フランス極右台頭と日本

Farid Yasu @yamashita_socio

国民戦線が拡大を見せ始めたとき、しょせん変な極右政党だからほっておいても大丈夫だ、一過性のブームだ、と各政権はまともに正面からその現象を見つめてこなかった。しかしその結果として国民戦線はポピュラリティを確実に得、そしてポピュリズム政党となった。

Farid Yasu @yamashita_socio

日本は極右に乗っ取られてはならない。幸福実現党、維新政党新風、田母神のがんばれ日本全国行動委員会。大衆がナショナリズムの閉じた魅力に引き込まれてしまう前に、一部のカルト的な極右としてこれらをレッテル張りして満足するのではなく、確実にその動向を見つめなければ。

Farid Yasu @yamashita_socio

20年前に、国民戦線がフランスの第一党になると言ったら、だれが信じただろうか。みんな笑っただろう。しかし現実にそういうことは起きるのだ。これは教訓にしなければならない。もちろん日本ではこれらの極右政党以外の問題もある。それは現政権の極右化だ。

Farid Yasu @yamashita_socio

日本の安倍自民の場合は、昔ながらの中道右派のような体裁を保ちつつ、確実に極右的な政策に国民を慣れさせようとしている。私たちは一つ一つの政策を丁寧にみて、確実に批判しなければならない。慣らされてしまえば、なめられてしまえば、終わりだ。

Farid Yasu @yamashita_socio

私たちは一方で極右政党・集団をカルトとしてなめてかからずにその動向を見つめなければならない。在特会だって同じだ。「あんなのほっといたらすぐ消える」という声が数年前からどれだけ聞かれたか。しかしここまで拡大してしまった。そして他方で、現政権からなめなれないようにしなければならない。

Farid Yasu @yamashita_socio

それはあまりにも大変なことだが、極右に乗っ取られた国で、すべての不満をナショナリズムにごまかされて生きていくよりよっぽど幸せだ。