【弐乃勇】螺旋の果て

ゆん @mboxtw3

さて、誰も聞いてくれなくても語りたいので弐乃助×勇気のネタを垂れ流す！！ 双子勇気の世界なんだけど、ゲームそのままでエースは勇気の手に渡ってる。すべて解決した後で、弐乃助は相変わらずジョーカーにからかわれて弄られて、そして泣かされる日々。

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負けて逃げる弐乃助をほっとけない、って追いかけるのがユウキの役目。それが日常となった日々。 いつも隠れていじいじしてる弐乃助におにぎり持ってってあげて、一緒にご飯食べながら「じゃあ帰ろう？」って弐乃助を引っ張って帰ってきてた。 いつのまにかそれがユウキの役目になってて。

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で、弐乃助もそんなユウキに甘えてくんですね。いつも傍にいて支えてくれる女の子。 帰りたくても帰れない弐乃助に「帰ろう」って言ってくれる。それが心地良かったわけです。 いじける弐乃助の愚痴聞いて、励まして。空也さんでは駄目だったけどユウキなら落ち着ける。

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公式でも空也さんの存在自体が弐乃助にとって負担だったみたいだから、空也さんと同じように一杯心配してくれるけれど、空也さんほど負担じゃないユウキは弐乃助にとって丁度良い相手だったわけですよ。 だからずるずると甘えていく。 で、そんな二人に騒動が起こるわけだ。

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発端はまたいつものように弐乃助がいじける事。どうせ俺なんて、って始まって。 けれどその時だけは違った。いつものマイナス思考に嵌った弐乃助がどんどん落ち込んでいく。 ユウキが傍にいて励ましても全然聞いてくれない所か更に暴走していく。 それにユウキも困り果ててしまうんですね。

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どうしよう、って空也さんに相談するんだけど一緒に空也さんも悩んでくれる。あいつは良い奴だからわかってくれると思うんだが……って。 でもそれを弐乃助は見てた。 で、ぐるぐる思考に焼き餅も加わって更に手に負えなくなっていくのです。 どうせどうせって始まって。

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どうせこんな俺よりも空也の方が良いに決まってる、いつも俺と一緒にいる時は困った顔しかしない。どうせ俺なんか愛想つかしたんだろ、みたいなもう負のスパイラル。 で、最終的にそれが爆発しちゃうんですね。 どうせお前だってそう思ってるんだろ！ってユウキに攻撃しちゃう。

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弐乃助の反発が酷かったのは、ユウキが好きだから。大部分は焼き餅だったし、半分くらいは甘え。許してくれるユウキに甘えて、自分でも気が付かないうちに気持ちが膨らんでいって。 それが悪い方向に出ちゃったから、ユウキに対して攻撃的になっていくわけです。

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「どうせお前だって兄貴と一緒になって俺を馬鹿にしてるんだろ！！」って言い始めるんですよ。「そんな事無い！」って言うけれどそんなの嘘だって思いこんでる。 で、弐乃助の最悪な所なんだけど、相手がユウキだから強気になって出てるんですよ。 相手は弱い女の子。だから自分が優位に立てるって。

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例え弐乃助でも、力に訴えれば女の子のユウキに負ける事はない。ごく普通の女の子だから腕力だって弐乃助に比べたらやっぱり弱いし。 で、どうしたかって力尽くになっちゃうんですよ。自分が絶対負ける事のない相手だから。最低だね！弐乃助！！！（萌）

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ユウキも弐乃助が好きだからやっぱり甘くなるし、本気になれない。そこに無意識につけ込むわけですよ。で、もう思考が落ちる所まで落ちてるから、弐乃助はユウキに酷い事してやろうって思ってるわけですよ。 どうせ俺は最低だと思ってるんだから、最低な事してやるよ！って。つまり犯そうとする。

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流石に好きな相手でも突然襲われたら拒絶するわけで。その拒絶も悪い方に取っちゃった弐乃助は俄然マイナス思考に拍車かけて、力尽くでユウキ押さえつけにかかるんですね。もう頭に血が上ってるから自分が何してるのかも良くわかってない。 どうせ、って良いながら無理矢理ユウキを押さえ付ける。

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「やだ！！」って叫んで、弐乃助に渾身の力で平手打ちするんですね。もうこっちも犯されそうになってて形振り構ってらんないし、兎に角何とかしなきゃって事で頭が一杯。 力一杯叩かれたおかげで我に返った弐乃助は、自分が何をしようとしたのかに気付くんですよ。

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ユウキを組み敷いた状態で、そして押し倒された彼女の制服は乱れてるし。で、もう涙目になってこっちみてるユウキに居たたまれなくなって、弐乃助は逃げちゃうんですよ。 忍術使ってドロンと消えちゃう。残されたのはユウキただ独り。 それ以降。ぱたりと弐乃助の姿は見えなくなってしまう。

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居なくなった弐乃助を捜してあちこち学園を探すけれど、全然見つからない。 今までは弐乃助もユウキに見付けて欲しくて、「一緒に帰ろう？」って言って欲しくて見つかるように隠れてたけど、流石に犯そうとしたのに気付いた今は顔を合わせられなくて本気で隠れちゃってるからユウキには見付けられない

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「弐乃助どこー！？」って「出てきて！」って叫んでも影すら掴めなくて、途方に暮れながらもひたすら探し続ける。 お腹空いてるだろうって思って、いつも一緒にご飯食べてた所におにぎり置いておくと無くなってるんですよ。「弐乃助の馬鹿」って空になったそれを見て呟く。

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探しても見つからなくて。でもご飯置いていけば食べてくれるから、学園にいるのはわかってる。 置いていくご飯は弐乃助が好きだったもの。好物だったら出てきてくれるかな、って思ってもやっぱり出てきてくれない。 何日経っても出てきてくれなくて、寂しくなってくるんですね。

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今までずっと一緒で。強がり言う弐乃助も、背中丸めていじける弐乃助も、ユウキは好きだった。それを思い返して、今は傍にいない彼に泣いちゃうんですよ。どこにいるの、って。 探しながら、そして一人で泣きながら。「弐乃助、出てきて！」って叫んで。

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「なんでごめんなさいって言ってくれないの」って泣きながらどこにもいない弐乃助にいうんですよ。 「ごめんなさいって言ってくれなきゃ、許してあげられないじゃない！」って。 怒ってないよ、って。もういいよって言いたいのに言わせてくれないわけです。

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そうやって泣いてるユウキを当然弐乃助は見てるわけですよ。 泣かしちゃった、っていう気持ちと出て行きたいけど気まずいって気持ちと。 で、どうしようって迷ってた時、ユウキに見つかるんですよ。「みつけた！」って。 泣き顔だけど、でも笑ってくれる。

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でぎゅうって抱きしめてくれるんですね。また逃げたりしないでって。そんなユウキに弐乃助はわかったって言ってくれるんだけど、でも『言葉』がでない。 「何か言う事は？」って聞かれても。あーとかうーとかしか出ない。 「弐乃助。何か言う事があるでしょ」って叱られるんだけど。

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で、そこでやっと「……ごめんなさい」って言うんですよ。その言葉ににっこりユウキが笑って「許します」って言うんですね。 で、弐乃助の手を握って「一緒に帰ろう？」って言ってくれるんです。いつもみたいに。それが凄く嬉しかった。

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で、ユウキは「弐乃助だったらいいよ」って言うんですよ。「したいなら、してもいいよ」って。恥ずかしそうに。当然弐乃助はもうバニくるわけなんだけど。 「だってお前あの時俺の事思い切り平手打ちしたじゃん」ってｗ 「あれは弐乃助が悪い」って怒られるんだけど。

ゆん @mboxtw3

好きな人が好きで望んでくれるのならしてもいいけれど、あの時の弐乃助はただ傷付けたくて犯そうとしてたわけで、愛してくれる為じゃないでしょ、って叱られて「……はい」としか言えないわけで（笑） だからアレは駄目、って怒られたわけです。ちゃんと愛してよ、って。

ゆん @mboxtw3

で、弐乃助が好きって言ってくれるんですよ。そういえばずっと曖昧だったなって。 ずっと一緒にいたし、そんな雰囲気ではあったけれどお互いに告白した事もなかったし、はっきりとこの関係を示した事がなかった、って。 「で、弐乃助は？」って聞かれて恥ずかしくて言えない弐乃助ｗ