鷹野隆大作品は“わいせつ物”か
- hashizume_y
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一応、法的に問題があるというのなら確認する: 刑法 (わいせつ物頒布等) 第百七十五条 わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、二年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。 (続)
2014-08-13 11:58:17承前) 電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする。 2 有償で頒布する目的で、前項の物を所持し、又は同項の電磁的記録を保管した者も、同項と同様とする。
2014-08-13 11:58:43承前)wikipedia:「わいせつ物頒布等の罪には、わいせつ物頒布罪、わいせつ物陳列罪、わいせつ物販売目的所持罪が含まれる。頒布とは有償・無償問わず、不特定多数への交付を意味する。「公然と陳列」するとは、不特定多数が認識できる状態にすることを意味する」 「公然と」がポイントか。
2014-08-13 12:03:00承前)「わいせつ」の法的定義はない。ひとまずこのリンクは導入的な意味で参考になる。 okwave.jp/qa/q7493709.ht…
2014-08-13 12:08:01前投稿より「判例(最判昭和26年5月10日刑集5-6-1026)は、「わいせつとは,いたずらに性欲を興奮または刺激させ,かつ普通人の正常な性的羞恥心を害し,善良な性的道義観念に反するものという」と判示しており,一般にはこれが判例における「わいせつ」の定義であると解されています」
2014-08-13 12:09:00斜め上の話だが、そもそも芸術が「劣情」を喚起してはならんという決まりごとはいつごろ形成されたのか。猥褻と芸術の分離が自明になっていること自体フィクションなんではなかろうか。現実的なゾーンニングの必要は当然あるのだけれど、美術界が劣情を抑圧してきた経緯は検証しとかなくていいのかね。
2014-08-13 12:11:15鷹野隆大の愛知県美の作品が市民の通報でわいせつ判断。県警が撤去指示。ここでの問題は、猥褻性の判断が警察にあるということ。つまり芸術とは異なる価値判断が美術館の展示に持ち込まれたこと。さらに芸術の自由や目的を理解できない凡庸な一市民の倫理感情に美術館が毅然と対処できなかったこと。
2014-08-13 12:53:47@seiichitsuchiya @futoshimiyagi ん。。ホモフォビアが根っこにあるとは言い切れないと思います。
2014-08-13 12:55:03@seiichitsuchiya 鷹野さん男性だけでなく、鷹野さん女性の組み合わせもあるから。鷹野さんの情報を事前に知っているような美術に精通した方が、今回密告したとも限らないですし。確かに日本のホモフォビアは信じ難いほど強いですが、今回の件と直接結びつくとも言えない気がします。
2014-08-13 13:02:52@you_snoookey 今回の件はペニスの露出に対して否定的な反応なわけですよね。鷹野さんの今回の作品は、女性とのダブルポートレートの作品の場合はペニスはフレームに入れていませんでしたよね。だから、ペニスが2本並んでいることが、クレーマーの不興を買ったと想像するわけです。
2014-08-13 13:16:58今回の鷹野隆大さん問題は、鷹野さんのアーティストとしての振る舞い(それは正しい振る舞いだと思うけど)とは別に、鷹野さん個人の問題ではない。つまり他人事ではない。まず、自分の問題として考えるべき。美術関係者ならなおさら。
2014-08-13 13:24:31@seiichitsuchiya その可能性も否定できませんが、もっと素朴な反応だった可能性もあります。今の情報で、「あきらかにホモフォビア」とは言い切れないかなと。逆にそれで傷ついちゃう人もいるかもですし。
2014-08-13 13:25:08@you_snoookey 素朴な反応だったら、なおさら大問題ですね。そんな素朴実感主義に基づくヘイトによって、展示方針の変更を迫られたとするならば。
2014-08-13 13:27:22@seiichitsuchiya うん、素朴な反応ならなおさら大問題ですよね。でも、美術館はそういう素朴さにも同時に晒されてると、いつも痛感しています。
2014-08-13 13:29:50ネットつないだら愛知県美のわいせつ騒ぎの件が飛び込んできて「!?」てなった。あのゾーニングですら、見る側としては「こうした事前対策が必要な日本の状況、とは…」という感じだったのに(鷹野さん自身が積極的に「効果」として用いたのかどうかは確認していないので分からないけれど)
2014-08-13 13:40:57鷹野さんの作品は、すでに東京などでも発表されている「おれと」のシリーズ。写っているのはたしか、鷹野さん自身と、もう一人の誰か。この「もう一人」は、鷹野さんと同世代か、それより若いかな…というくらいの人たち。男性も女性もいる。共通しているのは、鷹野さん含め全員が裸であるということ。
2014-08-13 13:44:54二人のうちどちらかがレリーズを押しているのが見えるカットがあるので、第三者が写したのではなく、二人が二人だけで撮った記念写真のようなものなのだろう、と想像できる。
2014-08-13 13:45:31ふだんあまりないシチュエーションにも関わらず、写っている人の表情はリラックスしたものが多い。とくに毎回登場する鷹野さんの表情は晴れやかに笑顔。(そのへんの理由についてはカタログに関連の記載あり)
2014-08-13 13:46:17でもその中に、ふと不安げな表情をみせる鷹野さんの写ったカットが混じり込んでいて、その翳りに私はドキッとした。なんでそういう表情になったのか、それがたとえ偶然そういう瞬間を捉えただけのものだったとしても、「なぜ」と想像させる力を、その写真と、それ以外の写真との関係性が生みだしていた
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