「『徴兵制はあり得ない』は現実を見ていない」というのこそ現実を見ていない
- mtcedar1972
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テロ対策を除けばスイスに軍なんぞ必要ないといえば無いのだが、それでもスイス軍は『中立を維持する為に』 徴兵制を保持している。 となりのオーストリアも同じ。もっともスイスはリヒテンシュタインの防衛に責任を持っているが。(もっともリヒテン殴るにはスイスかオーストリア占拠しなきゃ無理)
2014-08-09 10:41:13一度志願制を採用したにもかかわらず徴兵制に舞い戻った国もある。現在進行形で紛争中のウクライナである。直接的な脅威に晒された結果、常備軍では間に合わず、徴兵制度で無理やり兵力をかき集めドネツクの独立を阻止しようとしている。
2014-08-09 10:44:571 隣国に対抗する為大量の陸軍が必要 2 防衛に協力する同盟軍がいない そしてウクライナ軍には不幸でもあり同時に幸いなことにウクライナ軍は最先端装備を装備している軍隊ではない為、過去に軍歴のある予備兵力の動員で短期に軍を拡大できる
2014-08-09 10:51:27オーストリアの話であるが徴兵制度の利点として次のものが挙げられていた。 1 非常時の大量動員に有利 2 中立性の証明と保障の為 3 徴兵制撤廃=社会奉仕制撤廃のため 4 志願制正規軍は莫大な費用が必要(1人当たり徴兵の2~4倍の費用が必要 5 精神(社会奉仕精神)修養のため
2014-08-09 10:55:58逆に欠点で挙げられていたのは 1 冷戦終了による軍事的脅威の減少 2 近年の軍事作戦は熟練兵を必要とする 3 徴兵期間の経験や時間を社会で生かせない事による社会的損失 4 志願制による自然軍縮が可能(予算が同じなら規模が減る) 5 徴兵によらない災害対策の動員制度を作ればよい
2014-08-09 11:00:36今の日本が志願兵制を採用してるのは米軍の存在、先進装備の特技能力者の必要性と想定する戦争と予算の都合だが(政治もあるが)、この前提条件が変われば徴兵制度も視野に入れるべきだろう。
2014-08-09 11:11:47たとえば「徴兵制の危険」とか言ってる人のように『集団的自衛権の発動』による中東あたりへの外征が行われたと想定しよう。この場合軍事的に必要とされるのは 1 民生、軍事両面で作戦できるプロの軍人(正規軍人優位) なわけで徴兵制の出番はあんまりない。
2014-08-09 11:19:07大きな面積を長期に占領する治安戦になると数も重要になってくるので徴兵の利点が無いわけではないが、『徴兵制は直接国民に犠牲を強いる』ために『反戦世論の形成』がなされやすいという欠点がある。だって死ぬのは自分や家族。
2014-08-09 11:22:37逆に志願兵制はこの手の消耗に多少強い。なにしろ志願制である以上『望んで軍に入った将兵』が軍人になっているし、なにより『軍人が戦争をしている』のであるため、家族が軍人の人以外は増税でもない限りは戦争は他人事である。
2014-08-09 11:25:08どんな思想持ちやが入ってくるか分からん徴兵制よりも(選抜が可能とはいえ) 都合の良い兵士を集め犠牲が出た際に世論に影響しにくい志願兵制の方が戦争がしやすいといえばしやすい。 米軍が世論や財政の負担を減らす為にPMC動員してるはその間接的証明だろう。
2014-08-09 11:31:10だから外征するなら徴兵制の心配はほぼ無い。少なくとも近年は。 逆に徴兵制が必要になるのは本土防衛だ。
2014-08-09 11:33:23@V2ypPq9SqY (゚∀゚) もしくは国内で武装勢力が大規模反乱起こして警察や自衛隊では頭数がどうしても足りない場合ですとか? (-Дー)。○(国内でドネツク共和国みたいな反乱勢力が出るとかどんなカオスかって感じですが
2014-08-09 11:36:53@V2ypPq9SqY 外征の規模次第だと思います。陸自の規模に比して外征部隊の規模が大きくかつ長期間にわたり交代して送り出すとなると話が変わってくるはず。かりに外征に行かずとも留守番部隊で予備、予備穂が動員されるでしょうし、その先には徴兵制がありえるのでは。
2014-08-09 11:41:00尖閣諸島のような国境の離島を取り合うような戦争では徴兵よりも職業軍人が必要になるだろう。特に海自や空自が作戦の主となる。 戦場が流動的だと専門化された専門装備の部隊が主役だ。がしかし。離島に兵力を貼り付けて防衛するだのという話になると数が重要になってくる。
2014-08-09 11:39:43専門装備が必要ないわけではないが、決められた場所を決められた方向だけ見て決められたとおりに戦う。様な戦場だと錬度が比較的低い部隊でも戦いやすい。何より数がいないとどんな精強な兵士でも『自分がいないところは守れない』
2014-08-09 11:42:38本土戦も同様であるな。各種施設の防衛や地形特性を考えると質と同時に数も必要になる。現状の日本は『米軍の来援』が前提にあるからこの戦力なわけだ(予算等の都合もあるが
2014-08-09 11:46:05さて徴兵制は質で志願兵制の熟練兵に劣ると書いたが。正しくもアリ間違ってもいる。徴兵が志願制軍隊に質で劣るのは徴兵期間が過ぎたら止めてしまうというのが話の前提にあり、徴兵期間が5年とかそれ以上言い出したら当然質でも志願兵を圧倒しだす。徴兵でも下士官以上の中核層はほぼ職業軍人だしな。
2014-08-09 16:19:19そして現代兵器は『誰が使っても同じ性能をたたき出す』という利点があるので原理主義者が使う鹵獲暗視眼鏡と米軍が使う眼鏡で物が同じなら性能差はほぼ出ない。無論整備の質による劣化はあるが、錬度によって機能が制限を受けるわけでもない
2014-08-09 16:21:20もちろんATMやらシーカーのガスとか特殊技術が無ければ整備できないものも多いが、鹵獲して使う分には誰でも使える。 錬度が高い兵士が強いのは「ほんの少しだけ人間の側の性能で優越してる」からである。
2014-08-09 16:23:24