ドボク鎮守府　長門とドリル、あとトミカ

まも（C102お疲れさまでした） @Kojimamo

提督「えーっと街から電線電柱無くそうプロジェクト？｣大潮「電柱が景色損ねてると言ってるみたいですね。｣ ｢道路にはみ出た電柱は困るけど、無くすのは反対｣大潮「電柱萌えですね？｣ ｢いいや、電柱建て替える時の建柱車のドリル見れなくなる事。街中でドリル見れなくなるやん｣#ドボク鎮守府

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提督「そうか！艦これに何か足らんと思ってたらドリル分が無いのか!!｣ 長門｢海底軍艦のドリル艤装とかは勘弁してほしいものだな｣ ｢ちげぇよ、トンネル工事機械のジャンボのドリル艤装を着けるんだよ!!｣ #ドボク鎮守府

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長門「ふぅん?誇り高き戦艦に鑿如き道具は似合わんなぁ。戦艦に穴掘りなど愚…」　提督「長門型戦艦一番艦、長門ォ!!」長門「（…!!?）」　 提督の突然の怒号に戦艦が反射的に気を付けの姿勢、これぞ軍隊。　戦艦はしまったと思った、ここは海軍の土木を司る府であった事を　#ドボク鎮守府

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提督「貴様は隧道技術を愚弄した。鑿如きだと?青の洞門の話を知らんようだな？和尚が断崖絶壁をノミとトンカチで穿ち続け三十年!!それが数多の人々を救ったか知らんのか?あぁ!!?」長門「ぁ…ぁっ、すまん。」大潮（ここまで怒った司令官初めて見ました((((；ﾟДﾟ)))) #ドボク鎮守府

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提督「…まあ、軍艦の華の戦艦には隧道を造る為にどれだけの犠牲が産まれているか…、判りづらいだろうな。掘るのは大変だ、でも通る人々は通れるのが当たり前と思う、橋梁みたいに外界に聳えるほどの華もない…、とあるトンネルマンが嘆いていたよ。」長門は黙って聞くしかなかった。#ドボク鎮守府

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「でもな、海岸沿いや落石が頻繁に起こる道の脇の山をうがいてトンネル掘って、山向こうの集落や学校に無事に行き交う人々を見ると（ああっ、それでもコレが俺の誇りなんだな）って言ってた。見えないトコに造るモノこそ大事なんだ。」　#ドボク鎮守府

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「海上護衛戦とかまさにそれ…、　いや、話が脱線転覆しかけてたな、すまない。」 話し続けるうちに『鎮火』してきた提督、しかし返ってBIG7にはなにか更に恐ろしい前兆のように感じた。 長門「い、いや続けてもらって構わんぞ、ぞ？」　大潮（戦艦が震えてる…!?）　 #ドボク鎮守府

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「ブル鷹確保」建設機械工業会等、建機関係の各機関に通達す　#ドボク鎮守府

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提督「ふぅ…、しかし土木の名を背負う鎮守府だ。それに唾を吐いたようなモンだし、それなりの処罰をせねばならんぞ。」長門「私の驕りのせいだった、本当にすまない…。隧道の重さを少しだけだが知ったよ…。」　「大潮、記録よろしいか？長門に処分を申し渡す。」　#ドボク鎮守府

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提督「自室にて謹慎3日、なお図書室へ行き指定された資料を黙読・視聴する事は許す、資料請求記号は、えっと（メモ見ながら）34A～…」　　部屋に戻る長門の背を見て、提督はまたやってしまったと頭を掻いていた。以前、扶桑にも似たような事をやった記憶があるからだ。　#ドボク鎮守府

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大潮「あの～、司令官?　一応記録しましたけど、ココ談話室ですよ？話がメッチャ周りに聞こえてます。」 　「あっ、長門と変態兵器＞ドリル話の流れで、ふざけてたんだっけ。やべぇ。」　周囲に聞こえるように怒るのは本人のプライドを激しく破壊する。#ドボク鎮守府

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提督「あとで詫び替わりにトミカのブームヘッダーを長門にあげよっと。」 　大潮「それはどうかと…。」　霞「はぁ！？トミカ？いい加減おもちゃから離れなさいよ!」荒潮「あらぁ？最近のトミカはすごいわよぉ、ロングトミカは働くおじ様方に密かな人気よぉ。」　 #ドボク鎮守府

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提督「というか、霞？この【ロングトミカ No132 カヤバ システム マシナリー ブームヘッダー】はスゴイんだぞ？滅多に見れない建設機械を有名玩具にしたのも凄いが、トンネル工事のガチ現場で一般人向けの説明模型にひっぱりだこな位で（ｒｙ」　 #ドボク鎮守府

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ブームヘッダーの説明約10分　霞「ああっ、もう!!わかりました!!　一台ください!!（涙目」 　提督「よっしゃよっしゃwww　あっ、自衛隊仕様とハイパーレスキューシリーズ仕様もあるぞ?どれがいい？」　霞「(ノД`)　わかりましたから全部下さい…。」　」#ドボク鎮守府

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結局、朝潮や他の駆逐艦達にも布教…、じゃなくてロングトミカの良さを教えとけよと、働く車ばっかで占められたトミカケース数十箱を渡した提督は執務室に戻った。 部屋の隅にはまだいくばかのトミカケースは残っていたが、ここで肥やしにしとくのはもったいないと思った。　#ドボク鎮守府

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川内「あっ、ブームヘッダーだ！」伊58「よく知ってるでちね、まさか自分もコレがトミカで出てるとは驚いたでち。鶴田ダムの穴を開けているのがコレでちよ。」川内「いや、鎮守府でこれがブームというか…。」 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/VBoCr7ThpJ

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大潮「ところで長門さんになんの資料見せたんです？なんか想像つきますけど～」　提督「ﾌﾌﾌ…聞きたいか?」　#ドボク鎮守府

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提督「長門に読めと言ったのはコレ。」 【恩讐の彼方に】菊池寛・【青の洞門物語】松林たづ (著), 久冨正美 (絵)　 大潮「あぁ、和尚さんが掘り抜いたトンネルのお話ですね!」 長門「他にも見せてぇ本あるんだが、あいつ真面目だし自分から見つけて読むだろうしな。」 #ドボク鎮守府

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提督「あと見ろって言ったのはコレ」 DVD『黒部の太陽』黒部ダム建設の苦闘を描く映画（1968年） DVD『ロックドリルの世界 地底世界の超機械巨神』　工業用重機プロモーション映像（2009年） 大潮「完全に司令官の趣味だー、コレー!!」ヽ(´Д`；)ﾉ #ドボク鎮守府

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特撮のカリスマが“ドリルジャンボ”を映像化！ 『ロックドリルの世界 地底世界の超機械巨神』DVD発売！ cdjournal.com/main/news/higu…　　提督「DVDの宣伝乙?　フン、煽るがいいさ。もう二度とこんな重機なDVDは出ないだろう!」　 #ドボク鎮守府

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後日、「ロックドリル戦艦、長門行くぞ!!」と重機脳にされた長門級戦艦による戦闘前の掛け声が海原に響くことになったのだが、それはまた別のお話…。 陸奥「提督ーっっ!!長門姉がロックドリルメーカの削岩機コレクション始めたのよ!!　部屋が狭くなるじゃないの!!!」 #ドボク鎮守府

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提督「ｱﾂｩｲ!!」大潮「大潮も大汗ですぅ…」 提督「しかし夏だ!! 海だ!! 涼しさを求めて港湾巡りだ!!」 その後、埋立て地を歩き回って干からびた提督と朝潮型駆逐艦が、海コントレーラーの運転手によって発見されたという。#ドボク鎮守府