『長篠合戦の兵の動員・編成・武装』と『長篠合戦と独ソ戦、日露戦争等との共通点』

銅大 @bakagane

平山優先生の『検証長篠合戦』をちまちまと読んでおりますが、戦国時代の弾薬について紹介されているエピソードが面白くありました。信玄と戦った村上義清が、５０丁の鉄砲隊を投入した際、玉薬（火薬と弾丸が３放（セット）分しかないので、３回射撃したら抜刀して突撃せい、と命じたとか。

K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

@bakagane いつの時代も同じだと私も思いました。独ソ戦時のソ連軍は、武器・弾薬が行き渡らず、ほぼ丸腰で闘うことを余儀なくされた兵士もいたと聞いたことがある。日本軍もまた同じ。銃があっても弾がない。それでは、銃はただの鉄の棒きれに過ぎない。武田軍鉄砲兵の悲哀が窺える。

銅大 @bakagane

平山優先生の『検証長篠合戦』を読了しました。長篠の戦いには、いろいろな研究や考え方があることや、戦国の一般的な合戦についても、まだまだ研究が続いていることがあるというのがよく分かります。長篠の「陣城」も、自然の地形をうまく利用しているが手を加えた量はさほどでもないかも、とか

銅大 @bakagane

興味深かったのは、信長の支配地域でも、武田や北条などでも、兵の動員や編成、武装などは「どこも似たような感じ」で進化していったらしい、という点でしょうか。地域差や国力の差はありますが、鉄砲などの火力を重視し、鉄砲は鉄砲だけ、騎馬は騎馬だけ、で再編成したのは同じだったようです

銅大 @bakagane

いざ戦いとなると大名の家臣は、自分とこの領地、俸禄に見合った兵を集めて合流し、それを兵種ごとに再編成して前線へ。前線では弓や鉄砲の射撃戦から始めて、ここぞという時に装甲歩兵・騎兵たる専業武士が突進し、敵の備えを崩そうとする、という流れでしょうか。

銅大 @bakagane

西股総生先生の『戦国の軍隊』では、敵の隊列に乗り込んで打ち崩し、決定的な勝敗をつける役目の装甲兵を「戦場の缶切り役」と書かれていて、感心したものです。危険も大きいが、武功も大きい。戦国の武士の花道でありましょう。長篠合戦でも、武田軍は何度もそうやって崩そうとしたのかももしれません

銅大 @bakagane

長篠合戦での織田軍側の陣がどのくらい強固だったかは諸説ありますが、武田軍が突破に成功しても、今度は織田側の逆襲があって追い出されたりして消耗したはずです。こういう要所の取り合いは、日露戦争の旅順の戦いでも繰り広げられました。予備兵力が残ってる側が最後は勝つのです。

fujii h @fujiih

野戦陣地に兵力で勝れば勝利は当然かも。RT @bakagane: 長篠（中略）武田軍が突破に成功しても、今度は織田側の逆襲があって追い出されたりして消耗したはずです。こういう要所の取り合いは、日露戦争の旅順の戦いでも繰り広げられました。予備兵力が残ってる側が最後は勝つのです。

銅大 @bakagane

@fujiih 武田側は、織田側の戦意か戦力を見誤ったのかもしれませんね。特に高低差のある地形だと、戦力は見抜くのが難しいでしょうし。

銅大 @bakagane

@HIRAYAMAYUUKAIN 先ほど読了しましたが、なかなか刺激的で、歴史の面白さを堪能させていただきました。

K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

@bakagane ご購入誠にありがとうございます。ご批評下さい。

サイガ@白雲幽谷を抱く @dobasidorui

@bakagane @nikko81_fsi 過日ロシアの旅順要塞群（堡塁・砲台）を散策してまいりましたがロシア軍の陣地構築で行われた「相互支援」の思想が長篠合戦での織田軍陣地にもあったのでは？が今後の課題としております。

銅大 @bakagane

@dobasidorui @nikko81_fsi おお、それはとても面白そうなお話です。何か新しい知見が得られるとよいですね。

サイガ@白雲幽谷を抱く @dobasidorui

@bakagane @nikko81_fsi 旅順北東方向のロシア軍陣地配置を日本軍攻囲が長篠城攻めと似ているな～と現地で思っておりました。フォローさせていただきます。今後ともヨロシクお願いいたします。