岡田斗司夫さんによるドラマ「アオイホノオ」第1話解説

あとでドラマ「アオイホノオ」第1話を録画試聴する時のためのまとめ。
テレビ ドラマ
8819view 1コメント
24
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
アオイホノオ第1話オンエアにシンクロして、「岡田斗司夫による注釈」をツイートします。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
・焔モユルの本棚  80年代前半のマニアック男子、という設定にぴったりの本棚。  横山光輝の「あばれ天童」を入れるセンス、小道具さんナイスです!  松本零士の著作は「スタンレーの魔女」「ミライザーバン」を選んだのは偉い! #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
「スタンレー」は少年サンデー掲載の戦場マンガシリーズで、最後の1ページで読者を驚愕させた名作中の名作。サンデーコミックス版の表紙もカラー原稿が美しい。 「ミライザーバン」は松本作画・デザインが頂点を極めた時代の代表作。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
ジョージ秋山の「ザ・ムーン」を入れたのは、これは順当なチョイスだけど、ながやす巧を忘れなかったのはさすが。当時のながやすは「白黒の魔術師」と呼ばれ、粗悪な少年週刊誌の印刷上で「最も美しく見える原稿」を書くので有名だった。マンガ家を目指すモユルが押さえておくべき作家である。
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
「ナイン」吹き替え 「死ぬ!恥ずかしくて死ぬ!こんなもん、オンエアするな!」と当時のファン達が絶叫しそうなマンガ読みあげシーン。  
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
特にラストページのこっぱずかしいポエムのあとに、サンデー表紙の「プロゴルファー猿」がどUPで写るカット割りは、本当に福田監督の人格の悪さを表していてサイコー(いろんな意味で)である。
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
テロップ「焔モユル」  庵野秀明や僕を含めた全関係者を実名で登場させときながら、作者自身はまさかの仮名!  この卑怯・小心さに関係者・スタッフみんなは苦笑している。
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
芸大バス  近鉄・喜志駅より大阪芸大のキャンパスまで走るバス。  現在は坂の上のバス停まで昇ってくれるが、80年代は坂下のロータリーまでしか行ってくれなかった。そのため、学生はあの長ーい坂を徒歩で登るしかなかったのだ。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
トンコさんの大阪弁  彼女が話すのは、正確には「京都弁」に近い。  後のラーメンを食べに行くシーンでも「おごるで」じゃなくて「おごるし」と発言している。語尾を「し」で止めるのは京都弁の特徴なのだ。  大阪弁〜ラップに近い抑揚。京都弁〜民謡に近い抑揚、と覚えよう。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
・教室の風景  メインキャストだけで無く、エキストラのみなさんも男子はシャツをパンツにインしてるのに注目!  そうです、あの時代、男たちはみんな「シャツはズボンに入れる」だったのです。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
あえて不満を言うなら、男子のロン毛率が低すぎ。三人に一人が肩以上に伸ばしていたはず。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
大学教授  モデルになったのは大阪芸大で当時、教えておられた依田(よだ)教授。  依田さんは黒澤映画の脚本家を務め、ジョージ・ルーカスが尊敬のあまりスターウォーズのヨーダのモデルにした、という噂があったほど国際的に有名な先生。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
「焔くん、才能ありすぎ〜」  こういう一連のトンコさんのセリフが、以後どんどんモユルを追い詰めていく。まさに悪女。  原作では無自覚に描かれていたトンコの「無自覚な悪女」っぷりをドラマ版では福田監督の性格の悪さゆえに思いきりクローズアップして描いている。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
フィアット500が落下して山口県警のパトカーを押しつぶす。  フィアットは「ルパン三世 カリオストロの城」でルパンと次元が乗り倒した小型車。同アニメ内では埼玉県警のパトカーだったが、庵野秀明は出身地の山口県警としてリメイクした。つまりこのアニメはパロディなのだ。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
ちなみに、後に赤井孝美は「ガラスなどの破片が三角形なのは、庵野の発明」と語る。  三角形とは最低の工程数で描ける図形でありながら、作画上で乱舞させると「ちゃんと破片に見える」のがすごいそうだ。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
オープニングの映像は、庵野君自身が実写版「キューティーハニー」でやろうとして上手くいかなかった奴のリメイクだよね。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
「俺はプロデューサーになるんだ」  山賀のセリフ。「アオイホノオ」は実際の出来事をマンガにしたので、さまざまな「言い換え」、悪く言えば「ウソ」が存在する。この山賀のセリフもそのウソの一つ。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
当時の山賀は「映画監督になって新潟の友達を見返したい」の一心だった。当然、実写映画が希望だったが、芸大の環境では実写映画を目指すのは難しい。その時に教室にいた庵野や赤井の才能を見て、アニメという方向をはじめて意識し、積極的にアニメの勉強をはじめたのだ。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
・「ほなら肝心の内容の方は、ちゃちゃっと適当にやろか?」「なぜ肝心の内容の方は、ちゃちゃっと適当にやるんだ!?」  これは南が正しくて、ホノオが間違っている。集団作業のアマチュア映画、特に提出課題でいちばん大事なのは「現場のノリと、納品スケジュール」だからだ。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
内容なんて、どうせ作ってるうちに楽しくなって懲りまくるに決まってる。  だから最初に決めるのは「ちゃちゃっと適当に」で充分。  逆にモユルのように構図や動き、効果を決めつけようとしても、俳優やカメラがそれに追いつかない。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
アマチュアの実写現場でもっとも大事なのは「完成させる」「その中でベターを探す」という現場主義なのだ。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
・ゴジラの看板  大阪芸大・映像計画学科の前には、いまだにこの看板がある。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
「BIG-RUN」 先日のスタッフ打ち上げで、試写を見た赤井孝美と山賀博之がこのシーンで絶句。 「すごい!あのダメなフィルムのまんまだ!」 それほど島本和彦のデビュー映画はダメであり、本ドラマでのダメさ再現率は監督の人の悪さに比例するかのごとく劇的に高いのだ。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
しかし、実際のフィルムは音が割れて聞こえにくく、これよりももっとずっと面白くなかったそうだ。 「痛みは生きている証拠」というラストセリフは、70年代時代劇の代表作「木枯らし紋次郎」の主題歌『誰かが風の中で』の一部「痛みは生きているしるしだ」の引用。 #アオイホノオ
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
・自主映画「ウルトラマン」  打ち上げ時の赤井孝美の証言より。 「あのウルトラマン、撮影で苦労しましたよ〜。カメラで高速度撮影、つまりちゃんとスローモーションで撮ってるんです。 #アオイホノオ
残りを読む(7)

コメント

nekosencho @Neko_Sencho 2014年7月19日
他の当事者の方の解説も見てみたいなあw
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする