岡田斗司夫解説ツィートまとめ「アオイホノオ第2話」

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岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

今夜は12時13分より「アオイホノオ」東京地方第2話オンエアと同時に「ドラマを100倍面白く見れる解説ツイート」を開始予定! 第1回の考察や訂正からスタートします。

2014-07-25 23:44:36
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

今夜もアオイホノオ第2話のオンエアに合わせて、解説をツイートします。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:09:25
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

【第1話解説の訂正】 >依田さんは黒澤映画の脚本家を務め  依田義賢教授は、黒澤映画ではなくて溝口健二映画の脚本家。  Twitterで指摘してくれた諸氏に感謝! #アオイホノオ

2014-07-26 00:09:55
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

【第1話解説の訂正】 >フィアット500が落下して山口県警のパトカーを押しつぶす。  フィアットではなく、スズキ・フロンテ。  当時も間違えて庵野君に注意されたけど、どうしても間違った方を覚えてしまっているよなぁ。  これまたTwitterで指摘されて気がついた。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:10:36
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

【第1話の見どころ補足】 ・オープニングは金田作画などアニメの動き再現。 くわしくは「ゆずこ(@rk14y)」さんの一連のツイート参考。 ファンによる比較映像も作られている。 nicovideo.jp/watch/sm240599… #アオイホノオ

2014-07-26 00:11:02
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

【第1話の見どころ補足】 ・クライマックスのモユルのセリフ  トンコさんに庵野たちのウルトラマンの素晴らしさを説明するモユル。  このシーンが感動的なのは、大受けしている観客の中で唯一、モユルだけが庵野たちの恐るべき才能や技術、アイデアを見抜いたから。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:11:52
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

モユルは周囲の観客とは違い、「天才の才能を見抜くだけの才能」は持っていた。しかし不幸にも「天才の作品を作る才能」は持ち合わせていないのだ。  だからこそモユルは周囲に怒る。「なぜ拍手する!なぜ絶望しない!」と。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:12:35
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

 この悲劇。まさしく第1話のクライマックスは「アマデウス」でのサリエリのジレンマだ。  天才モーツァルトの登場で、才能ある凡人サリエリは激しく悩み嫉妬する。彼だけがモーツァルトの天才性を理解し、評価していた。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:13:08
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

しかし彼には「そこまでの才能」しか与えられず、嫉妬に狂って最後はモーツァルトを毒殺してしまう。  原作にはないこのモユルの長いひとり語りは、福田監督による「アマデウス」の翻案、と読むこともできる。#アオイホノオ

2014-07-26 00:13:44
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

・庵野のTシャツ  初代ウルトラマンのカラーパターン柄Tシャツ。  あの模様が「ウルトラマンという宇宙生物の体表の模様」なのか、それとも「戦闘服の模様」なのか、公式な設定はない。  もちろん、あんなステキなTシャツを当時の庵野は持っていなかった。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:15:19
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

・宮崎ルパン 庵野が山賀の部屋で見ようとしてるのは、TVシリーズ「ルパン三世(第2シーズン)」の第145話「死の翼アルバトロス」。宮崎駿が偽名を使 って演出・脚本をつとめた。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:16:04
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

 超大型の飛行艇や、主翼内部の構造など、宮崎最後の長編アニメ「風立ちぬ」の前哨となってる部分もある。冒頭の「フライパンで作るすき焼き」シーンはアニメにおけるグルメ名シーンの1つ。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:16:49
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

クライマックスの「飛んでいる飛行船上での格闘シーン」は後のナウシカにおけるトルメキア巨人機の戦闘シーンでさらに進化した。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:17:19
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

・宮崎さん  当時から庵野や赤井は宮崎駿を「宮さん」と呼んでいた。  山賀が「イデオン」を知っていたのは、「なんんとなく大人っぽいアニメだから、これを見ておけば庵野や赤井に威張れるだろう」という邪な気持ちでチェックしていたらしい。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:17:48
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

しかし当時の大阪オンエア局サンテレビの電波は南河内まで届きにくく、山賀はほとんど写らない画面からいっしょうけんめい「なにが写ってるか?」を読み取ったという。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:18:11
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

・二代目バルタン星人の重力波攻撃をくらってる初代ウルトラマン  ウルトラマン16話「科特隊宇宙へ」の回に登場した2代目バルタン星人。「〜代目」というのはウルトラマンシリーズで同じ怪獣や宇宙人が登場したときに、見分けを付ける目的で付けた愛称。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:18:38
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

TVシリーズでは一度使った着ぐるみは分解したり流用したりする場合が多いので、二回目以降に登場するときは最初の印象とかけ離れている場合もある。そのためにも特撮ファンはこういう「見分け用の愛称」を使うのだ。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:18:59
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

・有馬兵衛の向陽閣  大阪の有名ローカルCMのひとつ。当時の関西人はみんな 「有馬兵衛の向陽閣へ〜」という歌を歌えたが、そこに行った人はほとんどいない。  CMソング作曲は「浪速のモーツァルト」(自称)ことキダ・タロー。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:19:27
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

・「石森章太郎はなにもわかっちゃいない」  年若いファンは「石森?石ノ森じゃないの?」と思ったかも知れない。天才マンガ家・石森章太郎は1985年、作家生活30年を機に「石ノ森」に改名した。なのでドラマ上では「石森」で正しいのだ。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:20:05
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

・CAS  正式にはグループCAS。カスではなくキャス、と発音する。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:21:25
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

・矢野健太郎  もちろん本物はあんな話し方をしない。  あれじゃ「にしおかすみこ」だよ。 「お前たちの中でマンガ家になりたいブタはいるかい? あたしだよ!にしおか〜すみこだよ!」 #アオイホノオ

2014-07-26 00:22:07
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

なお、本編中のガンダムネタは誰でもわかる些末なギャグだから、いちいち触れない。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:22:51
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

・衝撃波をうけるモユル。  映像イメージは当然ながら、当時マンガファンの間で話題になっていた大友克洋の「童夢」より。超能力によるパワーを表現するのに「歪む空間」「背後で崩れるコンクリート」などの手法を発明した。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:24:01
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

・巨大化する矢野健太郎  映像イメージはアニメ版「巨人の星」より。  チーフ演出家・長浜忠夫氏は、父・星一徹が中日に行ったあたりからやたら「父ちゃんがでかく見える」「今夜の飛雄馬はでかく見える」など、セリフそのまんまの映像表現を多用した。 #アオイホノオ

2014-07-26 00:24:36
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada

・津田ヒロミに見せたモユルのマンガ  ラストページに注目。最後に作者からのメッセージで、このマンガが未完の大作のプロローグに過ぎない、と言い訳している。  もうね、こういうラストページの言い訳を何億回、見たことか。 #アオイホノオ  

2014-07-26 00:28:56