節
つぼ @hirootsubo
生きることを物語に要約してしまうことに逆らって ― 谷川俊太郎「夜のラジオ」 #口ずさむ一節
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