資産家が大量に子どもを作るシステムの実現可能性

タイ代理母事件に似たシステムについて、以前にエントリを書かれていた真鍋さんと、主に遺伝子多様性の面から実現可能性を考察しました。倫理的・心理的側面については、あえて無視して話しています。
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I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 いえ、血縁関係が明らかな人たちだけでなく、病気の遺伝子の頻度が一般人口内でかなり高いものが多いので十分におきえます。鎌状赤血球症がその代表ですね。黒人の人の中では片方だけ持つ人が非常に多く、両方とも持つと致死的になりえます。

2014-08-16 01:31:45
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 いとこ婚は、単体ではリスクはたいしたものではないんですが、蓄積すると病気の個体が非常に増える、というのが犬の交配でわかってます。親の選択の結果を子どもに負わせるべきではないとわたしは考えます。

2014-08-16 01:37:48
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 真鍋さんの考案したシステムは、一世代、二世代程度ではたいした問題にならないかもしれませんが、何世代か重ねると先天的な障害をもつ人が飛躍的に増えそうな感じがします(細かいことはシミュレーションする必要がありそうですが)。

2014-08-16 01:41:50
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi そういうリスクは、伝統的な狭い集団では現代よりずっと高かったはずですよね。子供を作る範囲をばらけさせる(たとえばひとつの市町村では一人まで)ようにしたら、あまり影響はないのではないでしょうか。

2014-08-16 01:41:57
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi 知能指数を高める遺伝子と、劣性遺伝の遺伝病の遺伝子が同時に遺伝するようなことがあれば、リスクは上がりそうです。そうでもなければ天才といっても遺伝的に多様で、また代ごとに天才は変わるので、私は楽観視しています。まあ究極的にはやはりシミュレーションですね。

2014-08-16 01:46:35
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 精子提供で一人の男がたくさんの子どもを作るというのは、多くの場合伝統的な社会の移動による制約よりも破壊的な効果を持ちますね。よほど小さい集落なら別ですが。ばらけさせたとしても、黒人や白人や黄色人種単位で頻度が高い病気があるので無理です。

2014-08-16 01:48:28
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi 一人の男がたくさんの子どもを作るほうが破壊的な効果を持つというのはどうしてでしょうか。

2014-08-16 01:52:39
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 例えば、(知能指数の低いタイプの)自閉症者は、優秀なカップルの間から産まれる確率が高いのですね。ある程度自閉症気味であることは、かえって人を優秀にすることもよくあるんです。過去の歴史を見ても、天才には自閉症スペクトラムの人が多いですね。

2014-08-16 01:59:32
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 医学で養った勘で判断してる部分が大きいですが、一つ言えるのは「歴史上はじめてで未知のリスクを生む可能性がある」ということですね。精子提供が一般的で、しかも一人の受胎数に制限がないという社会は過去になく、しかも被害が大規模になり元の状態への回復が望めません。

2014-08-16 02:06:32
Hiroshi Manabe @takeda25

@izumimihashi なるほど。天才が遺伝子を残しやすい社会になると、知能指数の高いタイプの自閉症が増えるというのはありそうですね。それを受け入れるかどうかは価値観・倫理観の問題になりそうです。

2014-08-16 02:12:00
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 いえ、知能指数が高いタイプも増えるでしょうが、低いタイプも増えます。研究者同士の間の知能指数が低い自閉症児が多いので。自閉症性が極まると知能指数の低いタイプの自閉症になるのかもしれません。

2014-08-16 02:15:57
Hiroshi Manabe @takeda25

@izumimihashi 歴史上初めてというのはそうですが、それを言うと「パートナーを(潜在的に)全世界から探す」というのも歴史上なかったことですよね。これが完全になると、全人類が均一な肌の色になるという未来があるかもしれませんが、それが悪いことなのかどうか。

2014-08-16 02:16:02
Hiroshi Manabe @takeda25

@izumimihashi あ、すみません。間違えていました。低いタイプも高いタイプも増えるということですね。

2014-08-16 02:16:44
Hiroshi Manabe @takeda25

@izumimihashi 大勢に精子提供をするといっても、1000人の村で1人が100人の父親になるのと、1億人の国で1人が100人の父親になるのではだいぶ影響が違いますよね。制限をかけるにしても、最高1000人程度でいいのではないでしょうか。

2014-08-16 02:19:03
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 変化が個人の選択やゆるやかな技術の進化で起こるのと、システムとして個人の選択の余地無く大規模に起こるのでは違います。前者は予測がつきやすく、問題があったら変化が止まることが期待でき、個人の選択である分腹もくくりやすいものです。

2014-08-16 02:24:11
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 変化が個人の選択やゆるやかな技術の進化で起こるのと、システムとして個人の選択の余地無く大規模に起こるのでは違います。前者は予測がつきやすく、問題があったら変化が止まることが期待でき、個人の選択である分腹もくくりやすいものです。

2014-08-16 02:24:11
Hiroshi Manabe @takeda25

@izumimihashi 私のシステムでは、一応個人の選択ではありますね。現代では子供が持てない中の下ぐらいの夫婦が、養育費のために自主的に富豪の子供を一人産むことを選択するというものなので。

2014-08-16 02:29:53
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 真鍋さんの制限数は、各国の受胎数制限と比べるとオーダーが2程度違うようです。遺伝子疾患に配慮した交配を行うとしても、現行がせいぜい25人程度までのところを1000人に増やすのは辛いように思います。

2014-08-16 02:32:39
Hiroshi Manabe @takeda25

@izumimihashi 確かに、一度に増やすと怖いというのはあるでしょうね。最初は保守的に少なめにしておいて、様子を見て増やしていくという感じがいいかもしれません。シミュレーションの助けを借りつつ。

2014-08-16 02:35:40
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 規模感の認識に違いがあったようです。とすると、そういう選択をする人が人口のどのくらいを占めるかによると思います。ニュースになるぐらい少しの人しか選ばなければ、ゆがみが蓄積しにくいので問題になりにくいと思います。大kの人が選べば、問題が起きそうですが。

2014-08-16 02:38:03
Hiroshi Manabe @takeda25

@izumimihashi いえ、規模感としては私も大規模なものを想定しています。人口問題の解決ということであれば、中の下ぐらいの夫婦の多数が選ぶぐらいでないといけないので。もっとも、それも少数から始まってだんだん普通になっていくというのがいいかもしれません。

2014-08-16 02:40:12
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 大規模に展開するのならば、少数のミリオネアを相手にするよりは、大量にいる小金持ちを提供者に選ぶのが無難なように思います。遺伝的の多様性からいえば、精子提供が一般的になっている国で実現しつつある社会に近くなるわけです。それなら、たぶんあまり無理はないです。

2014-08-16 02:46:20
Hiroshi Manabe @takeda25

@izumimihashi 小金持ちも利用できるようにしたほうがいいのはもちろんですね。最低一人からできるように。ただ、総数を増やすことを考えると大金持ちの大量提供もあてにしたいところですが、それはやはり徐々にというところですね。

2014-08-16 02:52:16
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 細かな計算はしてませんが、大富豪の財産に見合うオーダーの子どもの数は止めた方がいいと直感がささやく感じではあります。まぁ、でもスモールスタートで問題は洗い出せると思うので、人数制限をどこまで緩めるかは後で考えても良さそうです。

2014-08-16 02:55:05
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 面白い議論ができたと思うので、完全に収束したらtogetterにまとめてもよいでしょうか?

2014-08-16 02:55:38