2014ホラゲー風モブサイbot簡易まとめ　【イシツ箱と僕】

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「返してください――っ！」 咄嗟に大きな声を出してしまった。だが、その直後徳川副会長が、無言で箱を取り上げた。 「！？　徳川？」 そのまま箱を大きく振りかぶり、勢いよく川へと投げ捨てた。銀色の箱が弧を描き、音を立てて水没する。僕も神室会長も唖然としていた。

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『フン、これでどうだ』 副会長が両手をはたいてる。頬の赤みを見て確信した。エクボが憑依したのか。 「おい徳川！　なにをやってるんだ！」 「……ん？　何がだ？」 エクボが副会長から抜け出てきた。どうしてこんなことを、と目で尋ねたら、エクボは得意げに言う。

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『シゲオが捨てても戻ってきちまうからな。他の奴の手を借りたまでよ』 僕が空中のエクボを睨んでると、神室会長が副会長と一緒に謝ってきた。僕は謝らなくてもいい、どうせ捨てるつもりだったと二人に言った。 『これで箱が戻ってこないといいな』 返事をする事ができなかった。

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授業中はぼんやりとしていた。時々、鞄の中を探ってみたけど、箱が戻ってきた様子はなかった。授業に集中しろと、先生に何度か注意された。放課後、僕らは霊とか相談所に向かった。師匠から預かった鍵で、扉を開け、中に入る。師匠がいない相談所に入るのは、なんだか変な感じだった。

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※探索パートを開始します。モブが一時間ごとに相談所内を探索していきます。選択肢をコピペして、いろんな場所を調べましょう。探索は、本日14:50までできます。

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「どこから調べようかな……」 　rァ新聞 　　 カレンダー 　　 ゴミ箱 ※選択肢をコピペしてリプライすると、モブが調べてくれます

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@hotohara_mkk 師匠は良く新聞を読んでいる。僕も一通り読んでみたけど、イシツ箱については何も書かれてなかった。ただ、調味市で最近行方不明者が続出しているらしい。昨月だけで四人。もしもイシツ箱が六日周期で誰かの手に渡っているとしたら……。

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@kanja_OH ゴミの日にゴミ捨てに行けなかったのか、ゴミ箱の中は満杯だった。たこ焼きのパック、カップ麺の容器、ハンバーガーの包み紙。可燃ごみもプラゴミも一緒。分別が適当だ。今度、ちゃんと仕分けてゴミの日に出しに行こう。

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@inekonoko 師匠は、依頼のメモをカレンダーに書きこむことがある。一週間の出張も書かれていた。 『なになに？　香辛市老人ホームほほえみ山椒園？　……あー、なるほどな』

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「本棚……。確か師匠、イシツ箱が載ってる本があるって……」 　rァマッサージ入門 　　 都市伝説検証 　　 最上啓示、降霊術を語る ※選択肢をコピペしてリプライすると、モブが調べてくれます

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@rioret3 目次を見てみると、確かに「イシツ箱」のページがあった。目的のものが見つかってよかった。僕は「都市伝説検証」の本を鞄に入れた。 ※「都市伝説検証――イシツ箱」のエピソードを手に入れました。本日17時に公開します。

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@origin__sousaku 肩凝りに効くマッサージのページを開いてみると、かなり読み込まれていた。付箋がしてあったり、マーカーが引いてあったり……。本棚にはマッサージ関連の書籍が他にもいくつか並んでいる。 『あいつ整体師に転職した方がいいんじゃねぇの？』

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@myonmyonnnn 本は薄く埃をかぶっていた。しおりが10ページ目に挟まっている。たぶん、読もうとして途中で断念したのだろう。 『最上ねぇ……。良い思い出がねぇな、アイツに関しては』 エクボに知り合いか尋ねてみたけど、何も答えてくれなかった。

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「パソコンだ。何か分かるかな……」 　rァ霊とか相談所のホームページ 　　 検索サイト 　　 画像フォルダ ※選択肢をコピペしてリプライすると、モブが調べてくれます

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@ataru410 心霊写真のような画像がまとめられている。「お祓い済み」というフォルダもあった。 「この人、眉毛がない」 ((……フォローなんかしねぇぞ。断じてしない))

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@shirokuro_one 掲示板を見てみると、普通の依頼や相談にまぎれて、悪口みたいなコメントもあった。「どーせインチキ業者だろ」とか「霊能者（笑）」とか。 『あながち間違いじゃねぇけどな』 エクボの言ってる意味が僕にはよく分からなかった。

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@katupuraamen 「イシツ箱」と検索すると、いろいろ出てきた。画像もある。僕が持ってるものによく似ていた。 『6日後に起きる出来事がそれぞれ違うことから【異質箱】と呼ばれている説が最も有力……。ふーん、真相はどうなんだろうな』

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分かったことは少なかったけれど、収穫はゼロじゃなかった。 「結局、イシツ箱をなんとかする方法は見つからなかった……」 『そんなの、なんとかできた奴がいなかったって事だろ？　……あ、わりぃ』 「ううん、大丈夫……」 鞄の紐をきつく握った。大丈夫だ、きっと。

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『心配すんなって。俺様も花沢の野郎とかに聞いてみたからよ』 「花沢くんは何だって？」 『あの密裏とかいう奴に、協力してもらってるってよ。使える情報が集まること間違いなしだぜ』 不安が拭いきれない。手元に箱がないにも関わらず。 「おーい、影山ー！」

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後方からムサシ部長が走ってきた。体育着をきてる。自己練だろうか。 「これ、落ちてたぞ。お前のだろう？」 差し出されたのは、あのイシツ箱だった。 「部長、なんで」 「川辺のランニング中に見つけたんだ」 「そうじゃなくて、――何で僕のって分かったんですか？」

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「変なことを聞くな？　ほら、見てみろ」 ムサシ部長が、僕の顔の前に箱を差し出す。 「ちゃんと書いてあるだろう？　――お前の名前が」 箱の四つ目の黒い面には【影山茂夫】と書かれていた。まるで、釘で引っ掻いて書いたかのような文字だった。 ――モブ 47%――

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※お疲れ様です。次のプレイ【都市伝説検証――イシツ箱】は17時開始です。 尚、19時から【エクボの調査――テルと密裏と】を公開。21時より、本編開始です。

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【都市伝説検証――イシツ箱】 イシツ箱を手に入れてしまった者は、六日後に何らかの災難に遭うと伝えられている。 検証スタッフの綿密な調査によると、イシツ箱は全国各地で目撃情報があがっている。北から南、東から西。特定の地方・地域で作られているものとは考えにくい。

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また、イシツ箱を手にして生存している人間も少ない。大抵が行方不明になるか、自殺、他殺、事故死するか、植物人間状態になっている者もいる。今回は、極めて稀なケースである、イシツ箱を手にして生存した女性の日記の一部を掲載する。

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8月18日 奇妙な郵便物が届いた。封筒の中には、金属製のサイコロのようなものが入っている。不思議なことに、一の面しかない。夕食後、サイコロの面が一つ黒く染まっていた。 8月19日 いつも通り出勤すると、霊感の強い同僚から「どうしたの！」と突然声を荒げられた。