メモ#3

商業的な創作についての素人なりの呟き的な。
1
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

「誰でも作家になれる」という言葉があるけど、実際間違ってはいない。 作家として物を書く下地は執筆以外の経験で培われている部分が大きく影響しているし、文章を書く上での規則やテクニックは書けば自然と覚えていくもの。 だから、どんな職業や立場の人間でも作家になろうと思えばなれる。

2014-07-25 20:40:28
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

ただし、職業作家としてやっていくとなると話は違う。 趣味で作家をやる分には自慰全開でも何ら問題はない。 だけど、仕事として本を出して買ってもらう以上は、作者の思想に賛同するしないに関わらず読める文章で、なおかつ面白い内容でないといけない。 その辺のノウハウが一番求められるのね。

2014-07-25 20:42:24
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

特に気を付けないといけないこととして、 「自分の思想を押しつけない」 「難解な内容を書くことが高尚だと誤解するな」 「読者の姿を勝手に想像するな」 という3つの項目がある。 戯言と受け取ってもらっても構わないけれど、少なくともこれを破ってる作品は面白くない。

2014-07-25 20:45:49
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

もちろん、趣味小説であったり二次創作であれば、これに縛られなくてもいい。 しかし売り物として出す以上、読むのは理解者ばかりではない。 そして理解者だけで購入数は稼げない。 したがって、この3つを疎かにすると爆死打ち切りコース必至となってしまう。

2014-07-25 20:48:56
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

まず「自分の思想を押しつけない」だが、過去の偉人は散々偏った思想をぶちまけてるじゃないか!という反論があると思う。 だがちょっと待ってほしい。 彼らは見る側の人間に最初から賛同など求めていないのだ。 あくまで「俺はこう思う!」と大声で主張しているだけである。

2014-07-25 20:51:15
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

だから、その思想に対して賛同しようが反論しようが、作品的にはどっちもアリなのだ。 あくまで作者の叫びが形を成しているだけなので、どれだけアンチにブチ切れられようが一切泥を被ることはない。 これが一番強い。一番重要である。

2014-07-25 20:54:58
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

この系統の作品では、読者側の反応もまた「俺はこう思う!」という主張でしかなくなる。 逆に特定の思想を是としてしまうと、それに反対する勢力の存在もまた肯定されてしまう。 「美味しんぼ」の作者がやらかしたのは、まさしくその類の思想押し付けである。

2014-07-25 20:56:55
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

現代の小説は道徳教本ではない。 主張の道具ではあっても、行動や思想を肯定する経典とはなりえない。 だからこそ、作家はあくまで「こう思うんだよ!」という叫びに留めておく必要がある。

2014-07-25 20:59:54
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

次、二番目。 こちらは単純な話で、難解なものを書いてドヤ顔なんてのは読者にドン引きされるっていうやつ。 作家自身が読むなら難解でもいいし、二次創作なら原作の設定で補完するという手段もある。 だが、オリジナルの作品で未知の用語を並べ立てて難しい話をするのはさすがに無理がある。

2014-07-25 21:03:25
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

シリーズ物として、巻を追うごとに世界観が複雑になっていくのは仕方のない事だと思う。 しかし、最初からわけのわからないレベルで話を進められると読者は置いてきぼりである。 「小説家になろう」みたいなサイトでしっかり書き進めて刊行するのならまだわからなくもないが、それでも相当辛い。

2014-07-25 21:06:44
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

最後。これは実のところ、今のラノベ業界だと思いっきり破ってたりする。 そりゃ売れないわけだ。最初から売り込む対象を絞りに絞ってるんだもの。 ただ、そのジャンルで確固たる地位を築いているレーベルであれば、その選択は悪くない。 特定の系列であることに期待して買う層が一定数いるからだ。

2014-07-25 21:10:05
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

某文庫に至っては読者像を作りにいっている節もある。 もちろん大失敗して、今は落ち目もいい所になりつつあるわけだが。 まずは手に取る顧客の絶対数を増やさないといけない以上、下手に読者の層を絞って売り込むのは良くない。 色がない作品では売れないが、逆に色のどぎつい物も敬遠されるのだ。

2014-07-25 21:12:47
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

以上の3つに気を付けた上で、読者が買おうと思う面白さを引き出さないといけない。 そういう難しさがあるから、職業作家というのは容易には成り立たないのだ。 都合の良いライターでもなければ自分勝手な作品を書く趣味作家でもない。 そんな立ち位置で戦うという自覚を持つ必要があるのだと思う。

2014-07-25 21:17:10
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

まあ、所詮は素人の戯言だから本物の職業作家さんにご教授いただきたい。 けれどその手の知り合いがいないので結局自分の自慰文に終わるっていうオチ。

2014-07-25 21:19:07