イスラーム国(IS)は、ウエストファリア体制(主権国家の共存)を破壊するか?

「カリフ体制」を掲げる武装集団イスラム国(IS)は、日本人を拘束したことなどで報じられることも増えてきました。 この体制が、既存の「主権を持つ国家の共存」=ウエストファリア体制という理念自体と対立しているのではないか?そしてそれは、何をもたらすのか?という視点からの考察を中心にまとめました。かなり多くの部分はKazuto Suzuki氏 @KS_1013のツイート&リツイートを中心にしています。
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Kazuto Suzuki @KS_1013

承前)領域支配をする存在は何らかの形で「内と外」を分ける境界を設け、内と外の間で交渉が生じる。そうなると、何らかのルールや秩序が必要となり、国際的な秩序に適合していかなければならない。それは現在の主権国家体系と大きく変わるものにはならないだろう。

2014-08-25 06:14:01
Kazuto Suzuki @KS_1013

承前)むしろ手ごわいのはアルカイダのように主権国家の中にブレンドしてしまい、しかも複数の主権国家を渡り歩くことで「聖域」を作ることが出来る存在。聖域の中に閉じ込められれば脅威は限定できるが、そこから自由に出入りできると対応は極めて難しい。ガザにブレンドしているハマスも同様。(了)

2014-08-25 06:14:13
Kazuto Suzuki @KS_1013

ナイジェリアのイスラム過激派であるボコ・ハラムも「カリフ制国家」を宣言したとのこと。一応独立宣言だが主権国家としての独立ではない、というニュアンスなのだろうか。しかしカリフ制国家ってボコボコ作って良いものなのだろうか? afp.com/en/news/boko-h…

2014-08-25 03:20:09