鷹野隆大作品は“わいせつ物”か

土屋誠一 @seiichitsuchiya

「これからの写真」展の鷹野作品の問題は、猥褻問題に矮小化してはならない。そうではなく、公権力による表現規制と、不寛容な「市民」の排他的な圧力の問題だ。猥褻か猥褻じゃないかを議論していると、そこを見誤る。だから、先のツイートでも言ったように、これは表現に関わる人間全員に関係する問題

ものをへらすぞ～ @yuki_tomi

いずれにせよ写っているのは腰あたりから上で、性器が写っていたりいなかったりするのは、「自撮り」ゆえの距離感の取りづらさなのかなと思った。つまり、撮る時点において性器が写っているか否かは「どちらでもいい」ことだったにすぎないのではないかと。もちろん結果的には

ものをへらすぞ～ @yuki_tomi

それは「そこまでさらけだせるほどにリラックスした状態であること」を示すための一アイテムなんじゃないかと思った（他には「肩を組む、寄せ合うポーズ」などのアイテムがある。パンツ一丁なのもその一つだよね。もしかしたら靴下も履いてるかもしれないけど…）

ものをへらすぞ～ @yuki_tomi

鷹野さんと並ぶ人の中には、何度か同一人物が登場している。他の鷹野作品にも登場していた、見る側としてはお馴染みのモデル。数年ごとなのか、数ヶ月ごとなのか分からないけれど、違うタイミングで撮られているらしく、ときに「双子の別人…？」と思えるくらいルックスに変化があってハッとする。

ものをへらすぞ～ @yuki_tomi

そこにはおそらく、生理的な変化と社会的な変化の両方がミックスされていて、私は「人の見た目」を構成する要素の複雑さに惹きつけられたのだと思う。

ものをへらすぞ～ @yuki_tomi

…そういうことを感じさせる作品をあえて囲って見せるという行為には、逆照射的な効果もなくはないのかな…とぐるぐる思いながら帰ってきたのだけど、それはそれこれはこれだ（頭の整理のため連投失礼しました…

Futoshi Miyagi @futoshimiyagi

@you_snoookey @seiichitsuchiya なるほど…。通報者にどのような意図があったのかはわからないですが、当事者としてはその過程にホモフォビアを感じてしてしまうのも確かです。発端が素朴なものだとしたら、かなり根深いですね…

KawaseY @jeanplastic

「これからの写真」展見ました。鷹野氏の展示の入り口は未だかつて世界の何処の美術館でも見たこと無い程、厳重に厚い白カーテンで閉められ、監視員が側に常駐。壁には、何事か？と思うばかりの大文字で警告文。重いカーテンを掻き分けて中に入ると、そこは眩しいぐらいに照明された白く広大な展示室。

小松崎拓男 T.Komatsuzaki ＠平凡社『TOKYO POPから始まる』 @takuokomart

鷹野隆大の写真。再度問題点。猥褻性が警察の判断に委ねられ、客観的な基準がなく、ひとりの警官の脳裏に「こいつはいやらしい」と浮かべばいいということ。美術館という場所や芸術表現であるということを度外視して、実は通報者や当の警察の下品な劣情が露になるだけ。表現の自由が脅かされる。

KawaseY @jeanplastic

承前) 正直「これ、名古屋でやるの？」と一瞬思いました。ある特定なカテゴリーの人らがこちらを向いて露出している鮮明かつ巨大な写真が壁四面四方に並ぶ。一般の人達には普段「接点」の無い集団。美術館でこうして「対面」しても、お互い(お互いです)多分何も「寄り合う」ことはなかろう世界。

KawaseY @jeanplastic

承前) 磁石のマイナス面どうしが反発し遠ざけ合う 「斥力」Repulsive Force の重さが感じられました。「露出」という手段ゆえ、斥力はこの一点に集約され、卑猥や猥褻とすり替えられて、「通報」に至ったのではと思います。裸体写真自体は欲情をそそるものから程遠かったです。

Yoko Nose @you_non_billy

@futoshimiyagi @seiichitsuchiya いつもの鷹野さんの展示には、美術に詳しくない人でも一目でわかるような、ホモセクシャルを背景とした性的な親密さが感じられることが多いですが、今回の撮影後にモデルと撮影した「おれと」のシリーズは、男女を超えたモデルとの

Yoko Nose @you_non_billy

@futoshimiyagi @seiichitsuchiya 親密さが感じられて、おそらく発表するつもりもなかった無防備な感じがとてもおもしろいと思ったんですね。男性同士のものだけではないし、すぐにホモフォビアに直結するのか、疑問だったんです。例えば当館でも、ナン・ゴールディン

KawaseY @jeanplastic

承前) よって、美術館が採った、局部をベールで覆うという手段は、作品に殺虫剤をかけるように、完全にその毒性を消去してしまいます。たとえ、今回の話題性の故に、観衆が (あの日は閑散でした) 増えても、あの場所で私が観た体験は得られないでしょう。ああ、先に行って良かった。

Yoko Nose @you_non_billy

@futoshimiyagi @seiichitsuchiya の「セックスをするスキンヘッド」というタイトルの作品にクレームが来たり（写真そのものはヌードではない）、ジェニー・ホルツァーの言葉の作品にクレームが来たりで、大体そういうのは良識ある女性からだったりするのです。

Yoko Nose @you_non_billy

@futoshimiyagi @seiichitsuchiya 警察まで介入したことはないけれど、ホルツァーは数か月止めさせられました（こういうこと公にすると怒られるだろうけど）。いとも簡単にクレームが来て圧力を蒙るってことは、残念ながら特に田舎の公立美術館ではあるんです。

Yoko Nose @you_non_billy

@futoshimiyagi @seiichitsuchiya だから今回のことも、発端は素朴なことかもしれないと思ったんです。憶測で傷つくのはもったいないと思ったというか。でもそういう素朴な方は往々にしてホモフォビアかもしれないという、より根源的な問題はありますが。。

小松崎拓男 T.Komatsuzaki ＠平凡社『TOKYO POPから始まる』 @takuokomart

鷹野隆大の件。公権力、つまりこの場合は警察だが、による表現の規制は、戦前の憲兵や官憲による美術や思想の取締と全く同じ。現場の判断でダメとなったら、即刻撤去や逮捕。恣意的な判断が横行する。今の日本は状況の上では戦前に後戻りしたということ。 そして密告や監視が常態化する。

Hiroshi Kumazawa @kmzwhrs

英語ニュースになっていた、愛知県美の「これからの写真」展鷹野氏写真わいせつ問題＞Nagoya museum covers up male nudes after ‘obscene’ designation by cops tokyoreporter.com/2014/08/13/nag…

雪りん @ykkykym

同じエディション作品を先日まで展示してた。着衣の男性が前を開けており、娼婦がそれを咥えようとしているモノクロのポルノ写真が他の無害なポストカードと一緒に額装されている。幸い（？）通報されなかったし、鑑賞者も気づいていない人が多かったようだ。

雪りん @ykkykym

ゾーニングは有効だと思うけど、展覧会じゃなくて常設で1点だけゾーニングとかできないよね。まったく不可能ではないけれど。そうするとなにかに抵触しそうな作品は展示しにくくなる。

雪りん @ykkykym

ゾーニングだって、「刺激の強い表現があります」「性的な描写があります」と書いてあっても、不快に思うかどうか、ショックを受けるかどうかは見てみないと分からない。子供に見せたくない場合には有効だけど。

布施英利 @fusehideto

２００７年の写真（ポスター）だけど、なんか新しい。・・・鷹野隆大×会田誠の「総理に聞く」。いろいろ聞きたい。 pic.twitter.com/Q342G5WrnS

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Yoko Nose @you_non_billy

私も署名しました。「これからの写真」展、鷹野隆大さんの展示への不当介入の撤回 change.org/petitions/

Yoko Nose @you_non_billy

↓ただ、本当のところどうするのが作家や美術館にとって良いのか、当人たちに聞きたいところ。なにか反応を起こすのが望まれているなら、同業者としてひとはだもふたはだも脱ぎたいところ。でも、美術館が複雑な中で仕事しているのを知っているし、作家はずっと相当な覚悟で制作を続けてきたはず。