大事なことなのでもう一度言うが、飲食業において人時生産性や人時売上を参照することは大事なことである。特にチェーンオペレーションではとても重要だ。すき家の問題は、労時売上という指標の取り扱い方が常軌を逸していることにある。これをどうにかしない限り、すき家の復活は有り得ない。
2014-08-02 00:33:50あ、えーと、その、なんと申しますか、ここ近日なんぼかの人に会ってお話を聞いてきて「大変だったね」と飯をおごって、彼らからマシンガントークされた内容を自分なりにまとめて書いた内容なので、内容の一部または全部が誤っている可能性はありますのでひとつよろしくお願いします(すっとぼけ
2014-08-02 00:44:35最近なんでこんなことをやっているかというと、「チェーンオペレーションとは何か」というのをずっと考えているからです。ケーズデンキとかのネタをずっと追いかけ続けていたのもそれです。
2014-08-02 00:45:37もう一点ご指摘いただきました。「すき家は全店直営なのもかなり影響あるのではないか」という点。すき家は全店直営なので店に無理を効かせやすいという側面はあったと思います。FC展開の場合、FCを説得させられるものが必要ですからね。
2014-08-02 01:00:37特攻隊もすき家も部分最適化を繰り返していって、全体で見て何をしているのか分からなくなっていったってのの一つだよな。
2014-08-01 18:47:21まあとはいえ、そういう対応は取れないと思う。皆さん、覚えてますか。ほんの10年前、15年前、牛丼といえば吉野家と松屋、そしてそれ以外ではありませんでしたか。すき家は今ほどたくさんありましたか。なかったでしょう。すき家は挑戦者であり、そして勝利者でした。彼らは成功体験があるのです。
2014-08-02 01:32:26そして、その成功体験は人をすりつぶし、使い捨てて達成した成功体験です。それを投げ捨てて、新しい道を歩めると思いますか?経営陣一新とかならあり得ますね。でも、そんな話はどこかにありますか?ないでしょう。人は簡単に変われません。一度成功していたらなおさらです。だから私は悲観的です。
2014-08-02 01:33:54twitter.com/IngaSakimori/s… 重要な話が出てきたので飛び起きました。これ、もうひとつ付け加えたい話があります。
2014-08-02 01:42:56zensho.co.jp/jp/ir/finance/… すき家7月度の月次速報がもう出ています。既存店売上も客数も客単価も、全店売上も前年比で100%を(ほんの少しですが)上回りました。売上も客数も落ち込んでいる日本マクドナルドとは、置かれている状況は全く異なります。
2014-08-02 01:45:32では何が問題なのか? それは「本質的には成長が全く見込めなくなった」ことです。現場は一度崩壊してしまったので、これまでと同じやり方では売上の向上は全く見込めません。人がいないので新店効果なんてもってのほかです。もう一度すき家が成長路線に復帰するなら、何かを変えないといけない。
2014-08-02 01:47:33これまでに得た成功体験を片手に、さらなる成長を追い求めることは完全に否定されました。しかも、他社ヒット商品に追随しただけでこの有様です。新商品の投入すら慎重にならざるを得ません。
2014-08-02 01:50:24何かを根本的に変えねばならない。しかし、それをやろうとする能力がいまのゼンショーのボードにあるのでしょうか? というすごい怖い話をしなければならないのです。
2014-08-02 01:51:21それだけではありません。「成長路線を追い求めるには、何かを大きく変えねばならない」のは明白なのですが、それによって一時的でも何かの数字が大きく落ち込むことは避けられないと思います。が、いまのゼンショーのボードとゼンショー本体に、それが耐えられるのか? というもっと怖い話もセット。
2014-08-02 01:52:50一時的には数字が大きく落ち込む、というのはゼンショーにとって体験はほとんどないはずです。つまり、これまで彼らを支えてきた成功体験が完全に逆ネジになりかねない。
2014-08-02 01:54:07人間は一度、大きな成功を掴んでしまうと、どうしてもそのやり方に縛られる。 歴史上の偉人、大国の指導者ですらそうなのだから、一飲食業者がその枷から抜け出せるはずわけもない。
2014-08-02 01:43:57twitter.com/IngaSakimori/s… しかし今や、その成功体験がゼンショーの成長を縛る枷にすらなっているわけです。9月末には第三者委員会の提言が実行されると経営陣は公表しましたが、それが「成功体験」と地続きであるかどうかは、非常に微妙なところにあるわけです。
2014-08-02 01:57:31足許の数字がそれほど悪いわけではないのがまた悩みです。喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよく言いますから。労時売上への偏執的な執着も、24時間365日営業への執着も、ゼンショーのボードは自力で向き合うことができるのか。自分もそこは若干悲観的に見ています。
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