ユキカゼ氏(NAVY_ICHIHO)による実況「芙蓉録」－帝国最後の一ヶ月

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

さぁてそろそろ帝国最悪の一カ月が始まるよー

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

実況は明日の呉軍港空襲から「帝国史上ノ最大屈辱ノ降伏調印ノ日ナリ」と記された9月2日まで行います

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

主な内容としては、 ・呉軍港空襲 ・原爆投下作戦 ・八月の嵐 ・終戦経緯 ・最後の戦い といった具合になる予定です。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

また、場合によっては都市空襲についても扱います。熊谷空襲などは外せませんから。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

なお1945年7月23日は、原子爆弾投下目標都市のリストから正式に京都が除外された日です。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

“芙蓉録”というのは、僕が1945年8月前後の情況を調べるのに、何か統一した名前が必要だなと思って付けたものです。政治史も戦史もひっくるめ、あの破局を説明するには日付も、終戦という言葉ですら、不足だと感じています。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

芙蓉の花が咲くのは7月から10月にかけて。帝国の破局と重ね、この名前にしました。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

なお、事象ごとに参考文献の提示を行う予定です。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

（だから原爆もやるし、ソ連侵攻もやるし、厚木進駐もやるよ？）

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

（空襲被害を洗い直してたら気持ち悪くなった）

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

体験記は読まないと日付が時間がわからない、だけどそうすると生々しい記述がががががが

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

『暗闘』読みながら都市空襲を調べていると、戦争とはなんぞやという気分になれるよー

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

さて、明日からの帝国最後の一カ月の備え、1945年7月現在の日本の状況を「帝国国力の現状」と「世界情勢の判断」から見て行きましょう。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

帝国国力の現状（昭和20年7月） ・輸入の破綻により鉄鋼生産は前年の四分の一に減少、夏以降は鋼船の新造が不可能 ・中枢工業地帯は空襲と石炭供給の途絶により大部分が生産停止 ・軽金属、人造石油、火薬爆薬の生産困難 ・航空機など近代兵器の量産至難 ・石油払底は戦争遂行に影響を及ぼす

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

世界情勢判断（昭和20年7月） ・ドイツの降伏による日本は孤立 ・ソ連参戦の可能性大

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

梅津参謀総長報告 ・アメリカ軍十個師団が中国大陸へ上陸した場合、中国に駐屯する日本軍では勝算なし

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

最高戦争指導会議方針 だからこそわれらは必勝の闘魂を堅持し、諸政策を断行し、戦勝の神機を捕捉せねばならない

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

というわけで、絶望的な報告が政権中枢にまで上がっていたにも関わらず、戦争を終わらせる決断が出来なかったのがよーくわかりますね。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

ちなみに「帝国国力の現状」「世界情勢の判断」「梅津参謀総長の報告」を一気に聞いた昭和天皇の反応は、“激おこ”だったそうで。

ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

（これに前後して、なんかソ連軍70個師団が動いてるよーとか、なんかB-29が妙な動きしてるねーとか、そんな情報もキャッチしていたようなんですけど、防ぐ手立てがもうないんだよねー）